« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »
ブログのアクセスが少しずつ増えてきて、とうとう1カ月間で2万アクセスを超えました。
このまま推移すると、1年間で30万アクセス近くになります。
ふ〜む。
びっくりするような数字です。
プロバイダであるニフティのランキングも、ついこのあいだブログ全体で598位になりました。
2010年の6月に始めたときには、こんなにアクセスが増えるなんてまったく想像できませんでした。
読んでくださっているみなさん、ありがとうございます。
これからも介護の現場に役立つ記事をのせていきたいと思います。
でも、介護の記事だけでなく、釣りの記事も読んでくださいね。
3月末からシーズンが始まります。
今年も70センチオーバーをねらいます。
フフフ。
(泉田照雄)
イズミダが勝手に選んだ2011年おすすめブログ記事第9位から第6位までを紹介します。
★第9位 多くの施設が「グレードアップケア・プログラム」で無事開設
◆グレードアップケアを導入している『大宮フロイデドルフ』がいよいよ開設を迎えます
◆グレードアップケアプログラムを導入しているプレーゲ船橋がいよいよ開設。
◆千葉県成田市の長寿園、新型施設に引っ越し後、順調なスタート、稼働率98.4%!
グレードアップケア・プログラムは、開設をスムーズに行うためのプログラムでもあります。
今年は多くの施設が開設支援プログラムとして使い、無事に開設することができました。
フロイデドルフの管理者矢内クンからはつぎのようなメッセージが届きました。
「開設準備も含め、施設運営に関して多大なるアドバイス等をいただき本当にありがとうございました。
お陰様で施設運営も軌道にのり、現在は入所・ショートを合わせ稼働率100%を維持しております。
開設に向けての職員採用時には介護未経験者が80%以上だったにもかかわらず、施設運営できていることが不思議に思います。」
不思議ではありません。
矢内クンをはじめとするスタッフのみなさんの努力と運営の仕組み(グレードアップケア・プログラム)があったからです。
★第8位
◆毎週月曜日掲載 介護の知識50 その14『要介護度の高い高齢者における頻便のメカニズム』
「介護の知識50」の記事は、人気記事ランキングにもたくさんランクインしていますが、この記事は、参考になるのではないでしょうか。
これからの排泄ケアの方向性もわかります。
★第7位
むせの多い方への対応を通して、食事のケアは、食事形態と食事介助だけではなく、トータルなケアなのだということがわかりました。
今年は、たんがらみへのケアが、やはり、吸引等をするだけではなく、トータルなケアなのだということが、「第3回全国先端ケア研究会」でわかりました。
★第6位
◆グレードアップケアにおける総合記録シートのダブルチェックのポイント 保存版 むせや痰がらみを見過ごさないでくださいね
◆総合記録シートのダブルチェックのポイント10 三重県松阪市さくら園
隔週水曜掲載 さくら園介護の知識5 ~ その3 総合記録シートのダブルチェックのポイント ~三重県松阪市 さくら園
◆総合個別記録シートのダブルチェック用のメモ用紙 愛媛県東温市(とうおんし)ガリラヤ荘の高橋クンが工夫したのものを作りました。
ダブルチェックのポイントについては、これらの意見や先進施設の意見をとりいれ、「第3回全国先端ケア研究会」で、現時点での「まとめの案」を提案しました。
来年の「先端ケア研究会」までに、先進施設と情報交換をしながら、もう少しバージョンアップしたものを作りたいと思っています。
(泉田照雄)
今年は、三重県さくら園金谷副施設長の提案で、補助食の試食会をひらきました。

「これはおいしいね」「これはビミョーだね」。熱心に試食する大分県鈴鳴荘の藤原クンと大分県むさし園の市原クン、榎田クン。
2月19日〜20日、北海道富良野市で「第3回全国先端ケア研究会in富良野」が開かれました。
昨年を上まわる約150名が参加。
今年は特別講義として、「補助食の試食会」を行いました。
日頃、あまり口にすることのない補助食がどんな味なのか? 10種類を食べ(飲み)くらべました。
必要な栄養がとれるのはもちろんのことですが、入居者が口にするものですから、できれば「おいしい」ものの方がいいに決まっています。
会場では、
「これはシャレにならないくらいまずいね」
「これはおいしいし、食べやすいんじゃないかな」
「すっぱいフルーツ系の味は覚醒が悪い人にはいいかもしれんね?」
「これだけ甘みがあれば、味覚が減退している人にも味を感じてもらえて、摂取量がふえるかもしれないね」
など、さまざまな話し合いがなされていました。
漫然と補助食を提供するのではなく、少しでもおいしいものを提供する、また、入居者の状態にあったものを提供する、そんな視点で補助食を見直すきっかけになったのではないでしょうか。
そして、補助食よりもふつうの食事のおいしさがわかったはずです。
ふつうの食事を食べることができるような食事ケアの重要性もあらためて知ることができたのではないでしょうか。
(泉田照雄)
2月19日(日)〜20日(月)、北海道富良野市で「第3回全国先端ケア研究会in富良野」(2月19日〜20日)が開かれました。
丸2日間、午前10時から午後5時までつづくタフな研究会にもかかわらず、全国各地から昨年を上まわる約150名が参加。
重度化に対応した「グレードアップケア」に使う基礎介護を学びました。
研究会開催中の北海道富良野市は、最低気温が−20度を下回るような寒さ。
来年度の自施設での基礎介護研修にいかすため、みなさん熱心にメモをとっていました。
全国高齢者ケア研究会での基礎介護の研修は、来年また2月に、北海道富良野市で「第4回全国先端ケア研究会」を行う予定です。
それまでは、各自、今回持ち帰った課題をもとに、1年間、自施設でのレベルアップをはかります。
その実践をまた来年、持ち寄る予定です。
介護施設の入居者の重度化はますます進みます。
来年もそれに合わせた情報を提供したいと思っています。
ボランティアで事務局を行っていただいた北の峰ハイツの高橋クン、近藤クン、伊藤さん、ありがとうございました。
来年もお世話になってもいいですよネ。
(泉田照雄)
『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』 浅田次郎 文芸春秋 11
浅田次郎のエッセイをよく読む。
須賀敦子や村上春樹のエッセイもよく読むが、2人の文章は僕にとっては体にじんわりとしみこんでくるようなよさがあり、ひとつひとつの文章そのものも味わい深い。
「肌の合う文章」なんだと思う。
まあ、好きなのである。
浅田次郎の文章のひとつひとつは、僕にとっては体にしみ込んでくるようなものではない。
ひとつひとつの文章は、あまり好きではないタイプである。
ちょっとオジさんくさい。
それでも、浅田次郎のエッセイをよく読むのには、2つの理由がある。
一つは、構成がとってもうまいのだ。
「うまいなぁ」と唸らざるを得ないくらいうまいことが多い。
もう一つは、そこで語られている物語が心にしみる。
さすが『壬生義士伝』『鉄道員(ぽっぽや)』を書いた浅田次郎である。
じんわりとしみこんでくる。
「うまいなぁ」「しみるなぁ」なんて、まるでおいしいお酒みたいだ。
かくして、浅田次郎の新刊を見つけると、「うまい」「しみる」を感じたくてついつい買ってしまうのである。
期待を裏切られたことはない。
これも歴史ある老舗のバーのカクテルに似ている。
いつもおいしいんだなぁ。
(泉田照雄)
2カ月ほど前から、人気記事ランキングの内容に変化がでています。
ブログの右端にある「人気記事ランキング」は、過去1カ月間のアクセス数を集計してつくられています。
プロバイダのニフティが勝手に作ってくれるんですね。
ここ最近は、基礎介護の記事が上位に入ってくるようになりました。
とくに「介護の知識50」の記事は、つぎつぎとランクイン。
人気アイドル歌手のようになっています。
また、新人育成時期が近づいてきたため、「新人の離職を防ぐのに効果抜群! エルダー制 エルダーに向いている人は」の記事が、かなりの人気を集めています。
ブログ内検索を上手に使って、必要な記事をさがしてくださいね。
(泉田照雄)
介護施設の環境セッティングは、①認知症のケア、②身体介護、③暮らしのうるおいの面から見て、とても重要であることは、これまで話してきた通りです。
①認知症のケアでは、家庭的な環境は、リロケーション・ダメージを防ぐ助けとなります。
②身体介護では、筋力の維持、食事ケアと強い関連があります。
③暮らしのうるおいに関しては、説明するまでもありませんよね。
北海道鷹栖町の鷹栖さつき苑に、入居者がくつろぐためのすてきな雰囲気のスペースがあるので、紹介します。
「第2のリビング」と言われるような場所です。
壁につけられた小さな棚に観葉植物や絵が飾ってあるのがいいですね。
テーブルの上には水槽が置かれ、金魚(熱帯魚だったかな?)が泳いでいます。
施設の環境セッティングがこんな雰囲気になっていけば、入居者はもっと快適なのではないでしょうか。
(泉田照雄)
2011年、このブログには、約300の記事がアップされました。
今回から3回にわたって、それら記事の中から、「ウーム、なかなかいいのではないだろうか、フムフム」と思える記事を15個ほど紹介します。
年明けにやろうと思っていたのですが、思うように時間がとれなくて2月のなかばになってしまいました。
第15位から10位までを紹介します。
★第15位
◆食事のときになかなか覚醒しない方がいらっしゃいます。どのような対応をしたらいいでしょうか?
★第14位
◆ケアがうまくいきました。不眠の方が元通りの生活を取り戻しつつあります。その1
◆ケアがうまくいきました。不眠の方が元通りの生活を取り戻しつつあります。その2
◆ケアがうまくいきました。不眠の方が元通りの生活を取り戻しつつあります。その3
★第13位
◆96歳でオムツを外してしまう方がいます。どのような対応をすればいいですか? その1
◆96歳でオムツを外してしまう方がいます。どのような対応をすればいいですか? その2
◆96歳でオムツを外してしまう方がいます。どのような対応をすればいいですか? その3
★第12位
◆とろみのつけ方 その1 ポタージュ状、シロップ状、ジャム状
◆とろみのつけ方 その2 トロメイクSPとソフティア2ゲルの使い分け
◆とろみのつけ方 その3 おかゆでむせる方がいます。どのような対応をしたらいいでしょうか?
★第11位
◆ラスト10分はあまりにも切なくて忘れられない。去年、もっとも衝撃を受けた作品。DVD『グリーン 森を追われたオランウータン』監督パトリック・ルークセル 発売アイ・ヴィー・シー
★第10位
◆毎週月曜掲載 介護の知識 その9『なかなか水分を取ってくれない方への水分補給の工夫』
昨年は基礎介護について勉強した年でした。
基礎介護の記事が目立ちますね。
11位の『グリーン』はどうしても外せませんでした。
いろいろなことを考えさせられるビデオです。
(泉田照雄)
第1回の先端ケア研究会で、講義する美瑛慈光園の安藤部長と佐藤係長。
具体的で、とてもわかりやすく解説してくださいます。
介護の知識50 その21 『褥瘡(じょくそう)の原因と好発部位と除圧の事例』
今回は介護施設で最も多いといわれる、仙骨の褥瘡(じょくそう)の除圧の解説をします。
1.褥瘡の原因
褥瘡は、皮膚に長時間にわたって圧が加わり、血流が途絶え皮膚が壊死(えし)することでおこります。
清拭(せいしき)が不十分で皮膚が不潔であったり(たとえば皮膚がふやけたり、破れたりする)、低栄養であったりすると、褥瘡が起こる可能性は高まります。
2.褥瘡の好発部位
介護施設で褥瘡がもっともできやすいのが「仙骨」です。
ついで、踵(かかと)、腸骨、大転子部、尾骨、坐骨、脊柱・・・と続きます。
仙骨に褥瘡ができやすいのは、あおむけに寝たとき(仰臥位)、仙骨に体重の約5割が集中するからです。
寝たときに仙骨に最も体重がかかりやすいのです。
かかとにできるのも同じ理由です。
足の重みをかかとという「点」で支えるため強い圧がかかり、血流が悪くなって、褥瘡が起こります。
マヒや拘縮(こうしゅく)があって、横向きに寝ている(側臥位)ときは、腸骨に圧が強くかかるので、褥瘡ができやすくなります。
ベッドや車いすやいすに座っているとき(座位)は、座骨や仙骨に褥瘡ができやすいです。
褥瘡の予防で最も大切なことは、圧が特定の場所に長時間集中的にかからないようにすること(除圧)です。
3.(ナーセントパットを使った)仙骨の除圧の事例
(1)座位の場合
↓ナーセントパットを2本、椅子の座面に並べます。
.
↓仙骨から左右どちらかにずれてできている場合には、褥瘡のある側の背中にもう1本いれて、除圧します。ななめ前方に体圧が分散されます
(2)臥床時
背部と大腿骨の裏に、ナーセントパットを差し込みます。
仙骨、腸骨、大転子部、肩甲骨が除圧されているのを手を入れて確認します。
手がすっと入るくらいなら、圧は分散されています。
微調整をして角度や位置を変えた場合は、その都度確認するようにしましょう。
↓膝関節に拘縮がある場合は、足の重さで下側に両足の荷重がかかるため、下側の大腿部にもナーセントパットを入れて、体圧を分散させます。
膝関節が重なる場合は、間にビーズクッションを入れます。
↓また、踵(かかと)がつく場合は、広い面で支えるように、クッションを入れます。
かかとの場合、ゴソゴソ動かせる方はクッションがずれてしまうので、ベッドのマットレスを工夫して、足全体で圧を受けるようにする方がいいでしょう。
(介護の知識50 その35より)
鷹栖さつき苑 尾上 健介

『一流選手の親はどこが違うのか』 杉山芙沙子 新潮新書 10
[Father&son]
高校3年生になるまで、僕は父と成績や進路、ましてや人生についてなど、話したことがなかった。
叱られた記憶もない。
かといって、ほめられた記憶もない。
父と長い話をしたのは、高校3年生の冬、大学の合格発表の日だった。
たしか、中央大学だったと思う。
その年僕が受けたなかで最後の発表…。
勉強をしていていなかったから当然なのだけれど、つぎつぎと不合格になっていた僕は、当然とはいえ、それなりに落ち込んでいた。
家を出る直前、父は急におれも行くと言い出した。
思った通り不合格だったことを確認した後、僕たち2人は、つたのからまる古びた塀沿いの道をとぼとぼと歩いていた。
寒い日で、空は灰色にどんより曇っていた。
「進路のことはおれが一緒に考えてやる」
父はそう言った。
その後、近くの喫茶店に入り、これからの時代は理系が有利だとか、こういう企業に入った方がいいぞみたいなことを話してくれた。
僕自身は理系に進学するつもりはまったくなかったし、就職のことなんて想像もできず、目の前の浪人決定という事実に気持ちが沈み、父の話はほとんど聞き流していた。
父は長い人生をどう歩いていったらいいか、ここが息子が成長する大切なポイントであると思い、一生懸命話してくれたのだろう。
ただ…今でもそうなのだけど、父は話しだすと長い、というか止まらない(笑)。
こういうとき、子どもは話を聞き流してしまう。
罰あたりなことに。
話の内容はともかく、「進路の話はおれが一緒に考えてやる」と言ってくれた父の気持ちは今でも僕の心にしっかりと残っている。
父はたぶんその一言が言いたくて、柄にもなく、息子の合格発表につきあったのだと思う。
あの日「ありがとう」と言えなかった僕に、記憶の中の父はいつでもやさしく微笑んでいる。
(泉田照雄)
今年度、私が一番好きな写真です。
久々のブログです。
昨年の富良野基礎介護キャンプでは、高齢者ケア研究会の仲間からのたくさんの励ましをいただき、新たな一歩を踏み出すことができたと感謝しています。
あれから1年が経とうとしています。
私にとってこれほど長いと感じた一年はありませんでした。
泉田先生から平成23年度は、「特養のことだけを考えること」という宿題を1年前にいただいていました。
いろんなことがあり、いろいろな思いがある中、今自分がやるべきことだけに集中しようと言い聞かせる毎日でした。
ふりかえってみると、得ることが多く貴重な1年だったと思います。
多くの方の支えと協力、またさくら園のスタッフの努力のおかげで、以下の3つを実現することができました。
さくら園のスタッフのがんばりはすごかったと思います。
① 稼働率トータル98.2%(4月~1月末までの10ヶ月、長期入居者のみ、ショートステイの空床利用等は含まない)
② 退所から入所までの平均日数 2.2日。
③ スタッフの離職者ゼロ。
④ 介護職員の5連休取得(夜勤明け入れず)⇒希望者は全員。
高齢者ケア研究会の仲間の全ての方に 「ありがとうございました![]()
」
もうすぐ平成24年の富良野基礎介護キャンプです。
1年ぶりにみなさんとお会いできるのが楽しみです。
さくら園 副施設長 金谷龍太郎
※関連記事
◆介護スタッフ全員が5連休を取得!スタッフの喜びの声を紹介します。~北海道鷹栖さつき苑~
2.ベッド(リクライニング式車いす)で食べる場合
いす(車いす)ではなく、ベッド(リクライニング式車いす)で食事をとった方がいいかどうかを考えるのは、つぎのようなときです。
1 体がそることで、頭も一緒にそりかえり、あごを引いた食事姿勢がとれない場合
2 頭を支えることができなくて、支えようとすると首に力が入ってしまう場合
1の場合は、正しい食事姿勢をとるために頭をヘッドレストや背もたれで支えることが必要になります。
頭を支えたあと、頭の下に枕やクッションなどをしいて、あごを引いた食事姿勢になるように調整します。
2の場合は、首に力が入ってしまうと、食べ物をのみこむ筋肉がうまく働きません。
首の力が抜けるように、頭を支えることが必要になります。
3 離床すると本人の状態が悪くなるくらい体力がおちているとき。
上記の3つのことに注意して、椅子(車いす)での食事がいいのか、ベッド(リクライニング式車いす)での食事がいいのかを判断します。
ベッド(リクライニング式車いす)で食事介助をするときの注意点は、次の3つです。
①リクライニングを倒す角度は30度まで。
体の後ろ側へのそりがある人、頭を支えるのが難しい人などの場合、背もたれの角度が高いと、姿勢が安定しないことがあります。
背もたれを倒して姿勢を安定させる場合、背もたれは30度くらいまで倒しても大丈夫なことがあります。
30度が基本ではありませんよ。
80度から30度までの角度のあいだで、本人が最も食べやすい角度を探してください。
②あごをひいた状態にする。角度は指3本くらい。
あごが上がった状態だと、物を飲み込むための筋肉を動かしづらいです。
天井を見てあごをのばした状態でつばを飲み込んでみるとよくわかります。
多くの人がかなり飲み込みづらいはずです。
あごをひいてつばを飲み込んでみると、飲み込みやすいことがわかります。
③麻痺側のほうに枕をあて、健側をやや下にし軽く側臥位をとる。
麻痺がある方の場合、麻痺側の頬に食べ物がたまりやすくなります。
健側を下側にすることで、咀嚼・嚥下をしやすくし、食べ物がたまることを防ぎます。
また、介助者が健側から介助をすることで、入居者の食事への集中力が高まります。
鷹栖さつき苑 尾上健介
※関連記事
◆座位をとりにくい方の車いすでの座位のとり方 ケース1 その1
◆座位をとりにくい方の車いすでの座位のとり方 ケース1 その2
沖縄の今帰仁城跡(なきじんぐすく)で、夜桜を見ていると、桜の木からカラス大のコウモリがバサバサと飛び立つのが見えました。
桜の木に近づいていくと、枝があちこちでユサユサと揺れています。
目をこらすと、枝にコウモリがしがみついていて、桜の花を食べていました。
何十匹といました。
フルーツだけを食べるフルーツバットで、オリイオオコウモリと言うのだそうです。
枝から飛び立つときに、シャーとおしっこを飛ばし、カメラマン・ヘンミさんの頭にかけていきました。
地元のタクシー運転手の話では、このオシッコは酸性が強いらしく、車の塗装にかかると色が変色してしまうそうです。
翌日、ヘンミさんの髪の毛がだいぶ抜けていました(ウソです)。
(泉田照雄)

『もういちど村上春樹にご用心』 内田樹 アルテスパブリッシング 9
この本の96ページに次のように書いてあります。
《 「地図もガイドラインも革命綱領も『政治的に正しいふるまい方』のマニュアルも何もない状態に放置された状態から、私たちはそれでも『何かよきもの』を達成できるか?」
これが村上文学に伏流する「問い」である。》
この文章を読んだときに、村上春樹の小説を読んでいると、自分自身の生き方を考えてしまう理由がわかりました。
もう一つ、97ページにこんなことが書いてあります。
《 「霊性」というのは、「つながっている感覚」だというのは私の基本的な理解です、
時間的にも空間的にもどこまでも広がっているネットワークの中に自分がいて、自分がいることで「何か」と「何か」がつながっている。自分がいなくなってしまうと、その「つながり」が途絶えてしまうかもしれないから、生きている間にがんばって、その「つながり」を自分抜きでも機能するようにしておく…というのが「霊的成長」ということではないかと思います。
中略
霊的成長というものがあるとしたら、それは「私がいなくても、みんな大丈夫。だって、もう『つないで』おいたから」というかたちをとるんじゃないかと思います。》
この部分を読んだときに、自分が進むべき道の上にかかっていたもやが少し晴れたような気がしました。
とっても勉強になりました。
(泉田照雄)
中央が高橋総合施設長。左はむさし苑の市原くん、右は鈴鳴荘の田辺さん。
全国高齢者ケア研究会には、「TEA CLUB」があります。
会員はわずか6人。
2009年にスタートして、今年で3年目を迎えます。
メンバーは、「現場を離れることが多くなり、入居者との会話も少なくなり、だんだんと偉そうになり、不遜になり、人の話を聞かなくなり、経営の数字のことにはうるさいが、最新のケアのことがまったくわからない最低な」理事長、施設長、現場統括にならないようにと、月に1回くらいは、自らが現場のスタッフとともに入居者とお茶会を開くことを決めた人たちです。
会員の中には、コツコツとお茶会を続ける「優良会員」とお茶会が開けない「不良会員」がいます。
まあ、みなさん忙しいので仕方ありません。
大分県国東市鈴鳴荘の高橋総合施設長がいよいよお茶会をスタートすることになりました。
有田に出かけたときに、「TEA CLUB」用のカップを買い、嬉野のお茶を買ったそうです。
本人曰く「今年はやりますよ〜」。
がんばってくださいね、高橋さん。
(泉田照雄)
屋根より高い♪雪山です
(鷹栖さつき苑駐車場)
2月2日・3日と泉田さんを講師に招いてリーダー勉強会をしました。
特養さつき苑の申し送りを見ていただいて、アドバイスをいただきました。
とても大切なことを学ぶことができたので、まとめてみました。
施設の全体の介護力を上げる方法は2つあります。
1つは『研修』です。
研修には3種類あり、
①介護スタッフ全員対象の「基礎介護研修」
②リーダー以上対象の「介護の知識50の研修」
③外部研修
です。
②の研修は研究会で2月に富良野で開催する、「全国先端ケア研究会」で学ぶことができる「介護の知識50」をもとに、自分たちの施設や事業所で実施します。
もう1つは『ルーティンワークの中でのレベルアップ』です。
ルーティンワークの中でのレベルアップは4つあります。
①申し送り
②ユニット会議(ケースカンファレンス)
③リーダー会議(ユニット会議で解決困難な利用者のケースカンファレンス)
④ダブルチェック
です。
④のダブルチェックで確認し、予防的なケアやリスクを知って対応することで、ケアが後手にならずお年寄りの生活を守っていくことができます。
ルーティンワークの中で、根拠や原理を添えて具体的なケア方法を教え指示することでケアのレベルがあがっていきます。
たとえば、薬が変わったのであれば、なんのための薬でどんな作用があり、副作用は何で、実際にどんなときのどんな症状に気をつけ、どのように対応するかを伝えます。
ケア方法は、20秒以内にまとめて話すことが大切です。
ダラダラと長く話しても、伝わるものではありません。
介護主任や現場統括は、出勤したら引き継ぎ内容を確認し、今日何を指示するかを簡潔にまとめておく必要があります。
指示したケアでお年寄りの状況がよくなった時には、「よかったね。よくやってくれたね。」と一緒に喜び、褒める
と職員のモチベーションはあがり、学ぶ気持ちが高まり、ケアがよくなっていきます。
上司の知識、技術以上にスタッフの能力が伸びることはなかなかありません。
なかでも利用者100人以下の介護現場では、施設長、現場統括責任者の知識量、技術が大切です。
小規模多機能居宅介護、グループホームのような小さな事業所であれば、管理者の知識、技術がすべてを決めてしまうと言っても過言ではありません。
一生懸命勉強し、よいケアを行い、お年寄りの笑顔
をたくさん作っていきましょう![]()
(北海道鷹栖さつき苑 介護部長 谷本政美)
大分県国東市のむさし苑と鈴鳴荘では、大分県しいたけ料理コンテストに出品します。
むさし苑と鈴鳴荘では、これまでにも「きのこプリン」を開発し、販売したりして、地域振興に一役買っていますが、今回はしいたけ料理コンテストへの出品だそうです。
しいたけキムチはかなりおいしかったので、賞をもらえるような気がするんですけど、どうなんでしょうかね?
白菜の代わりにしいたけを使ったキムチです。
大分県はしいたけの産地なんです。
(泉田照雄)
※関連記事
なかなかの表情です。
沖縄本島から飛行機で30分ほど飛んだところにある久米島には、「久米島ウミガメ館」があります。
ウミガメ館というだけあって、ウミガメしかいません。
あとは貝殻の展示だけというなかなかの水族館ですが、寄ってみるととても楽しいです。
アカウミガメ、アオウミガメ、マイタイ(これはカクテルの名前ですね)、タイマイの区別がわかるような展示になっていますが、このカメはなんだったっけなぁ。
というようなことになっても、カメを見てるとなごみます。
カメの種類はわからなくなってしまいましたが、ウミガメがビニールや釣り針を飲み込んで死んでしまう写真を見ていると、答えは出ないけれど自然と人間の関係について考えてしまいます。
久米島ウミガメ館スタッフ日記はこちらから。カメの種類もこちらで調べてね。
※関連記事
加計呂麻島( かけろまじま) 日記3 アマミノクロウサギの交通事故死急増!
(泉田照雄)
片栗粉でかためたゼリー。
しんしんと寒さがしみる冬の朝、入居者から、「お茶ゼリーは冷たくて食べたくない」と言われることがあちこちの施設で起きています。
言葉を発することができない人は、体の状態は悪くないのに水分摂取量(せっしゅりょう)が減ることで、 「キンキンと冷えたゼリーなんて冷たくて飲みたくない」という言葉にできない気持ちがわかります。
大分県国東市のむさし苑では、そんな方たちのために、あたたかいお茶ゼリーならぬ「くずゼリー」を提供しています。
本物のくずを使いたいところですが、コストの面から片栗粉です。
それでも、ほっこり、ぽかぽかな飲み物は入居者の方に喜ばれると思います。
のどの奥に残さとして残ったときに体温で溶けないので、誤嚥に注意しながら提供してくださいね。
利用者の気持ちをくみとって、このような工夫をすることは、とても大切ですてきなことだと思います。
ケアの基本です。
※関連記事
◆とろみのつけ方 その2 トロメイクSPとソフティア2ゲルの使い分け
(泉田照雄)
日本一早いスイカ、今帰仁(なきじん)スイカの試食中。後ろのおじさんがこの人はスイカを片手にニコニコして何をしてるんやろか?と微笑んでいます。ブログ用の写真を撮っていたんですね。
スイカというのは夏に食べるものですが、真冬の1月にスイカを食べました。
世界遺産今帰仁城(なきじんぐすく)で、農協の人が「日本一早いスイカだよ〜。試食してってヨ〜」と宣伝していました。
「なきじんすいか」というんだそうです。
なきじんは「今帰仁」と書きます。
このあたりの地名ですね。
「真冬にスイカ」というミスマッチがなんだかとてもぜいたくな気がして、試食を2ついただいてしまいました。
別に真冬にスイカを食べなくてもいいんですけど、困ったもんですね。
最近のコメント