◆新人の離職を防ぐのに効果抜群! エルダー制 エルダーに向いている人は?
グレードアップケアでは、新人職員の離職を防ぐために、エルダー制をとりいれています。
多くの施設で効果があり、離職率がさがっています。
エルダー制を実施してから、職員が一人も辞めなかった施設もあります。
グレードアップケアに取り組んでいる施設では、そろそろエルダーをするスタッフ向けの勉強会を計画・実施する時期です。
今年もエルダーを誰にするかで、現場統括責任者は頭を悩ませているのではないでしょうか?
僕も各地の研究会で、「エルダーになる人は、どのような人、どのくらいの勤務年数の人がいいのか?」という質問をよくされます。
僕は、エルダーを誰にするかという基準は、「人柄が第一」だと思っています。
まじめな人、コツコツ努力する人、人のために仕事ができる人、いろいろなとらえ方があると思いますが、器用でずるがしこい考え方をするような人はエルダーには向きません。
人柄のよさが、選択基準の第一です。
勤続年数は3年以上と言いたいところですが、施設によっては、勤続3年以上の人がほとんどいないとか、勤続3年以上の人に人柄がいい人がいない(困ったことですが実際にあるんですね)、なんてことがあるので、その場合は、勤続2年以上のスタッフから選びます。
エルダーは新人に「介護の知識や技術」を教える人であるとともに、「仕事への取り組み方」を教える人でもあります。
「だいたいでいいんだよ」とか「一生懸命やっても、疲れるだけだよ」とか「まじめにやっても評価されないよ」とか言うことをエルダーが新人に教えたとしたら、新人の仕事への取り組み方は間違ったものになってしまいます。
仕事への取り組み方は、人生を左右する重要なことです。
「エルダーは人柄が第一」と僕が考えているのは、「仕事への取り組み方」を学ぶことが新人にとってとても大切だと思っているからです。
「エルダー制度を始める事業所のみなさんに…」の記事を読んでいただくとわかりますが、「エルダー制の実施にあたっては、OJTチェック表よりも面談を重視して欲しい」、「極論すれば、OJTチェック表は使用しなくてもかまわない」と僕が言っているのは、新人スタッフの未来のために、「仕事への取り組み方」をきちんと教えて欲しいと思っているからです。
新人を大切に育てるということは、仕事の技術を習得してもらうことでもありますが、仕事への取り組み方を通して人生への向き合い方も習得してもらうことでもあるのです。
(泉田照雄)
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