2017年2月 1日

◆2017年2月10日〜11日 北海道旭川市で開かれる「第8回全国先端ケア研究会in北海道・旭川」=基礎介護ミーティングの申し込みを開始しました。どなたでも参加できます。今年はインターネットからの申し込みです。

参加申し込みをスタートしました。

しばらくこの記事をブログのトップにアップします。

新しい記事は下にあります。

12月7日で申し込み者が定員に近づいております。

研究会参加の各施設の皆さん、早めの申し込みをお願いいたします。

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 2017(来年)2月10日(金)~11日(土)に開かれる「第8回全国先端ケア研究会in北海道・旭川」の申し込みがスタートしました。

 今回から専用ウェブサイトでネットからの申し込みになります。

 ↓専用ウェブサイト クリックすると申し込みページにジャンプします。

 https://www.mwt-mice.com/events/asahikawa2017/login

 電話、FAXでの申し込みはできません。

 ご注意ください。

 ウェブサイトでの申し込みについては下記へお問い合わせください。

 名鉄観光旭川支店 電話0166(23)4711 担当 中島さん&大森さん

 全国高齢者ケア研究会は、参加施設が力を出しあって運営しています。

 今回の研究会も北海道の各施設が事務局を担っていただいております。

 事務局を担っていただいている各施設の事務負担を少しでも軽減するために、ウェブでの申し込み方法にいたしました。

 ご理解とご協力をお願いいたします。

 オープンの研究会なので、どなたでも参加できます。

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 今年は旭山動物園、日本一の雪景色と言われる美瑛に近い、北海道旭川市の旭川大学での開催です。

 先端ケア研究会は、全国高齢者ケア研究会の会員施設が、その年1年間に取り組んできた新しいケアを紹介する研究会です。

 食事ケア、排泄ケア、認知症ケア等の基礎介護を丸2日間にわたってハードに研究するため、「基礎介護ミーティング」とも呼ばれています。

 研究会の各施設は、ここで得た知識・技術を来年度の研修計画に反映します。

 特別養護老人ホーム等の入居系事業所は重度化が進んでいます。

 重度化に対応した最新のケアを学ぶ研究会ですので、奮ってご参加ください。

 各書類のダウンロードは下記からお願いいたします。

 ↓案内文

 「annaibun2.docx」をダウンロード

 ↓要項

 「youkou.pdf」をダウンロード

 ↓ウェブ申し込みの操作方法

 「websousa.pdf」をダウンロード

↓プログラム(案)

 「program_an.doc」をダウンロード

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 今年の研究会の主な内容は以下の通りです。

 《今年の研究会のポイント(予定)》

1 新しい「介護の知識50」

 重度化した入居系施設に必要なケアの技術、知識を約60のポイントにまとめました。毎年、改良を加えていますが、今年もさらにバージョンアップしました。

2 栄養士のための分科会開催

 今年で4回目を迎える栄養士分科会。

 重度化した施設では多職種協同が欠かせません。とくに食事ケア面での栄養士の協力はなくてはならないものです。

 10日13時30分〜16時まで、栄養士さんの分科会を開きます。

 今回は大分県鈴鳴荘のソフト食の解説と試食(一口ですよ)です。

 大分県鈴鳴荘のソフト食は、個人的な意見ですが、日本一だと思っています。

 行事食を一口ずつですが、試食していただきます。

 また、各施設の栄養士が、カンファレンスやミールラウンド等で、看護部門、介護部門とどのような連携をしているかも発表します。

 定員は50名。

 定員になり次第閉め切らせていただきます。

3 看護師のための分科会開催 

 重度化施設において、医療と介護の連携はとても重要です。

 看護部門は医療介護連携の中心。

 医療連携における看護の役割と看護部門と介護部門がしっかりと連携している先進事例を紹介します。

 北海道北見市の光の苑で行った下剤を使用しない胃ろうの方の排泄のコントロールの事例報告、カンファレンス、医療連携における看護師の役割をお話しいたします。

 定員は50名。

 定員になり次第閉め切らせていただきます。

4 最新の認知症ケア

 レビー小体型認知症と前頭側頭葉型認知症のケアのポイントを解説します。

5 便秘を和らげる腹部マッサージの実演

7 重度化に対応したアセスメントシート

 入居系事業所の重度化は急速に進んでいます。

 従来のアセスメントシートでは、重度化した利用者に対しては十分なアセスメントができません。

 重度化した利用者に対してのアセスメントのポイントと、新しいアセスメントシートを紹介します。

 研究会の内容は若干変更になる場合もあります。

 あらかじめご了承ください。

 全体会の定員は200名です。

 研究会の期間は、中国の正月と重なり、多くの中国人が訪れます。

 さらに札幌経由で旭川に入る場合、札幌での雪まつり期間とも重なっています。

 参加予定の皆さんは、お早めにお申し込みください。

 当日会場でお会いできるのを楽しみにしています。

(泉田照雄)

※関連記事 昨年の研究会の様子

◆約200名が参加。2016年2月9日〜10日 大分県別府市で「第7回全国先端ケア研究会in大分・別府」=基礎介護ミーティングが開催されました。

◆世界一とも言われる大分鈴鳴荘のミキサー食、ソフト食のレシピをまとめた『咀嚼・嚥下困難者のためのプレミアム・ミキサー食』販売中!

しばらくこの記事をブログのトップに掲示します。

新しい記事は下にあります。

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『咀嚼・嚥下困難者のためのプレミアム・ミキサー食』1000円+消費税80円+送料

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 世界一とも言われる大分鈴鳴荘のミキサー食、ソフト食のレシピをまとめた本ができあがりました。

 『咀嚼・嚥下困難者のためのプレミアム・ミキサー食』です。

 カラーで全35ページ。

 これまでブログで掲載したメニューの他にブログで未公開のメニューも載っています。

 本屋さんやネットでは販売していません。

 希望の方は0978-67‐3181(FAX 鈴鳴荘)までファックスしてください。

 1000円と消費税80円+送料がかかります。

 FAXに名前、郵便番号、住所、電話番号を書いてください。

 鈴鳴荘から連絡してくれるそうです。

 ぜひ買ってくださいね。

(泉田照雄)

※関連記事

◆大分県国東市特別養護老人ホーム鈴鳴荘の甘酒がとってもおいしかったです。高齢者にオススメ。レシピあります。

2017年1月31日

◆これからのデイサービスセンターのあり方 地域福祉ケア拠点となるべく複合化を進めるV2

この記事をしばらくブログのトップに掲示します。

2016年7月31日の記事です。

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 これからのデイサービスセンターは「地域福祉ケア拠点」を目指すことが大切です。
 平成26年の「通所介護のあり方に関する調査研究事業」でその方向性が示されています。
 機能強化が求められています。
 一つは重度化対応。これが最も重要です。
 要介護度2〜3くらいの方たちをケアできる力をつける必要があります。
 2つめは、個別機能訓練の強化です。
 理学療法士、作業療法士等を配置して、運動器訓練用のマシンを置き、専門性の高いサービスを行います。
 3つめはサービスの複合化です。
 複合化する事業は以下の通りです。
 1 総合事業のセンター(短期集中型、緩和型、ボランティア型などの通所事業)
 2 高齢者住宅
 3 ヘルパーステーション
 4 居宅介護支援事業所
 とくに居宅事業支援事業所の併設は重要です。
 4つめは住民参画の活動を行い、地域の福祉拠点になること。
 総合事業のサービス事業、総合事業の一般介護予防事業を行い、その中で住民参画の取り組みが行えるといいですね。
 サービス提供拠点になるだけでなく、福祉拠点となることが大事です。
 「福祉拠点」としての存在感を示せるかどうかのわかれめです。「福祉」の視点が大切です。
 5つめは多機能化です。
 複合化と多機能化は違います。
 複合化は多様なサービスを提供する事業所を合築することです。
 多機能化は、デイサービスセンター自体が時間延長をしたり、泊まりの事業をしたり、訪問の事業をしたりといった利用者に対して柔軟なサービス提供をすることです。
 多機能サービスの提供については、常時ということより、緊急対応あるいはときどきそのようなサービスを行うといったレベルでしょう。

 制度のあるなしにかかわらず、利用者のニーズに対応することが重要です。

 ただ、現在の状況を考えると、多機能化よりは複合化の方が実現の可能性が高いです。

※以下の「全国高齢者ケア研究会泉田照雄のブログ」の記事に加筆しました。
http://izumidateruo.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-24b8.html

(泉田照雄)

※関連記事

◆報酬改定とデイサービスの未来 地域包括ケアの視点から(2015年3月の記事です) 

2017年1月30日

◆エビデンスに基づいたケース検討をするための「ケースカンファレンスの進め方シートV1」。

この記事をしばらくブログのトップに掲示します。

新しい記事は下にあります。

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 高齢者ケア研究会に参加する各施設では多職種でカンファレンス(ケース検討)を行っています。

 利用者のカンファレンスを基本通りに進めるための簡単なシートを紹介します。

 「ケースカンファレンスの進め方シート」と言います。

 北海道鷹栖町にある鷹栖さつき苑の波潟幸敏施設長が作ってくれたものに加筆しました。

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 施設内や在宅部門でカンファレンスをするとき、このシートを手元に置いて、この通りにカンファレンスを進めます。

 研究会の各施設では、ぜひ使ってください。

 エビデンスに基づいたカンファレンスができます。

 カンファレンスがスムーズに進みます。

 カンファレンスの時間が短縮できます。

 チームの知識的課題、技術的課題もはっきりします。

 ダウンロードはこちらからどうぞ。

 「kannfarennsususumekatav.pdf」をダウンロード

(泉田照雄)

※関連記事

◆トータルケア概論 その1(全3回) これからの高齢者ケア 特別養護老人ホーム要介護度3時代 重度化ケアの必要性

◆トータルケア概論 その2 これからの高齢者ケア 特別養護老人ホーム要介護度3時代 重度化ケアの必要性

◆トータルケア概論 その3 これからの高齢者ケア 特別養護老人ホーム要介護度3時代 重度化ケアの必要性

 

 

2016年12月 7日

毎週水曜日連載『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート』 認知症ケース第10回 暴言や体調不良ある方の事例(北海道 北見市 光の苑)

 全国高齢者ケア研究会に参加する各施設では、トータルケアに取り組み、先進的なケアを行っています。

 このブログでは、各施設での実践事例を「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート」として紹介してます。

 毎週水曜日掲載です。

 今回は北海道北見市の特別養護老人ホーム光の苑からのレポートです。

 暴言や体調不良のある方へのケアについての報告です。

 ケースの検討は、基本的にICF(国際生活機能分類、International Classification of Functioning, Disability and Health)の考え方をベースに、BPSD治療アルゴリズム(「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行っています。

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◆基本情報

・氏名 10

・年齢 81

・性別 女性

・要介護度 要介護4

・身長 145.5

・体重 58.8

・既往 虫垂炎 胆嚢摘出 白内障 右膝人工関節術 S字結腸癌腹壁浸潤/人工肛門増設

・現病 アルツハイマー型認知症 腰椎脊椎性神経症 

・服薬 ビオスリー配合錠(整腸剤)13

    テオドール錠100㎎(気管支拡張剤)12

    スピノラクトン錠25㎎「トーワ」(降圧利尿剤)11

    クエチアピン錠50㎎「DSEP」(抗不安薬)1日1

    マグミット錠330㎎(制酸剤)11

    セレコックス錠100㎎(消炎鎮痛剤)12

    レバミピド錠100㎎「EMEC」(消化性潰瘍用剤)12

〈頓服〉ゾルピデム酒石酸塩錠10㎎「EE」(睡眠鎮静剤)

◆課題

腰の痛み、胃の痛み、「足がほてる」「(身体が)こわい」等の訴えがある

・イライラしており、ときどき暴言がある

・空腹、水が飲みたいと常時訴える

◆経過

・平成277月光の苑入居。入居当初は車椅子、歩行器併用していた。

・身体の倦怠感・腰の痛みの訴えが強く、イライラしていることが多かった。

・ご家族からの情報では、入居前、療養病棟に入院中に、他の入院者への迷惑行為があり抗精神薬が処方されていた。

・入居1ヶ月後の定期受診より(H27.8月)、抗精神薬 リスパダール錠1㎎、ツムラ抑肝散 服用中止、睡眠鎮静剤 ゾルビデム酒石酸塩錠10㎎を不眠時薬へ変更。

・睡眠鎮静剤は服用後入眠状態変わらず、H28.7月より中止。

・腰の痛みは、平成2710月 腰椎脊椎性神経症と診断。定期で痛み止めが処方開始。痛みが緩和され車椅子の自操を行うようになり、徐々に歩行器使用し独歩ができるようになる。H27.12月頃より車椅子がなくても移動できるようになる。

・入居時より喉の渇きを訴え、常時「水が飲みたい」「飴が舐めたい」「お腹が空いた」と訴えが聞かれる。提供後すぐに訴えが繰り返される状況で、もう少し後で…と伝えると不満へ繋がり暴言を吐かれる。

 認知症カンファレンスシートを使い、多職種(看護師・ケアマネ・栄養士・介護職)でカンファレンスを開催し、ケアを変更していきました。

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「v21.pdf」をダウンロード

≪検討したケア内容≫

腰の痛み、胃のあたりの痛み、「足がほてる」「(身体が)こわい」等の訴え

・腰や胃のあたりの痛みについては、腰椎脊椎性神経症と診断。定期で痛み止めが処方開始。状態が改善される。

「足がほてる」については胆道系の疾患(胆のう摘出)が要因となった知覚異常ではないか?

・胃の痛みについては、胆道系の疾患(胆のう摘出)が要因となり、消化不良を起こしているのではないか? 下痢をすることもあるので、下痢も胆道系の疾患(胆のう摘出)が要因となった消化不良ではないか?

②暴言(イライラ)

・本人に対する職員の受け答え、対応に不十分な点があるのではないか?

・①の体調不良が要因となって、イライラするのではないか? 

③空腹感・喉の渇き

・口の渇きについては、他の病気の疑いはないか?

・下痢をすることがあるが、水分の過剰摂取になっていないか?

・糖尿病の傾向はないか?

≪実施したケア内容・結果≫

胃のあたりの痛み、「足がほてる」「(身体が)こわい」等の訴え

・胃のあたりの痛みについては、胆道系の疾患(胆のう摘出)を要因と考え、食事を消化のよい物(油もの禁食)へ変更。

→胃のあたりの痛みの訴えが減少。

 ・医療と連携し血液検査。

→ビリルビン、肝機能は問題なし。

・「足がほてる」等の訴えに対しては、胆道系の疾患(胆のう摘出)による知覚異常が要因と考え、訴えがあった時にさする等のケアを実施。そばに寄りそう対応を行った。

→一緒に過ごす時間を増やしたことで、落ち着いて話をしてくれるようになった。

②暴言(イライラ)

・看護も含めた多職種で非薬物的介入を最優先することを再確認。

・スタッフの声かけを理解できる方なので、介助動作ごとの丁寧な言葉がけをスタッフ間で統一。介助動作ごとの丁寧な声かけを根気よく行う。

病院入院中に、術後、不穏・暴言といった行為が見られていたと担当看護師より話があった。痛みに対して敏感な方である方なのではないかと仮説を立てた。イライラしているのは、精神的な要因からくるのではなく、何か不調や痛みがあるのではないか?と考えた。

→本人の訴え、痛みに対しての理解を行うよう職員間で心がけケアを行った。

→落ち着いた状態が増えてきた。

③空腹感・喉の渇き

・口の渇きについて、既往、内服薬(副作用)、血液検査結果から、病気からの要因は考えにくい。

・水分の摂りすぎで、下痢になっているとは考えにくい。一回量を少なくし、訴えがあるたびに少量ずつ提供していくようにケアを変更した。水分出納のバランスもとれており、目標2000CCとした。

・医療と連携し血糖値、HbA1Cを血液検査で2度確認。問題無し。

→水がほしいと訴えのたびに提供していくことで、本人からの不満の声がなるなる。表情が穏やかになってきた。

  上記の対応を継続実践し、3ヶ月経過した頃より大きく状態が改善していきました。

 腰痛に関して改善されたことで、長距離は歩行器、短距離であれば独歩で移動できるようになりました。

 行動範囲が広がり、自立した生活を送ることで、生活意欲が高まり、編み物をされたり、「パーマをかけたいなぁ」とオシャレにも気を配ったりするようになられました。

 なにより、表情がとても穏やかになり、笑顔が見られ、冗談を話されたりするようにもなりました。

 入居当初では、想像できない大きな変化でした。

 施設での生活に慣れてきたことも状態改善の要因としてあると思います。

 しかし、それ以上に多職種でBPSDの要因を探るカンファレンスを行い、要因に対応した仮説を立て、あきらめずにケアを行ったことが、状態の改善につながったと考えています。

 10様は、まだ時々胃のあたりの痛みを訴えます。

 食事摂取量の減少、排泄状態(軟便や便秘になっていないか)を注意深く観察しながら、栄養部門と連携し状態の維持がはかれるようにケアを続けていきます。

 また、抗精神薬も1種類服用中です。こちらも減量していく方向で取り組んでいます。

 10様が少しでも自立した生活を送っていただけるよう努力していきたいと思います。

(特別養護老人ホーム光の苑 介護サービス課長 幸村まどか)

 次回は1214日美瑛町 小規模多機能ホームさんです。

 よろしくお願いします。

*関連記事

◆認知症カンファレンスシートV21をアップしました。

◆かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)が発表されました。

◆毎週水曜日連載『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 認知症ケース第9回 アルツハイマー型認知症があり摂食困難、異食・盗食、徘徊・放尿がある方の事例(大分県 百華苑)』 

2016年12月 6日

◆小規模多機能居宅介護の課題 全国小規模多機能居宅介護事業者連絡会「全国大会」in軽井沢に参加してきました。

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 2016年11月26日、全国小規模多機能居宅介護事業者連絡会「全国大会」in軽井沢にコーディネーターとして登壇してきました。

 東京は暖かかったのですが、軽井沢は寒かったですね。

 会場のプリンスホテルのゲレンデがオープンしていました。

 前・厚生労働省雇用均等・児童家庭局長香取照幸さんの基調講演を聞きながら、小規模多機能居宅介護の未来について考えました。

 香取さんは小規模多機能居宅介護は万能ではないと言いました。

 ただ小規模多機能居宅介護の制度化に参画していた約15年前は、認知症ケアの黎明期でもあり、不備の整備までは行き届きませんでした。

 とにかく 「宅老所がアジールになってはいけない」とは思っていました。

 アジールとは聖域、避難所、統治が及ばない場所といった意味です。

 アジール化しない、開かれた、公共性の高い場所であるために、制度化を推進しました。

 地域住民、町内会、地域行政との連携を推進し、住民参画で事業所を作っていった方がいいとPR(パブリック・リレーションズ)をしてきました。

 その後、在宅サービスが増え、地域包括ケアが進み、小規模多機能居宅介護はもはや先進的なサービスではなく、在宅サービスの一つという位置付けにまでなっていると、イズミダは考えています。

 同時に、当初から指摘されていた小規模多機能居宅介護の「万能ではない部分」が明確になってきているとも言えます。

 それは周囲のさまざまなサービスの特性が向上してきたからです。

 町にはじめて醤油スープの中華そば屋ができた時は画期的だったけれども、担々麺屋ができたり、タンメン屋ができたり、油そば屋ができたりしてくるのに似ています。

 介護サービスそれぞれにメリットがあります。

 利用者によっては、リハ強化型デイサービスが必要な人もいるでしょうし、サロンのような予防サービスが必要な人もいるでしょう。

 となると、小規模多機能居宅介護が弱いのは、香取さんの言うようにリハビリサービスの提供です。

 リハビリサービス提供施設との連携、小規模多機能居宅介護事業所自体のリハ機能の強化は、重要な課題です。

 小規模多機能居宅介護事業所が強化するリハ機能は、マシンを使ったリハビリではなく、生活の中でのリハビリがよいと僕は思います。

 事業者のなかにはリハ機能自体を否定してしまう方も少なくないようですが、全くやらないのではなく、それぞれの事業所でできる形を模索していってほしいです。

 もう一つは、医療との連携です。

 これは説明するまでもないでしょう。

 利用者が重度化すればするほど、在宅生活の継続を願えば願うほど、医療との連携は不可欠です。

 もちろん制度設計当初から続く、地域住民、町内会、地域行政との連携も大切です。

 リハ機能サービスとの連携、医療との連携、地域住民、町内会、地域行政との連携がこれからの重要項目です。

 キーワードは「連携」です。

 地域包括ケアと同じですね。

 もう一つ考えたのは、最新の認知症ケアの知識についてです。

 認知症ケアは日進月歩で大きな変化を遂げています。

 今大会の発表を見ていると、小規模多機能居宅介護業界全体に、新しいケア知識・ケア技術の吸収が遅れているような気がしました。

 発表の多くがサービス調整の話に終始していました。

 新しい認知症ケアの話がほとんど出てこなかったのは、僕にとって衝撃でした。

 小規模多機能居宅介護は、制度設計当初、認知症のケアにもっとも効果的なサービスだったからです。

 認知症ケアの最前線と言われた小規模多機能居宅介護事業所が、10年たって認知症ケアのことを後回しにしているようにさえ思え、何ともやりきれない気持ちになりました。

 新しい認知症ケアの知識・技術の吸収は緊急課題です。

 小規模多機能居宅介護が制度化されたのが2006年。

 約10年ぶりにあれこれ考えさせられました。

 全国高齢者ケア研究会の各施設の小規模多機能居宅介護のみなさんと一緒に、小規模多機能居宅介護の課題がクリアできるように、僕もがんばろうと思いました。

 みなさん、力をかしてください。

 よろしくお願いします。

(泉田照雄)

※関連記事

◆地域包括ケアのモデル 日本の地域包括ケア発展の6段階 その2

◆7月23日「第5回全国地域包括ケア研究会in北海道鷹栖町」へ参加予定の皆様へ 事前資料を紹介します

2016年12月 5日

◆毎週月曜日掲載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しさを求めて~』第177回「ふれあい食堂いこい」(北海道北斗市 特別養護老人ホーム美ヶ丘敬楽荘)

全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフHOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。

毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフHOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

各施設は「ハピネス オブ ライフHOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが、「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるよう取り組んでいます。

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特別養護老人ホーム美ヶ丘敬楽荘を運営する社会福祉法人函館緑花会では、平成27年2月18日に「ふれあい食堂いこい」をオープンしました。

平屋建ての空き家を改修。庭付き、畑付きです^^
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住民同士が助け合いながら住み慣れた地域で長く暮らせる取り組みの一環として、地域の交流拠点を目指して、法人としても初めての試みでした。
オープン当初は「人が集まるのか」「コミュニケーションの場として活用できるのか」など不安だらけでしたが、「食」が足を運ぶきっかけとなり、徐々に口コミで広まって人が集まってきました。

いこいの日常風景。こんな感じです^^
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当初の不安をよそに、近隣の高齢者はもちろん、少し時間に余裕のできた主婦層や子育て世代のママさん、夏休み・冬休み中の小学生など、さまざまな方が利用してくれるようになりました。

そのきっかけとなる食事を作ってくれているのが調理ボランティアの皆さんです。
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食事の提供は、月・水・金の週3日、メニューは日替わりランチのみで300円。1日30食限定の早い者勝ち^^火・木はコーヒーのみ提供。1杯100円でお代わり自由。
食事は家庭的で、ヘルシーで、とっても美味しいです!
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いこいで顔見知りになって近所で気にかける間柄となり、見守りにもつながるなど、住民自ら自然発生的につながりを持ち始め、多世代による互助の仕組みが構築されつつあります。
また、住民の趣味活動の場としても利用されたり、夏休みなどに北海道教育大学函館校の学生が先生役となって地域の小学生に勉強を教えたり、食生活改善協議会や地元の大野農業高校生活食育班も関わってくれています。

北海道教育大学函館校の学生による地域学習活動の様子
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さらには、子育てママたちも負けじと流しそうめんを企画。ママと子供と地域住民でペットボトルで水路を手作り。
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水漏れのハプニングもありましたが、子供たちのこの笑顔が見れたら、みんなパッピー^^多世代交流ができてお腹も満足。ママも子供も地域住民もみんなWin!Win!Win!です!
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オープンから1年9カ月。思いのほか、たくさんの方々にご利用いただき、とても1度ではご紹介しきれないほどのご協力をいただき、たくさんの思い出ができました。
今回はご紹介できませんでしたが、当法人が運営する小規模多機能型居宅介護のご利用者や障がい者支援サービスのご利用者もいこいを利用され、地域社会との交流の場としても活用しています。
また、今後は、総合事業の通所Bとしての活用も模索していますので、機会がありましたら、その辺のところも含めてまたご紹介したいと思います。

次回は、12月12日、東京都のフェローホームズさんです。
よろしくお願いします。
(地域密着型特養 美ヶ丘敬楽荘せせらぎの家ゆとり 伊藤 巧)

※関連記事
◆毎週月曜日連載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』 第176回 「親子水入らず(お寿司はあります)」 (大分県 大分市 特別養護老人ホーム明治清流苑 )

2016年12月 3日

☀︎だいたい毎週土曜日掲載 今週のどうぶつ 上野動物園 珍しい色の青い鳥 ヒワミツドリ

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ヒワツミドリ(だと思う)。

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『描いてみよう どうぶつ絵手紙』 竹内伸子 マール社

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 動物を絵手紙で描く「どうぶつ絵手紙」のロケハンで上野動物園へ行った。

 久しぶりにいろいろな動物を見て歩いた。

 エサやりができたり、ゾウに乗れたりする体験型の動物園で日本で最も楽しかったのは、和歌山県南紀白浜にあるアドベンチャーワールドだ。

 アドベンチャーワールドの楽しさが気になる人は関連記事を読んでくださいね。

 上野動物園は見る動物園としては、日本で一番楽しいなと思っている。

 鳥のエリアにとってもきれいな青い鳥がいた。

 日本ではルリカケス、アカショウビン、カワセミがきれいだが、この鳥も負けてはいない。

 アフリカにいるのかな?

 森の中で見ることができるのか、それとも街中で割と普通に見ることができるのか知らないけれど、見かける場所によっては、記憶に残るような体験になるんだろうなぁと思う。

 ひょっとすると一生忘れられない鳥になるかもしれない。

 そのくらい美しい。

(泉田照雄)

※関連記事

◆日本でもっとも動物とふれあえる動物園 南紀白浜アドベンチャーワールド その1  キリン、サイ、ゾウ、カバなど大型動物のエサやり体験

◆日本でもっとも動物とふれあえる動物園 南紀白浜アドベンチャーワールド その3 プールに飛び込み泳ぐシロクマが見れる。

 

 

 

2016年12月 2日

 ◆[ black soybeans 黒豆]

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 [ black soybeans 黒豆]

 年の瀬になると、祖母は大鍋を出してきておせち料理をつくった。

 下町の小さな家の台所の一体どこにそんなにしまうところがあったのかと思うほど、たくさんの鍋が台所に並べられた。

 黒豆、栗きんとん、八頭の煮物、クワイのうま煮、ごまめなどをつくった。

 体の小さな祖母が、大鍋を抱えるようにガランガランと揺すって(大げさかもしれないがそんな音が聞こえてくるような感じだった)ごまめを作っていた。

 台所をのぞくと「八頭は子供がたくさんできて子孫が繁栄するようにって食べるのよ」「クワイは芽が出てるでしょ。縁起がいいのよ」などと教えてくれた。

 こんな歌も歌ってくれた。

 noteくわいが芽だした。

 花咲きゃ開いた。

 秋になったらつぼんだ。

 はさみでちょん切るぞ〜

 50歳を超えても覚えている。

 年が開けると、食卓に祖母が作ったおせち料理が並んだ。

 父は6人兄弟の末っ子。

 叔父や叔母が次々と年賀の挨拶にやってきた。

 こたつが一つ置かれた狭い居間はすぐに人でいっぱいになった。

 子供は二階へ追いやられた。

 正月の主役は祖母のおせち。

 「今年もばあさんのおせちが食べられた。よかった。よかった」

 「ごまめの砂糖がいい塩梅なんだな」

 おせちをつまみながら叔父や叔母はいつもそんなことを話していた。

 祖母のおせちの目玉は黒豆。

 ふっくらと艶のある黒豆が一抱えもある鍋で煮込まれる。

 味は少し濃いめが下町風。

 「家で作っても、なかなかこの味にならないんだよねぇ」と叔父たち。

 おせち料理を食べると、あの賑やかだった正月を思い出す。

(泉田照雄)

※関連記事

◆writer  文章

◆hermit crab ヤドカリ


2016年12月 1日

◆ほぼ毎週水曜日掲載 今週の本&DVD  『職業としての小説家』 村上春樹 スイッチ・パブリッシング

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 『職業としての小説家』 村上春樹 スイッチ・パブリッシング

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 村上春樹の小説を最初に読んだのは大学1年のときだ。

 友人がこれを読まなきゃと言って進めてくれたのだ。

 最初の小説『風の歌を聴け』だ。

 「とにかくこれを読まなきゃダメだ」「これを読まなきゃ何にも始まらない」みたいな強引なおすすめだった。

 強要というのかなぁ。

 読んでみたらカッコよかった。

 サリンジャーの書き出しみたいで、へえー、日本にもこんなかっこいい小説を書く人がいるんだって感じだった。

  以来、新刊が出るたびに読み続けてきて30数年。

 村上春樹が「自伝的エッセイ」なんて帯につけられた本を出す歳になったのかと思うと、長い年月が経ったと思う。

 村上春樹が自伝的エッセイなんて帯に書かれた本を出すなんて想像もできなかった。

 もちろん、内容は彼の生い立ちをクロノジカルニ語ったものではないから、自伝的エッセイとはちょっと違うかな。

 でも、カバーが本人のバストアップでばーん!みたいな感じだからなぁ。

 60歳を超えたおっさんのバストアップがバーンの表紙っては、いろんな意味でシブイな。

 へえー、こんな装幀にするんだ〜という感じだ。

 つい最近、村上春樹が若い頃に書いた『波の絵、波の話』 を読んだので、よけいに時の流れを感じた。

 こっちはなかなかオシャレな本だ。

 大学時代から読み続けている作家に村上龍と中上健二がいるけど、村上龍はまだ「自伝的エッセイ」は出していない。 

 中上健二は46歳で亡くなった。

 人生の長さや年月について考えてしまった。

(泉田照雄)

※関連記事

◆ほぼ毎週水曜日掲載 今週の本&DVD  『波の絵、波の話』 村上春樹/稲越功一 文藝春秋



2016年11月30日

◆毎週水曜日連載『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 認知症ケース第9回 アルツハイマー型認知症があり摂食困難、異食・盗食、徘徊・放尿がある方の事例(大分県 百華苑)』

全国高齢者ケア研究会に参加する各施設ではトータルケアに取り組み、先進的なケアを行っています。
 
このブログでは、各施設での実践事例を「高齢者ケア研究会先進事例レポート」として紹介しています。
 
毎週水曜日掲載です。

今回は大分県大分市の特別養護老人ホーム百華苑からのレポートです。
 
アルツハイマー型認知症があり摂食困難、異食・盗食、徘徊・放尿がある方の事例についての報告です。
 
ケース検討は、基本的にICF(国際生活機能分類、International Classification of Functioning,Disability and Health)の考え方をベースに、BPSD治療アルゴリズム(「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行っています。
 
**************************************

◆基本情報
氏名     9様
年齢     95歳
性別     女性
要介護度  5
身長     142cm
体重     36.3kg
既往     一過性の意識障害・腸閉塞
現病     アルツハイマー型認知症・高血圧・便秘症
服薬     抑肝散(朝・夕)・アスパラカリウム散(朝・昼・夕)・セロクラール錠10mg(朝・昼・夕)
        アムロジピン2.5mg(朝)・セロクエル25mg(夕)・センナリド12mg(夕)

◆課題
食事摂取困難
異食・盗食、徘徊・放尿

◆経過

9さんはショートステイを経て平成26年2月に当苑に入所されました。

入所当初より円背がひどく、覚醒の悪い時には机にうつ伏せになっていました。

食事が自力で摂取できず、長時間かけて介助をして全量摂取している状況でした。

一方で覚醒のよい時はティッシュペーパー等の異食がありました。

また、深夜から早朝にかけての徘徊・放尿等がありました。

課題を解決するために、多職種でカンファレンスを実施し、ケアを変更しました。

カンファレンス時の認知症カンファレンスシートは下記の通りです。
 
0001_1_3

↓認知症カンファレンスシートのダウンロードはこちらから
「hyakkaenseet.pdf」をダウンロード



◆BPSD(行動障害)の要因の分析

①食事摂取が不十分なことについて

aセロクエルの副作用により覚醒が悪く、食事摂取が困難になっているのではないか?

b古い車椅子を使用しているため、座面がたわみ、座位が不安定になっているのではないか。そのため食事の姿勢が安定していないのではないか。

②異食、盗食、徘徊、放尿について

a空腹が要因ではないか。

根拠は、食事はどうにか介助で全量摂取できているものの体重はやや減少傾向。

お腹が減っているためティッシュや他者の食事に手を伸ばし、夜間は食べ物を探して徘徊しているのではないか。

徘徊しているあいだに、自分が施設のどこにいるかが認知できなくなり、トイレの場所が分からず放尿しているのではないか。
 
◆検討したケア内容・実施したケア内容・結果

①食事摂取困難について

看護師と相談し、医師の指示のもと、覚醒をよくするためにセロクエルを中止することになりました。

また、食事前に大きな筋群のある背中をさすることで覚醒を促すようにしました。

さらに、介護職員、介護支援専門員等で車椅子と椅子に座った時の食事姿勢を評価し、椅子の方が座位が安定していたため、食事の時は車椅子ではなく椅子に座って頂くように徹底しました。

その結果、覚醒がよくなり、円背も和らぎ座位も安定しました。

結果、調子の良い時は自力で全量摂取出来るようになり、課題は改善されました。


②異食・盗食、徘徊・放尿について

体重が減少傾向だったため、通常より多めの食事を提供していました。

しかし夜間の徘徊・放尿が頻回にみられたため、9さんの嗜好品である水羊羹を夕食に追加して食べていただくようにしました。

その結果、夜間の徘徊、放尿はなくなり、異食、盗食も回数が減っていき、課題はほぼ改善されました。

思いのほか早く課題が改善され驚きました。

認知症のBPSD(行動障害)への対応において、認知症カンファレンスシートを使った「総合的な要因分析」は欠かせないと実感しました。

しかし、その後別の要因で体調を崩されたため、今後の課題となっています。
 
(特別養護老人ホーム百華苑 小埜高規・高田亮)
 
次回は12月7日、北海道 光の苑さんです。よろしくお願いいたします。
 
※関連記事
 

2016年11月29日

◆秋鮭の塩焼きとイクラの醤油漬け 釣れたての鮭の筋子で作った醤油漬けはとにかくうまい!

20161103_130045
秋鮭。「あい●こ」と呼ばれているものだそうでさばいてみるまでオスかメスかわからないそうです。

20161103_130045_1
フフフフフ。メスでした。

******************************

 秋になるとイクラの醤油漬けが食べたくなる。

 昔はこんなことはなかった。

 事の起こりは秋鮭釣り。

 最初はカラフトマスの釣りを根室半島の港で行った。

 60センチくらいのカラフトマスがまあまあ釣れた。

 次は秋鮭を釣ってみようということで網走周辺の港や浜辺に立った。

 地元の鮭釣りの師匠のみなさんに万全のお膳立てをしてもらったのに、釣れない。

 なんどもチャレンジしたがどうも上手くいかない。

 陸から釣れないなら海へ行こうということで、北海道の海釣りの師匠の馬場さんに船での鮭釣りに連れていってもらった。

 道具一式は馬場さんが準備してくれた。

 いわゆる「大名釣り」である。

 これは釣れた。

 このときに馬場さんのお姉さんに釣れたての鮭からとったイクラで醤油漬けを作ってもらった。

 馬場さんのお姉さんは鮭がたくさん上がる漁協の婦人部長だった。

 今まで東京で食べていたイクラの醤油漬けが違う食べ物に感じられるくらいに美味しかった。

 イクラの醤油漬けはかくあるべしという思いが固まってしまった。

 以来、秋になると、釣りたての鮭を送ってもらい、その日のうちにイクラの醤油漬けを作る。

 今年も待ちに待った鮭が網走から送られてきた。

 今年の鮭は「あい●こ」というそうで、さばいてみるまでオスかメスかわからないのだそうだ。(「あい●こ」って差別用語なので、とりあえず伏せ字表記。)

 さばいてみるとたくさんの筋子が入っていました。

 フフフ。

 今年も素晴らしい醤油漬けを食べることができました。

 みなさん、ありがとうございます。

 (泉田照雄)

※関連記事

◆釣りの師匠・邊見さんが70センチのアメマス。鮭釣りの師匠・馬場さんが「うっふふふ」の鮭6匹。

◆今シーズン最後の釣り 北海道の川で57センチのサクラマス

 

 

 

 

 

2016年11月28日

毎週月曜日連載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』 第176回 「親子水入らず(お寿司はあります)」 (大分県 大分市 特別養護老人ホーム明治清流苑 )

全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。

 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

各施設は「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが、「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるよう取り組んでいます。

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 2年前に特養に入居したAさんは、家族の方が近所のこともあり頻繁に面会に来られ、施設内にて音楽を聴きながら散歩しています。

 職員から、「外出はいかがですか?」と伺うと、「お寿司を食べたい」との返事がありご家族と一緒に出掛けました。

 車いすでの外出になるので移動しやすい場所を検討し、せっかくなので新しくなった大分駅に行くことになりました。

  Dsc_0166
  まずは駅前で記念撮影。ニワトリ像がここだけでなく駅の構内などにもあります。
 

  Dsc_0177   Dsc_0172

  さっそくお待ちかねのお寿司屋さんにいきます。ノンアルコールビールもおいしそうに飲んでいました  

  Dsc_0179

 おなかを満たした後はショッピングを楽しみました。

  人好きでお出かけ好きのAさんなので、周囲のお店や行きかう人たちを眺めながら親子水入らずで過ごしました。

  また、ご家族からも、「出かけているとき、本人がずっと笑顔でした。また出かけたいです!」と大変喜ばれていました。

 次回 12月7日は、『 北海道の美ヶ丘敬楽荘 』 さんです。

 よろしくお願いいたします。

 ( 大分県 明治清流苑 相談員 安東斉和 )

※関連記事

◆毎週月曜日掲載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』 第175回「家に帰る」(北海道鷹栖町 特別養護老人ホームぬくもりの家えん)

2016年11月26日

☀︎だいたい毎週土曜日掲載 今週のどうぶつ 世界遺産・白川郷の水路にいたニジマス

Photo

 温泉地へ行くと、街中の水路や池にニジマスがいることがある。

 世界遺産・白川郷でも、街中の水路や池に巨大なニジマスが泳いでいました。

 大きいものは60センチ以上。

 観光客に餌をもらっているみたいでした。

 古い町並みの水路にいるのは、鯉が多いんだけどね。

 ニジマスを見て、「コイだ」「おっきなコイがいるよ」と言っている人もたくさんいました。

 見分けがつかないんですね。

(泉田照雄)

※関連記事

◆だいたい毎週土曜日掲載 今週のどうぶつ 福岡県福岡市特別養護老人ホーム「よりあいの森」の猫 名前を呼ぶと近づいてきます。

2016年11月25日

◆2017年2月10日〜11日 北海道旭川市で開かれる「第8回全国先端ケア研究会in北海道・旭川」=基礎介護ミーティング。看護師部会の概要が決まりました。

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 2017(来年)2月10日(金)~11日(土)に開かれる「第8回全国先端ケア研究会in北海道・旭川」の看護師部会の概要が決まりました。

 本大会とは別会場で行います。

 看護師部会に参加される方は、2月10日の13時30分〜16時00分の本大会を聴講することはできません。ご了解ください。

看護師部会の内容は下記の通りです。

**********************

テーマは、介護施設におけるチームケア、多職種協働。

 先進事例報告1

 特別養護老人ホームにおける多職種連携ケアの実践 ミールラウンド、多職種によるカンファレンスの実際

 愛媛県東温市 特別養護老人ホームガリラヤ荘生活支援部課長兼看護主任 参田文

 先進事例報告2

小規模多機能居宅介護+グループホーム+高齢者住宅の在宅複合施設と町立病院、私立病院との医療介護連携

 北海道足寄町 高齢者等複合施設計画作成者兼看護師 小林郁代

 先進事例報告3

 胃瘻の方の排泄ケア 下剤を使わずに自然な排便を

 北海道北見市 特別養護老人ホーム北見光の苑看護部長三上順子

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 参田さんの報告は、特別養護老人ホームでST、介護職、看護師、栄養士の多職種でミールラウンドを行なっている事例と多職種によるカンファレンスの実際です。

 小林さんの報告は、介護事業所と地域の病院との医療介護連携の実際です。

 足寄町の小規模多機能居宅介護では、総合記録シートを使った医療介護連携が行われています。

 三上さんの報告は、胃瘻の方の排泄ケアです。

 胃瘻の方の排泄のコントロールはとても難しいと言われています。

 多くの施設で胃瘻の方には刺激性下剤を使用しています。

 三上さんたちは、医療と連携しながら栄養剤を工夫し、刺激性下剤を使わずに自然な排便ができるように取り組んでいます。

 今、施設では胃瘻の方で刺激性下剤を使用している方はいません。

 「第8回全国先端ケア研究会in北海道・旭川」については関連記事をお読みください。

 申し込みも関連記事からお願いいたします。

 WEBからの申し込みのみとなっています。

 ご了解ください。

 当日、お会いできるのを楽しみにしています。

(泉田照雄)

※関連記事

◆2017年2月10日〜11日 北海道旭川市で開かれる「第8回全国先端ケア研究会in北海道・旭川」=基礎介護ミーティングの申し込みを開始しました。どなたでも参加できます。今年はインターネットからの申し込みです。

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