2017年1月31日

◆これからのデイサービスセンターのあり方 地域福祉ケア拠点となるべく複合化を進めるV2

この記事をしばらくブログのトップに掲示します。

2016年7月31日の記事です。

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 これからのデイサービスセンターは「地域福祉ケア拠点」を目指すことが大切です。
 平成26年の「通所介護のあり方に関する調査研究事業」でその方向性が示されています。
 機能強化が求められています。
 一つは重度化対応。これが最も重要です。
 要介護度2〜3くらいの方たちをケアできる力をつける必要があります。
 2つめは、個別機能訓練の強化です。
 理学療法士、作業療法士等を配置して、運動器訓練用のマシンを置き、専門性の高いサービスを行います。
 3つめはサービスの複合化です。
 複合化する事業は以下の通りです。
 1 総合事業のセンター(短期集中型、緩和型、ボランティア型などの通所事業)
 2 高齢者住宅
 3 ヘルパーステーション
 4 居宅介護支援事業所
 とくに居宅事業支援事業所の併設は重要です。
 4つめは住民参画の活動を行い、地域の福祉拠点になること。
 総合事業のサービス事業、総合事業の一般介護予防事業を行い、その中で住民参画の取り組みが行えるといいですね。
 サービス提供拠点になるだけでなく、福祉拠点となることが大事です。
 「福祉拠点」としての存在感を示せるかどうかのわかれめです。「福祉」の視点が大切です。
 5つめは多機能化です。
 複合化と多機能化は違います。
 複合化は多様なサービスを提供する事業所を合築することです。
 多機能化は、デイサービスセンター自体が時間延長をしたり、泊まりの事業をしたり、訪問の事業をしたりといった利用者に対して柔軟なサービス提供をすることです。
 多機能サービスの提供については、常時ということより、緊急対応あるいはときどきそのようなサービスを行うといったレベルでしょう。

 制度のあるなしにかかわらず、利用者のニーズに対応することが重要です。

 ただ、現在の状況を考えると、多機能化よりは複合化の方が実現の可能性が高いです。

※以下の「全国高齢者ケア研究会泉田照雄のブログ」の記事に加筆しました。
http://izumidateruo.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-24b8.html

(泉田照雄)

※関連記事

◆報酬改定とデイサービスの未来 地域包括ケアの視点から(2015年3月の記事です) 

2016年8月29日

毎週月曜日連載『ハピネスオブライフ』~暮らしの楽しみを求めて~第163回「小さな小さな夏祭り」三重県松阪市特別養護老人ホームさくらの郷

 全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

 利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。

 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ(Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

 各施設は「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが、「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるよう取り組んでいます。

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さくらの郷は、広い駐車場などもなく近隣は住宅ばかりであることから大きく派手な夏祭りをすることが出来ません。

さくら園は、野外で盆踊りや屋台、花火など豪華で地域の方々は、その夏祭りが地域の夏祭りとして子供たちは育っていくものです。

 さくらの郷は、一階の一室を夏祭り会場にして利用者に夏を感じてもらう催しものをしています。(たこ焼き、ジュース、ヨーヨー釣り、射的、職員余興、すいか割りなど)
 
職員だけでなく、給食業者の皆さんの協力も得て今年も無事終りました。
 今年は、私の入院中に職員が協力して開催してくれました。

 退院後に写真と利用者からの感想で大成功であったのだと安心しました。

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 すいか割りも室内で・・・・。

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 調理の職員さんも協力してくれます。

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 職員の余興はいつも盛り上がるのですが・・・。


 去年の方が良かったと言ってみえる利用者の方もいました。
 「残念」
 次は、羊蹄ハイツの高島さんよろしくお願いいたします。
 さくらの郷 施設長  金谷 龍太郎

※関連記事

◆毎週月曜日連載 『ハピネスオブライフ~ 暮らしの楽しみを求めて~』 第161回「フルーツ狩りへGO!!」北海道網走市 小規模多機能型居宅介護事業所 向陽ヶ丘レインボーハイツ

2016年8月27日

◆快晴! 夏の北海道 美瑛慈光園安倍さんと釣り 安倍さんのランクル壊れる! 

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 北海道の夏は短い。

 7月の終わり頃に夏らしい暑さが訪れたかと思うと、お盆過ぎには寒さがやってきます。

 7月末、快晴の北海道で美瑛慈光園の安倍さんと釣りに出かけました。

 青空、木々の緑、川のせせらぎ。

 今年は熊がたくさん出ているので、爆竹、笛など万全の準備をして川へ向かいました。 

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 最初のポイントでは35センチのニジマスが釣れました。

 好調な滑り出し。

 しかし、藪に突っ込んだせいで、安倍さんのランクルのアンテナが枝に絡まりポキリ(泣)。

 バンパーも岩にぶつかり凹(泣)。

 アンテナはガムテでボンネットに固定、バンパーは足でぐいっと押し込み修理完了。

 「走行に問題ナシ!」ということで、何事もなかったのように釣り続行。

 さすが師匠。

 感服いたしました。

 次のポイントでも藪の中にグイグイと突き進む安倍さんのランクル。

 突き進んだ甲斐あって、ここでも35センチのニジマス。

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 川の上流部。

 流れは細く、水はきれいです。

 熊出没中!の看板のせいか、人影はありません。

 人が入った形跡もナシ。

 あたりまえですよね。

 さらに安倍さんが40センチオーバー。

 50センチオーバーをバラシ。

 夏の釣りは楽しいです。

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 赤とんぼが飛んでいました。

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 中流部ではイズミダが60センチオーバー(やや大きめの推定、ははは)をバラシ(泣)。

 うーん、どうしたもんかなぁ。 

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 今回の釣りはここで終了。

 気がつくと、あたりはほんのりと薄暗く、熊が出そうな時間帯に突入していました。

(泉田照雄)

※関連記事

2016年8月26日

◆毎週金曜日連載 第164回 『高齢者のためのおいしいソフト食』 「」 特別養護老人ホーム 鈴鳴荘 大分県国東市

menu

・ ミキサー赤飯

・ 海老入りお好み焼き

・ オクラ和風サラダ

・ 吸物

・ 木苺ゼリー

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海老入りお好み焼き

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‐材料‐(1人分)

ジャネフムースパウダーかつお味     20g

揚げ玉                     15g

水                        70g

むきえび                    20g

出し汁                      20g

ソフティアG                   0.4g

お好みソース                 適量

マヨネーズ                    適量

青のり                      適量



‐作り方‐

① 揚げ玉をミキサーにかけて粉にしておく。

② むきえびを茹でて、だし汁とミキサーにかけてから鍋に移し、ソフティアGも入れて85℃以上になるまで加熱してバットに流し入れて冷やし固めておく。

③ 鍋に水を入れて沸かし、ムースパウダーを入れてしっかり混ぜ合わせて、①の揚げ玉も入れて混ぜておく。

④ 固まった②を賽の目に切り分けて③に入れて軽く混ぜたものをバットに高さ1.5cmくらいになるように流し入れて冷やし固める。

⑤ 固まった④を丸型に抜いてお皿に盛りつけ、お好みソース、マヨネーズをかけて上に青のりをふりかける。



ワンポイント

丸型に抜くのは、型で抜いても良いですが、竹串を利用してハンドフリーで型抜くと少し歪でお好み焼きらしさが出ます。




木苺ゼリー

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‐材料‐(1人分)

アイソカルアルジネード木苺     62.5g(1/2本)

水                     10g

砂糖                    5g

ゼラチン寒天              1.2g

ヨーグルト                5g



‐作り方‐

① 鍋に水を入れて沸かし、ゼラチン寒天を入れてしっかり混ぜ溶かす。火を止めて砂糖を入れて混ぜ溶かしておく。

② アルジネードを入れて混ぜ合わせ、器に流し入れて冷やし固める。

③ 固まった②の上によく混ぜたヨーグルトをのせる。



ワンポイント

アルジネードを加熱しないように、水を沸かしてゼラチンと砂糖を溶かしていますが、少ない人数分を作る時はこの水の量ではできないと思います。
アルジネードを少し入れて加熱するか、水の量を増やして下さい。その際はゼラチン寒天の量も増やしてください。



特別養護老人ホーム 鈴鳴荘   栄養課  榎田 真弓


※関連記事

◆毎週金曜日連載 第163回 『高齢者のためのおいしいソフト食』 「冷製茶碗蒸し・みたらし団子」 特別養護老人ホーム 鈴鳴荘 大分県国東市

2016年8月25日

◆介護施設de寺子屋 ~子どもから高齢者まで安心・活躍できる町づくりをめざして~

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鷹栖町では、社協+地域住民+介護施設の協同による小学生限定の「寺子屋」が、町内2か所の小規模多機能ホーム(ぬくもりの家えん、なごみの家)隣接の地域交流スペースで開催されています。

「ひとりだと なかなか勉強か進まない…」
「机に向かう習慣を身につけたい…」
「友達と一緒に勉強したい…」

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そんな子供たちの思いに応えるため、元教師や現役の教育大生の方々が、勉強を教えてくれます!

子供たちは楽しみながら勉強(たまった宿題が片付く特典付き)。
親御さんは場所も安心、フトコロも安心(参加費は無料)。
元教師のみなさんは「昔取った杵柄」で活躍。

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社協と地域住民のみなさんのおかげで、今日も施設の中が子供たちの元気な声や姿でにぎわっています。

(北海道鷹栖町 鷹栖さつき苑施設長 波潟幸敏)

※関連記事

◆医療介護一体化時代の地域包括ケアにおける「地殻変動」を肌で感じてきました。 

2016年8月24日

◆高齢者介護施設における「うるおいのある暮らし」「笑顔のある暮らし」 3時のティータイムを楽しもう!

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 ユニットケアに取り組む多くの施設で、日中、リビングでスタッフと入居者がお茶を飲んでくつろぐ姿が見られなくなりました。

 入居者やスタッフがリビングにいないのです。

 ある特別養護老人ホームのユニットで、朝の7時から夜の8時までユニットの様子を見学しました。

 合計13時間。

 そのユニットでは、スタッフがリビングにいるのは食事の時間がほぼすべて。

 それ以外は、排泄介助、口腔ケア、入浴介助に追われています。

 入居者の重度化が進み、スタッフのケア量が増えているのです。

 食事を終えると、ADLが高く、自立度が高い人は居室に帰ってしまいます。

 ADLが低く介助が必要な方は、食事を終えると、口腔ケア、排泄介助のために居室へ帰ります。

 食事の後、リビングにはスタッフも入居者もいない状態。

 3時の「おやつの時間」にリビングに出てくる入居者も少なくなります。

 居室でとる方が増えてきます。

 3時のおやつの前には、ベッド上での排泄介助、居室のトイレでの排泄介助があり、その流れで、ベッド上や居室で3時の「水分補給」をする人がいるからです。

 食事の時の半数程度でしょうか。

 スタッフと入居者の会話も減ります。

 これがユニットケアが目指したものでしょうか?

 改善するためには2つのポイントがあります。

 一つは重度化対応のケアをしっかりと勉強すること。

 前傾支持テーブル(ファンレストテーブル)などを使った排泄ケアの勉強は必須です。

 2つ目は、ユニットを超えて、お茶の時間を設ける工夫をすること。

 3時のお茶くらいは2ユニットで行ってもかまいません。

 原理主義的にユニット単体での運営にこだわる必要はないと思います。

 現場では状況に合わせて対応することが大切です。

 原理だけでは押し通せない部分も出てきます。

 2ユニットでお茶を楽しむことを考えてみてはどうですか?

 重度化が進んだ先進的な施設ではすでに取り組んでいます。

 原理にこだわって暮らしのうるおいが作れないのを選ぶか、現場の状況に合わせて暮らしのうるおいを作ってみるのを選ぶか?

 答えははっきりしています。 

(泉田照雄)

※関連記事

◆福岡市の宅老所よりあいから「よりあいつうしん」が届きました。おいしいお茶が楽しめるところ

毎週月曜日連載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』 第17回 穏やかな暮らしは、豊かな環境から・・・・・特別養護老人ホーム 鷹栖さつき苑  (北海道 鷹栖町)

2016年8月23日

◆瀬戸内 しまなみ海道 来島海峡の鯛 大浜漁港の鯛がおいしいらしい。

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 瀬戸内しまなみ海道の愛媛県側の起点となる今治を訪ねました。

 目の前に見える大きな橋は、来島海峡大橋。

 来島海峡は海流が早く、おいしい鯛がとれるそうです。

 地元のタクシードライバーの話では、大浜漁港の鯛が有名だそうです。

 網でとらずに針で釣ったもので、とてもおいしいらしい。

 僕には違いがわかりませんが…。

 5年くらい前にしまなみ海道をレンタルのママチャリで横断したことがあります。

 3日かけたのですが、それでも大変でした。

 橋から島へ降りるのは気持ちがいいのですが、橋を渡るためにはそれを登らなくてはなりません。

 島に立ちよるたびに、その登り下りを繰り返します。

 登りがとってもきついんですね。

 尾道へ抜ける直前にパンクもしました(泣)。

 ヨレヨレとはああいう時のことを言うんでしょうね。

 電動自転車を借りることを強くおすすめします。

 辛かった思い出がよみがえります。

 思えばこの時に体力の衰えを実感しだしたんだなぁ。

 景色は相変わらず迫力がありました。

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(泉田照雄)

※関連記事

◆NHKで放送。認知症の方は感情面での反応が健康な人より敏感になる傾向がある。

2016年8月22日

◆毎週月曜日連載 『ハピネスオブライフ~ 暮らしの楽しみを求めて~』 第161回「フルーツ狩りへGO!!」北海道網走市 小規模多機能型居宅介護事業所 向陽ヶ丘レインボーハイツ

全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

 利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。

 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ(Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

 各施設は「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが、「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるよう取り組んでいます。

**************************************************

先日、利用者さんと一緒にフルーツ狩りにお出かけです。

天気にも恵まれて、晴天です。この日は25度くらいでしたが夏でも30度を超えることが
少ないオホーツク人には暑いです。

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市街から車で20分くらいの果樹園に今年はやってきました。
 一人700円でイチゴとさくらんぼと両方食べ放題です。
時期によって、プラムやプルーン、ブルーベリーなども食べれます。

 今回はイチゴがメインだったので、まずはイチゴ畑へGOです。


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100m×10列に渡って2種類のイチゴの苗がずらり!! 
                                                                                        

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        皆さんそれぞれ、食べごろのイチゴを探しにカゴや袋を片手に
        夢中になって採っていました。


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ここにもあったよ! ほら、そこにも! たくさんなっているわ~。
と、皆様大興奮です。

 食べることは忘れてしまい、次から次へと収穫に大忙し。

           Img_0121

           イチゴはこんな感じで“Get”です。真っ赤で美味しそうです。


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 自分たちで採った、たくさんのイチゴを美味しく頂きました。

 皆さん、大満足でお腹いっぱい食べてきましたよ~。

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 ちなみに、さくらんぼもこんな風になっていて食べ放題です。

 さくらんぼは“佐藤錦”・“水門”・“南陽”・“高砂”・“夕紅錦”など約20種類くらいの

 品種が150本くらいあります。

 色々な種類を食べ比べしてみても楽しいですね。

(小規模多機能型居宅介護 向陽ヶ丘レインボーハイツ 管理者 蒲生 正幸)

 ◆次回は、8月29日、「三重県 さくら園」さんです。

◆毎週月曜日連載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』 第160回 特別な外泊 特別養護老人ホーム美瑛慈光園 北海道美瑛町

2016年8月21日

◆重度化が進む高齢者介護施設における栄養部門の重要性 食事はケア&食事は最大の楽しみ

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飛行機の窓から見えた空。

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 ある特別養護老人ホームのユニットで、朝の7時から夜の8時まで一緒にすごしました。

 合計13時間。

 久しぶりにユニットの様子を現場に張り付いて感じることができました。

 強く感じたのは、スタッフと入居者の会話が少ないなぁということ。

 そうなってしまう理由はいくつかあります。

 一つは、日中、スタッフがリビングにいないこと。

 スタッフがリビングにいるのは食事の時間がほぼすべて。

 それ以外は、排泄介助、口腔ケア、入浴介助に追われています。

 入居者の重度化が進み、スタッフのケア量が増えているのです。

 もう一つの理由は、入居者がリビングにいないこと。

 食事を終えると、ADLが高く、自立度が高い人は居室に帰ってしまいます。

 ADLが低く、介助が必要な方は、食事を終えると、口腔ケア、排泄介助のために居室へ帰ります。

 食事の後、リビングにはスタッフも入居者もいない状態になります。

 3時の「おやつの時間」にリビングにいる入居者は、食事の時の半数程度。

 食後、居室にいる入居者の多くはベッドで寝ています。

 3時のおやつの前には、ベッド上での排泄介助、居室のトイレでの排泄介助があり、その流れで、ベッド上や居室で3時の「水分補給」をする人がいるからです。

 「水分補給」といった雰囲気になると、スタッフと入居者の会話がかなり少なくなります。

 イズミダがいた13時間で、スタッフと入居者の会話が交わされたのは、合計2〜3分。

 交わした会話も一言、二言といった短いもの。

 こういった日々で、入居者が最も楽しみにしているのが食事です。

 食事の時間、ADLの高い人はとっても楽しそうにしていました。

 13時間で入居者が笑顔だったのは食事の時間。

 というか入居者の笑顔が出たのは、食事の時間だけでした。

 ADLが低い人ほど、居室で過ごす時間が長くなる傾向があります。

 その人たちの暮らしの中でほぼ唯一の楽しみである食事が、おいしそうな見た目でなかったら…。

 粉々のきざみ食、グジュグジュのペースト食を見たときに、入居者は「おいしそう」「食べたい」「うれしい」と思うでしょうか。

 おいしそうな食事の提供が介護施設の入居者の暮らしにとって、とても大切なのだということを13時間現場にいることで再認識しました。

 このブログで毎週金曜日に紹介している大分県国東市の鈴鳴荘が提供しているソフト食は、介護施設の入居者に大きな笑顔をもたらしています。

 入居者にとって、食事が唯一の楽しみかもしれないと考えれば、進むべき道ははっきりしています。

 介護施設のお年寄りが見た目にもおいしそうで、食べてもおいしい食事で笑顔になることが増えたらいいなと思います。

 とくにADLの低い方たち、ペースト食やきざみ食を食べている人たちが、鈴鳴荘が提供するようなソフト食を週に1回でも食べることができたら、すごい幸せになるだろうなと、しみじみと思いました。

(泉田照雄)

※関連記事

◆毎週金曜日連載 第161回 『高齢者のためのおいしいソフト食』 「さばの梅かつお焼き・なすの味噌煮」 特別養護老人ホーム 鈴鳴荘 大分県国東市

◆第5回全国先端ケア研究会in網走 定員を上回る約200名が参加 「料理はケア」。栄養士部会で味覚の減退がある方へのソフト食を試食

月10日掲載「熊本県甲佐町特別養護老人ホーム桜の丘のお昼ごはん」 第19回 大麦とトマトのポタージュ ・ 蒸し鶏と夏野菜のバンバンジー ・ にがうりの和え物

◆大分県大分市特別養護老人ホーム清流苑のお昼ごはんは日本一なのではないだろうか。老人ホームのお昼ごはん 第8回

2016年8月20日

◆だいたい毎週土曜日掲載 今週のどうぶつ 北海道 函館朝市で見たカニとミズダコ

 北海道函館駅の隣にある朝市に行きました。

 出かけたのは夜の7時。

 ほとんどの店は閉まっていましたが、いくつかの飲食店は営業中。

 夕食を食べる人たちで賑わっていました。

 飲食店にもカニの生簀があって、毛ガニ、タラバガニ、アブラガニなどがゴソゴソとうごめいていました。

 大きなミズダコもいましたが、いったいどうやって食べるんだろう?

 団体で注文して、焼いたり、煮たりするのだろうか?

 すべての料理にイカが入っている「イカづくし」を食べたことがあるけど、タコづくしってことになるのだろうか?

 客の目を引くためのアイキャッチ的存在なのか?

 「食べるんじゃねーぞ!」という面構えです。

 この顔を見ちゃうと、なかなか注文する気にはなりません。

 それにしてもすごいですよね。

 食べたら呪われて取り憑かれそうです。

  (泉田照雄)

※関連記事

◆これがあの夏イカなのかな? 長崎平戸島 漁協直営食堂 旬鮮館のイカ刺し定食

◆すべての料理にイカが入っていた「いかや」(大分県大分市)のイカづくし。

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