2018年2月 1日

◆2018(来年)2月11日(日)~11日(月) 長野県上田市で開かれる「第9回全国先端ケア研究会in長野・上田」の申し込みがスタートしました。どなたでも参加できます。今年もインターネットからの申し込みです。

しばらくこの記事をブログのトップにアップします。

新しい記事は下にあります。

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 2018(来年)2月11日(日)~11日(月)に開かれる「第9回全国先端ケア研究会in長野・上田」の申し込みがスタートしました。 

 今年も専用ウェブサイトでネットからの申し込みになります。

 ↓専用ウェブサイト クリックすると申し込みページにジャンプします。

 https://www.mwt-mice.com/events/ueda2018/login

 電話、FAXでの申し込みはできません。

 ご注意ください。

 ウェブサイトでの申し込みについては下記へお問い合わせください。

 名鉄観光サービス㈱長野営業所 TEL 026-244-8557 担当 原さん

 全国高齢者ケア研究会は、参加施設が力を出しあって運営しています。

 今回の研究会も上田市のアザレアンさなだが事務局を担っていただいております。

 事務局を担っていただいている施設の事務負担を少しでも軽減するために、ウェブでの申し込み方法にいたしました。

 ご理解とご協力をお願いいたします。

 オープンの研究会なので、どなたでも参加できます。

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 今年は菅平のスキー場がある長野県上田市のJR上田駅前の上田東急REIホテルで開催いたします。北陸新幹線上田駅徒歩1分のところです。

 今年は栄養士分科会がありません。

 そのかわり栄養部門が介護、看護部門同様に、健康管理に深く関わり多職種協働のケアの中心となっている実践、事例を全体会で紹介します。

 先端ケア研究会は、全国高齢者ケア研究会の会員施設が、その年1年間に取り組んできた新しいケアを紹介する研究会です。

 食事ケア、排泄ケア、認知症ケア等の基礎介護を丸2日間にわたってハードに研究するため、「基礎介護ミーティング」とも呼ばれています。

 研究会の各施設は、ここで得た知識・技術を来年度の研修計画に反映します。

 特別養護老人ホーム等の入居系事業所は重度化が進んでいます。

 重度化に対応した最新のケアを学ぶ研究会ですので、ぜひご参加ください。

 各書類のダウンロードは下記からお願いいたします。↓

↓案内文

「2018ueda-kaisaiannnaiv2.pdf」をダウンロード

↓要項

「2018uedayoukoumousikomisyo.pdf」をダウンロード

↓ウェブ申し込みの操作方法

「2018naganosousahouhou.pdf」をダウンロード

↓プログラム(案)

「2018uedaprogram_an.pdf」をダウンロード

 今年の研究会の主な内容は以下の通りです。  

《今年の研究会のポイント(予定)》

1 新しい「介護の知識50」  

 重度化した入居系施設に必要なケアの技術、知識を約60のポイントにまとめました。毎年、改良を加えていますが、今年もさらにバージョンアップしました。

2 看護師のための分科会開催  

 重度化施設において、医療と介護の連携はとても重要です。

 看護部門は医療介護連携の中心。

 長期療養型施設における医療連携上の看護の役割の解説。

 看護部門と介護部門がしっかりと連携している先進事例を紹介します。

 定員50名。定員になり次第閉め切らせていただきます。

3 最新の認知症ケア

  BPSDの要因分析の仕方とケアのポイントを解説します。

4 便秘を和らげる腹部マッサージの実演

5 重度化に対応したアセスメントシート

 入居系事業所の重度化は急速に進んでいます。

従来のアセスメントシートでは、重度化した利用者に対しては十分なアセスメントができません。

 重度化した利用者に対してのアセスメントのポイントと、新しいアセスメントシートを紹介します。

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 昨年は12月中旬に定員に達しました。お早めにお申し込みください。

 当日会場でお会いできるのを楽しみにしています。

(泉田照雄)

※関連記事 昨年の研究会の様子

◆知識・技術を深めることの大切さ 2017年2月9日〜10日 北海道旭川市で「第8回全国先端ケア研究会in北海道・旭川」=基礎介護ミーティングが開催されました。

2017年11月22日

◆毎週水曜日掲載『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート』第54回 夜間眠り浅く下衣を脱がれてしまう、下肢の浮腫と痛みが改善されたケース(北海道鷹栖町 多機能型グループホーム鷹栖なごみの家  )

 全国高齢者ケア研究会に参加する各施設では、トータルケアに取り組み、先進的なケアを行っています。
 このブログでは、各施設での実践事例を「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート」として紹介しています。
 毎週水曜日掲載です。
 今回は北海道鷹栖町の多機能型グループホーム鷹栖なごみの家からのレポートです。
 夜間眠り浅く下衣を脱がれてしまう、下肢の浮腫と痛みがある方のへのケアについての報告です。
 ケース検討は、基本的にICF(国際生活機能分類、International Classification of Functioning,Disability and Health)の考え方をベースに、BPSD治療アルゴリズム(「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行っています。

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◆基本情報

 氏名 54

 年齢 89

 性別 女性

 要介護度 要介護3

 身長  155cm

 体重  41.8kg

 既往歴 不安神経症 発作性心房細動 閉塞性動脈硬化症 高血圧 

 現病歴 アルツハイマー型認知症  心不全 パーキンソン病

服薬状況 スタレボ配合錠(パーキンソン薬)12

     タガメット細粒20%(胃薬)13 回

ノイエル細粒40%(胃薬)13

メネシット配合錠100%(パーキンソン薬)11

     ミラペックスLA錠(パーキンソン薬)11

イクセロンパッチ9mg(認知症改善薬)11

ワーファリン錠1mg(抗凝固薬)11

ワーファリン錠0.5mg(抗凝固薬)11

アスパラカリウム300mg(カリウム補給薬)12

アジルバ錠(降圧剤)11

ヘモポリゾン軟膏(痔の薬)11

 

◆課題

 

 1)夜間眠り浅く下衣を脱ぐ

 

2)左下肢の浮腫

 

3)介助時に足の痛みを訴える

 

◆経過

 

H25小規模多機能ホームを利用され、H296月入居。

 

入眠後、下衣を脱ぎ排尿することがほぼ毎日ある。左下肢の浮腫、介助時の右足がねじれやすく痛みがある。

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◆要因

 
  ➀臥床後に下衣を脱がれる行動は、知覚異常ではないかと仮説をたてる。
 

 

②車椅子に座っている時間が長く、足を動かすことが少ない。心疾患があるた

 

 め、心機能の低下も考えられるのではないかと仮説をたてる。

 

 

③立ち上がり時に右足に力が入らないためねじれが原因と仮説をたてる。

 

 

◆実施したケア
 

 

  ①に対して血液データーを確認する。異常を示す数値はない。

 

  入眠前に足浴を行いリラックスとむくみの軽減をはかる。

 

 

  ②に対して日中足を挙上する時間を設ける。足浴での浮腫の緩和。浮腫の状況を
   Drに再度相談しアジルバ錠(11回)からフロセミド錠(11回)、スピロ

   ラクトン錠(
11回)に薬が変更になる。
 

 

 

  ③に対して立ち上がりの際は、右足底を床にしっかりついてもらい立ち上がるま

 

   で右足をおさえるよう介助する。

 

◆結果

 

入眠前の足浴は、入浴剤を使用し就寝前に実施している。気持ちが良いと喜ばれてい

 

るが、下衣を脱がれてしまう行為はまだみられる。左下肢の浮腫については、日中足

 

を挙上する時間を決めたこと、薬が変更されたことで軽減してきている。

 

これからも継続し小さな変化に気づき1つ1つ早めな対をして54様が安心した生活

送れるようにしていきたいと思います。

 

 

【多機能型グループホーム鷹栖なごみの家  ユニットリーダー 藤原 響】

 

 

次回は、11月29日 愛媛県東温市 特別養護老人ホームガリラヤ荘さんです。

 

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

2017年11月20日

◆毎月20日掲載 第180回 『高齢者のためのおいしいソフト食』 「寄せ鍋」 特別養護老人ホーム 鈴鳴荘 大分県国東市

menu

・ 玄米ミキサー粥

・ 寄せ鍋

・ 大根の金平

・ たたきごぼう


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寄せ鍋

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‐材料-(1人分)

えび           30g

豆腐           30g

白菜           20g

人参           20g

春菊           15g

マロニー          5g

鍋つゆ            適量


-作り方-

① えびを塩茹でし、同量のだし汁とミキサーにかける。鍋に移して重量を計り、1%のソフティアGを入れて加熱する。少量取り分けて、残りを流し缶に入れる。取り分けた分に色粉を加え、赤色を濃くする。流し缶のえびの上に取り分けて色粉を入れたえびを線上にのせ、冷やし固める。

② 豆腐はだし汁とミキサーにかけ、鍋に移して重量を計り、1%のソフティアGを入れて火にかけて85℃以上になるまで加熱する。流し缶に入れて冷やし固めてから、バーナーで焼き目を付けて切り分ける。

③ 白菜、人参、春菊はやわらかめにゆでて、だし汁とミキサーにかける。鍋に移して重量を計り、1%のソフティアGを入れて85℃以上になるまで加熱する。バットに流し入れて冷やし固め、型抜きする。

④ マロニーをやわらかく茹でてだし汁とミキサーにかけて、鍋に移して重量の1%のソフティアGを入れて85℃以上になるまで加熱し、バットに流し入れて冷やし固めてから細い線状に切る。

⑤ 小さな土鍋に盛り付けて、温かい鍋つゆにとろみをつけて上からかける。
   ※写真は鍋つゆをかけていない状態です。

ワンポイント

春菊は葉と茎の部分を分けて固めて葉っぱと茎の部分がわかるようにかたどっています。茎の部分を先に固めて葉っぱの部分をバットに流し入れた後に入れています。固まったら竹串など先のとがったもので春菊のように型抜きします。


特別養護老人ホーム 鈴鳴荘   栄養課  榎田 真弓



◆毎週月曜日掲載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しさを求めて~』第224回「Sさんの誕生日」(北海道美瑛町 美瑛慈光園小規模多機能ひなた)

 全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

 利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。

 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

 各施設は「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが、「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるよう取り組んでいます。
                                            
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 ひなたでは、できるだけ誕生日の日に(それが難しければ、誕生日に近い利用日に)その方が、食べに行きたいお店、一緒に行きたい人と、食べたいもの、行きたい所…本人がしたいことを聞きながら、誕生日をお祝いしています。

 

 10月に、Sさんの誕生日がありました。

 Sさんに誕生日に何を食べたいか聞くと、「それより、もう紅葉始まってるかな。ドライブに行きたい!」という希望でした。そういえば…Sさん、去年も誕生日に行きたい所を聞くと、「ドライブしたい」だったなぁ、あと「ちょいすのザンギ巻き食べたい」だったなぁ…なんて、思い出しました。

 その日はちょうど、天気も良く、午後からなら出かけられそうだったので、急きょ午後からドライブに出かけることに!

 白金方面へ向かうことにしました。いつも仲良しのメンバーと一緒に車に乗り、外の景色を眺めながら、ずーっとおしゃべり。 Sさん「はぁ~...山にいるとほっとする。私は山が好きなんだぁ。スーッとする」と、とても喜んでいました。

 白金温泉からさらに上がり、望岳台へ。望岳台から見る山は、もう雪で真っ白でした。車から降り、山をバックに記念撮影。

 Sさん、しばらくじーっと、山を眺めていました。そんな時間を大切にしていきたいな、と思います。Hinata

ちなみに、後日、(今年も!)Sさんの食べたい「ザンギ巻き」のある回転寿司のちょいすへ、行ってきました!

 

 その人の「こうしたい」という気持ち、「こうしたくない」「何もしたくない」というその時の気持ち。

 ひなたの理念は「今日を大切にする ありのままに生きる 地域と共に」です。

 周りが思う “こうしたらいいんじゃないか” ではなく、 “今日の、その時の、その人の気持ち” そこに耳を傾けることを大切に、関わっていけたら...と思っています。

 

  (美瑛慈光園小規模多機能ひなた 所長 石崎真美)

次回は、11月27日、網走レインボーハイツさんです。よろしくお願いします。

◆毎週月曜日掲載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しさを求めて~』第223回「ユニット合同での小さな家庭菜園」(東京都足立区 特別養護老人ホーム 千住桜花苑)

2017年11月18日

◆北海道美瑛町 四季彩の丘 たくさんの花が咲いていました。

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 この夏、北海道美瑛町にある四季彩の丘へ行きました。

 絶景の公園で、入園は無料です。

 写真のように花がたくさん咲いていました。

 イズミダは美瑛町を何十回と訪ねていますが、花が咲いている四季彩の丘へ行ったのは初めてです。

 美しい景色でした。

 ときにはこんな景色を眺めてぼんやりするのもいいですね。

(泉田照雄)

※関連記事

去年の夏の記事です。美瑛に行ったときはだいたい釣りに行ってしまいます。

快晴! 夏の北海道 美瑛慈光園安倍さんと釣り 安倍さんのランクル壊れる! 

 

2017年11月15日

◆毎週水曜日掲載『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート』第53回 大声を上げたり暴言・介護拒否がある方が改善されたケース(北海道網走市 地域密着型介護老人福祉施設 向陽ヶ丘レインボーハイツ )

 全国高齢者ケア研究会に参加する各施設では、トータルケアに取り組み、先進的なケアを行っています。
 このブログでは、各施設での実践事例を「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート」として紹介しています。
 毎週水曜日掲載です。
 今回は北海道網走市の地域密着型介護老人福祉施設 向陽ヶ丘レインボーハイツからのレポートです。
 急に大声をだしたり、暴言・介護拒否などがある方のへのケアについての報告です。
 ケース検討は、基本的にICF(国際生活機能分類、International Classification of Functioning,Disability and Health)の考え方をベースに、BPSD治療アルゴリズム(「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行っています。

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◆基本情報
 氏名 53様
 年齢 90歳
 性別 女性
 身長 140cm
 体重 43.1kg
 要介護 5

◆既往歴
 アルツハイマー型認知症 高血圧 骨粗鬆症 変形性膝関節症 両手首関節炎 尿路感染症

◆服薬状況
 アリセプトD錠3mg 1× (朝)     (認知症治療薬)
 カルスロット 1× (朝)         (降圧薬)
 エカード配合錠HD 1× (朝)     (降圧薬) 
 抑肝散 3×                (漢方)
 重酸化マグネシウム1g 3×      (下剤)
 センノサイド錠12mg 1×3 (夕)  (下剤)
 メマリーOD錠10mg 1× (夕)    (認知症治療薬)
 ウインタミン細粒 2× (朝・夕)    (向精神薬)
 セレコックス錠100mg 2×(朝・夕) (炎症止め)
 ムコスタ錠 2× (朝・夕)        (胃薬)
 フォサマック錠35mg (週1回)    (骨粗鬆症薬)

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「no.53 v24 (11.15).pdf」をダウンロード




◆課題
  急に大声を上げたり、暴言・介護拒否などが見られる。

◆経過
  平成25年12月入所。入所当時は自力歩行可能でしたが、現在は身体機能が低下し1日の大半はベッド上での生活を送られています。以前より、時々不穏が見られましたが、最近は特に大きな声を出されたり、暴言・介護拒否が目立つようになりました。特に起床時から食中~食後にかけて見られることが多く、食事が途中で食べられなくこともあります。

◆BPSD(行動障害)の要因分析
 ①ウインタミン服用による強い鎮静効果の影響で、起床時の覚醒状況が悪く、イライラや攻撃性につながっているのではないか?
  
 ②便秘傾向で下剤を多く服用されているため、下剤による腹痛からイライラや攻撃性につながっているのではないか? とくに起立性便反射の起こる起床時や食中~食後にかけて、食べ物がお腹に入ることで便意や腹痛・不快感が起こり、これらの時間に強く反応が現れているのではないか?
 
 ③採血の結果から貧血傾向が見られるため、貧血による攻撃性が見られているのではないか?

 ④上記①〜③のどれか一つが要因となっているのではなく、①〜③が複合的な要因となっているのではないかと考えました。

◆実施したケア
 ①かかりつけの病院の医師と相談し、ウインタミンを朝・夕で飲んでいたところを夕のみに変更し様子を見ることにしました。また、医師よりアリセプトの長期服用でも攻撃性が見られることがあるとの指摘を受けて、家族とも相談しアリセプトの服用を中止してみることにしました。
 その結果、朝の覚醒状態が徐々によくなり、大きな声を出すことも少なくなり、食事も全量食べることができるようになってきました。
 
 ②下剤による腹痛や不快感を軽減するため、便秘対策として毎日ヨーグルトにオリゴ糖とオリーブオイルを混ぜたものを食べていただくことにしました。また、薬の副作用で便秘になりやすいフォサマックとムコスタについて医師と相談し、フォサマックは現状では服用する効果が低いとのことで中止することにしました。

 ムコスタの方は関節炎の痛み止め薬を飲んでいるため、服用を続けた方がよいとの指示で継続して服用してもらうことにしました。
 さらに、1日1回トイレに座ってもらう時間を作り、腹部マッサージを行ったり、腹圧をかけて排便を促しました。

 その結果、今までは上記の量の下剤を服用していても排便が見られず、さらに下剤を追加したり、浣腸をして排便を促していましたが、便秘対策をしてから徐々に自然排便が見られるようになり、今では2~3日に1回はトイレで自然排便が見られ、下剤の量もセンノサイド3錠→1錠に減量することができました。
 
 ③採血の結果を医師に相談し、医師より鉄剤を飲むほどの数値でもないがサプリメントなどは服用してもよいとの許可を得ました。家族と相談し、毎日市販の鉄サプリメントを1錠ずつ飲んでもらうことにしました。
 その結果、服用前よりも微量ですが貧血の数値が改善されました。
          服用前   服用後
 赤血球数   360 →  425
 Ht       32.8 →  36.0
 Hb       11.0 →  11.5

◆結果
 課題にあげた状況が完全に改善されたわけではありませんが、以前に比べると大声をだしたり暴言・介護拒否といった行動が少なくなりました。食事量も増え穏やかに過ごされることが多くなりました。

 今回のケースを通じ一つの課題に対し複数の要因が絡んでいることもあり、多角的なアプローチが必要であることを改めて感じました。

 今後もさまざまな利用者さんのケースに対し、総合的に考えて課題の改善に努め、少しでも利用者さんが穏やかな生活を送ることができるよう支えていければと思います。

【地域密着型老人介護福祉施設 向陽ヶ丘レインボーハイツ ユニットリーダー 田宮 匡史】

次回は、11月22日 北海道鷹栖町 なごみの家さんです。
よろしくお願いします。



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※関連記事

毎週水曜日連載『全国高齢者研究会先進事例レポート』第52回 抗精神薬の中止で食欲不振、帰宅要求等の不穏が無くなったケース(熊本県甲佐町 特別養護老人ホーム桜の丘)

◆認知症カンファレンスシートがV24になりました。ダウンロードしてお使いください。

◆かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)が発表されました。

2017年11月13日

◆毎週月曜日掲載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しさを求めて~』第223回「ユニット合同での小さな家庭菜園」(東京都足立区 特別養護老人ホーム 千住桜花苑)

全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。

毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

各施設は「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが、「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるよう取り組んでいます。
                                            
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ユニットケアを行っているとどうしてもユニットごとの活動が多くなってしまいます。

お年寄り同士のつながりの機会を増やそうと、複数ユニット合同の活動を検討
しました。

お年寄りと職員が共に楽しめ、皆で出来る事を考え、季節も考慮しミニ家庭菜園を作ることにしました。

自分達で苗を植え、水をやり、収穫するというものです。

ミニトマト・きゅうり・花の種を用意し、ボランティアさんの協力もあり土の用意もバッチリです。

「おいしく育つといいね」「どんな色の花が咲くのかな」などと話しながらプランターに植えました。

水やりは日々の散歩がてら行い、
目的があることで、こころなしか皆さん歩くことに前向きな様子でした。

「沢山水をあげると枯れちゃうよ」とアドバイスをくれるSさん。

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「大きくなれ~」と願うNさん。

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「花がさいたわよ」とOさん。

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それぞれから嬉しい報告がありました!

きゅうりとお花は残念な結果になってしまいましたが、ミニトマトは沢山実り、収穫した物は夕食の彩りにbud

複数ユニットでの協力体制をとることでお年寄り・職員が互いに笑顔で楽しい時間を過ごせました。

職員同士でケア以外の話合いをすることで職員間の交流の場となり協力体制をの強化にも繋がりました。

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これからもお年寄りが幸せな生活を送れる様に工夫して行きたいと思います。

(千住桜花苑 特養主任 遠藤史子)

次回は 11月20日 美瑛慈光園さん です。よろしくお願いします。

※関連記事

毎週月曜日掲載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しさを求めて~』第222回「自分のできることで健康を維持し、ひ孫と過ごす楽しみを」(北海道 鷹栖町 多機能型グループホームなごみの家)

2017年11月10日

毎月10日掲載「熊本県甲佐町特別養護老人ホーム桜の丘のお昼ごはん」 第34回「秋を楽しむ11月のごはん」鶏肉とごぼうの混ぜご飯 ・ 鮭の幽庵焼き ・ 柿の白和え ・ さつま芋の小倉煮 

秋の味覚といえば、何を思い浮かべますか?

サンマ、栗、きのこ、さつま芋、新米...など、秋はおいしい食材が出回り、ついつい食べ過ぎてしまいます。

今回は、秋の食材、鮭・柿・さつま芋・ごぼうを使ったメニューを紹介します。

桜の丘では、夏はきゅうり、冬はほうれん草や白菜など、季節の食材を使って白和えを作ります。

秋の白和えは、柿を使います。

柿の甘みでやさしい味に仕上がります。




<献立>

鶏肉とごぼうの混ぜご飯

鮭の幽庵焼き

柿の白和え

すまし汁

さつま芋の小倉煮


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鶏肉とごぼうの混ぜご飯


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<材料>  1人分

米         50g

鶏肉        15g

ごぼう        10g

人参         5g

油揚げ        3g

干しいたけ     1g

グリンピース    5g

(A)砂糖     1g

  酒       2cc

  しょうゆ    4cc

  みりん    2cc

だし汁      30cc



<作り方>

①米を研ぎ、炊飯器に米と分量の水を入れ、炊飯する。

②鶏肉はこま切れに、ごぼうはささがきにして水にさらしておく。
  干しいたけは戻して細切りにし、人参も細切り、油揚げは細かく切る。

③熱した鍋に油をひき、鶏肉を色が変わるまで炒め、その他の材料を加えて炒める。

④材料がしんなりしてきたら、だし汁と(A)の調味料を加えて煮る。

⑤炊き上がったごはんに④を混ぜ、ゆでたグリンピースを飾る。




ごぼうの香りが、食欲をそそります。

鶏肉をごま油で炒めると、コクが出ます。




鮭の幽庵焼き


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<材料>  1人分

鮭        1切れ(60g)

(A)酒      3cc

  しょうゆ   6cc

  みりん    3cc

  レモン汁   1cc



<作り方>

①バットに(A)の調味料を入れ、1時間くらい鮭を漬け込む。

②汁気を切った鮭を、オーブンまたはスチームコンベクションで焼く。

③焼き上がる直前に、(A)の浸けだれをはけで塗り、焼く。




鮭は、軽く塩をふり30分ほどおくと、余分な水分と臭みが抜け、調味料がしみ込みやすく、おいしく仕上がります。

今回はレモン汁を使いましたが、これからの季節はゆずやカボスに変わります。




柿の白和え


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<材料>  1人分

柿        10g

ほうれん草   15g

しぼり豆腐   25g

(A)味噌     3g

  みりん    2cc

  砂糖     3g

  塩      0.3g

すりごま    2g



<作り方>

①柿は皮をむいて、食べやすい大きさに切る。
  ほうれん草は、熱湯でゆでて水にとり、水気を絞って2㎝長さに切る。

②フードプロセッサーに絞り豆腐を入れ、なめらかになるまで撹拌する。

③(A)の調味料を加え、さらに撹拌する。

④ボウルに③を入れ、①とすりごまを加えて混ぜ合わせる。




白和えは、作り方が面倒なイメージですが、絞り豆腐とフードプロセッサーを使うことで簡単に作ることができます。




さつま芋の小倉煮


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<材料>  1人分

さつま芋     20g

小豆        10g

砂糖        12g

塩         0.1g



<作り方>

①小豆はたっぷりの水からゆで、沸騰したら一度ゆでこぼす。

②再び水を入れ、弱火で軟らかくなるまで煮る。

③さつま芋は、皮をむきサイコロ状に切り、水にさらしてアクを抜く。

④鍋にさつま芋と小豆のゆで汁を加えて煮る。(水分が足らない時は、だし汁を足す)

⑤煮立ったら小豆と砂糖を加え、さつま芋が軟らかくなるまで煮る。

⑥塩を加え、味を整える。




この一品で食物繊維が2.6g摂れます。

便秘で困っている方におすすめの一品です。

小豆は、豆が踊らない程度の弱火で、アクをすくいながらじっくり煮ます。

砂糖の量は、お好みで調整してください。



特別養護老人ホーム 桜の丘  管理栄養士 川本里江


※関連記事
毎月10日掲載「熊本県甲佐町特別養護老人ホーム桜の丘のお昼ごはん」 第33回「秋祭り10月のごはん」 このしろちらし寿司 ・ 鶏肉とじゃがいものみそ煮 ・ パンプキンプリン

2017年11月 9日

◆第9回全国先端ケア研究会in長野上田2018の開催日程が決まりました。早めの飛行機の予約をしてくださいね。

この記事をしばらくブログのトップに掲示します。

新しい記事は下にあります。

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 第9回全国先端ケア研究会in長野上田2018の開催日程が決まりました。

 2018年2月11日(日)〜12日(月)の2日間です。

 会場は長野県上田市の東急REIホテル。 

 東京駅から上田駅までは北陸新幹線で1時間半です。

 東急REIホテルは上田駅より徒歩1分。

 先端ケア研究会は、全国高齢者ケア研究会の会員施設が、その年1年間に取り組んできた新しいケアを紹介する研究会です。

 食事ケア、排泄ケア、認知症ケア等の基礎介護を丸2日間にわたってみっちり研究するため、「基礎介護ミーティング」とも呼ばれています。

 研究会の各施設は、ここで得た知識・技術を来年度の研修計画に反映します。

 特別養護老人ホーム等の入居系事業所は重度化が進んでいます。

 重度化に対応した最新のケアを学ぶ研究会ですので、奮ってご参加ください。

 申し込みの詳細はこのブログで紹介します。

 研究会の期間は、中国の正月と重なり、多くの中国人が訪れる可能性が高いです。

 参加予定の皆さんは、早めの飛行機の予約をしてください。 

(泉田照雄)

※関連記事 2017年の先端ケア研究会の様子です。

◆知識・技術を深めることの大切さ 2017年2月9日〜10日 北海道旭川市で「第8回全国先端ケア研究会in北海道・旭川」=基礎介護ミーティングが開催されました。

2017年11月 8日

毎週水曜日連載『全国高齢者研究会先進事例レポート』第52回 抗精神薬の中止で食欲不振、帰宅要求等の不穏が無くなったケース(熊本県甲佐町 特別養護老人ホーム桜の丘)

 全国高齢者ケア研究会に参加する各施設では、トータルケアに取り組み、先進的なケアを行っています。
 このブログでは、各施設での実践事例を「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート」として紹介しています。
 毎週水曜日掲載です。
 今回は熊本県甲佐町 特別養護老人ホーム桜の丘からのレポートです。
 「抗精神薬の中止で食欲不振、帰宅要求等の不穏が無くなったケース」のケアについての報告です。
 ケース検討は、基本的にICF(国際生活機能分類、International Classification of Functioning, Disability and Health)の考え方をベースに、BPSD治療アルゴリズム(「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行っています。

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◆基本情報 

氏名  52様

年齢  93歳

性別  女性

要介護度 4

身長  139.4cm

体重  28kg (H29.3.1入居時)

BMI  14.4

◆既往歴

子宮筋腫、脊椎圧迫骨折、左大腿骨転子部骨折、不眠症、右大腿骨転子部骨折

◆服薬 (H29.3.1入居時)

スルピリド錠50mg ×3(朝・昼・夕)(抗精神薬。胃・十二指腸潰瘍や精神の症状を改善)

カロナール錠300  ×3(朝・昼・夕)(熱を下げたり、痛みを和らげる)

ミヤBM錠 ×3(朝・昼・夕)(腸の調子を整える)

ベルソムラ錠15mg ×1(就寝前)(睡眠薬。寝つきを良くし安定した睡眠を持続させる)

◆課題

①食欲不振

②不穏、帰宅要求等がある

◆経過

 元々自宅で生活をされており、シルバーカーで歩行ができていました。
転倒し右大腿骨転子部骨折。手術をされるもADLの低下、食欲の低下もあり自宅への退院は難しいとのことで、H29.3.1病院を退院しそのまま入居となりました。
 意思表示をはっきりされる方で、入院中は食事は毎食、栄養補助食品のゼリー1個しか摂取されず、1日1000mlの点滴をされていました。
 主治医より、このまま入院していても状態は変わらない。環境を変えることで食事が入るようになるかもしれない。桜の丘にかけてみようと、1日500mlの点滴の指示で退院をされ受け入れとなりました。
 入居時の食事は、栄養課と相談し、毎食、全粥110g、おかず1品、補食のゼリー1個を提供してみることにしました。
 入居時から何でこんなところに来たのか、家に帰りたい、食事は食べたくない等の拒否があり、補食のゼリーのみは摂取されるものの、他は1口の時や1割程度、水分も1日200cc~300cc程度でした。声も、か細く聞き取るのがやっとの時もありました

◆認知症カンファレンスシート


  0001_2

  「v24_11.8.pdf」をダウンロード


◆BPSD(行動障害)の要因の検討

①食欲不振に関して
味覚の減退があるのではないか、便秘が影響していないか、スルピリドの副作用ではないかと仮説を立てました。

②不穏、帰宅要求等があることに関して
リロケーションダメージによるものではないか、脱水によるせん妄状態にあるのではないかと仮説を立てました。

◆検討した内容・実施したケア内容と結果

①食欲不振に関しての仮説
 味覚の減退に関して・・・補食のゼリーのみは摂取され、甘いものを好まれることからも、減退はあると判断し、甘いものを根気強くすすめたり、間食にチョコレート等の甘いものを提供し徐々に摂取量は増えました。

 梅ぼしをのせたおかゆを好まれることもわかってきました。スタッフも、定時のみでなく、こまめに水分等の提供を行い、入居から2週間で点滴の指示はなくなり食事と水分だけで栄養が摂れるようになりましたが、まだまだ十分な量ではなく、水分摂取量も1日300cc~600cc程度でした。

 便秘の影響に関して・・・因果関係は認められませんでした。

 スルピリドの副作用ではないか・・・3月中旬(入居後初めての回診時)、主治医へ食事摂取量や精神症状を報告しました。スルピリドの副作用で食欲不振が出ている可能性についても尋ねました。すると、スルピリドを1日2回へ減量してみようと言われ、同時に現在処方の内服薬も見直すと言われました。スルピリドを1日2回へ減量の他に、カロナール・ミヤBMは中止。ベルソムラは、定時処方から不眠時の屯用へ変更されました。(入居後、主治医は入院中の医師から嘱託医へ変更となったため、改めて本人にとって必要な薬なのかを見直すとのことで、上記の内容に処方が変更となりました。)

 4月に入ると、食事摂取量は8割~10割。水分摂取量は平均800cc程度まで増えました。時々不眠なことはありますが、夜間良眠が増えてきました。回診時にこれらのことを報告しました。すると、スルピリドを1日1回へ減量、ベルソムラは屯用のままで、ロゼレムを処方されました。(ロゼレム錠8mg・・・夕食後に1錠。睡眠のリズムを調節し、自然な睡眠をもたらす)食事の提供もデザートを足したり、中付けを足したり、少しずつ他のご利用者と同じ量に近づいていきました。

 5月に入り、食事摂取量はほぼ全量摂取。水分摂取量の平均は1000cc近くになりました。屯用のベルソムラも前回の回診後からは3日に1回程度しか服用されなくても良眠できるようになりました。回診時にこれらのことを報告しました。スルピリドは中止となりました。ベルソムラも中止となり、内服はロゼレムのみとなりました。

 6月に入り、食事も全量摂取できていたため、栄養課と相談し食事の提供する内容を見直しました。全粥110g、主菜・中付け・汁物はハーフ量、デザート全量、アイソカルHCへ変更しました。現在はこの量を毎食全量摂取されています。その他に、ご本人の好きなチョコレートやお菓子もおやつで召し上がっています。

②不穏、帰宅要求等がある

 リロケーションダメージに関しては、こまめにスタッフが声をかけたり、甘い物を提供したり、一緒に散歩をしたり、1日も早くユニットに慣れてもらえるように心がけました。

 脱水によるせん妄状態にあるのではないかという仮説に関しては、上記の食事の摂取量と同様、スルピリド減量によるものか、水分摂取量も増えていきました。不穏になることも、帰宅要求もなくなりました。

 今では声も張りが出て、とっても明るい、スタッフや周りのご利用者を和ませてくれる存在になっています。

 また、入居当初は食事の拒否があり声かけ等も工夫しながら食事介助を行っていましたが、食事摂取量の増加とともに、自力で摂取されるようになっています。

 主治医からは、スルピリドを中止したことで、結果的にベルソムラも必要なくなった。そんなに影響していたのか、すごい結果だとコメントがありました。

 入居時28kgだった体重も7ヶ月後には32kgになりました。入居時に間違った対応を行っていたら、1日500mlの点滴指示が無くなることもなく、食事も毎食ゼリー1品のみで、ターミナル期に入ってしまっていたかもしれないと思うと、改めて多職種で行うカンファレンスが大切なんだと痛感させられました。これからも多職種で協力し、主治医へも丁寧な報告を続けていきたいと思います。

 【熊本県甲佐町 特別養護老人ホーム桜の丘 生活相談員 吉田めぐみ】

 次回は11月15日、北海道網走市 向陽ヶ丘レインボーハイツさんです。

 よろしくお願い致します。

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※関連記事

毎週水曜日連載『全国高齢者研究会先進事例レポート』第51回 食事が食べれなくなった方が改善したケース(大分県 大分市 特別養護老人ホーム 清流苑)

◆認知症カンファレンスシートがV24になりました。ダウンロードしてお使いください。

◆かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)が発表されました。

2017年11月 6日

毎週月曜日掲載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しさを求めて~』第222回「自分のできることで健康を維持し、ひ孫と過ごす楽しみを」(北海道 鷹栖町 多機能型グループホームなごみの家)

◆毎週月曜日掲載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しさを求めて~』第222回「自分のできることで健康を維持し、ひ孫と過ごす楽しみを」(北海道 鷹栖町 多機能型グループホームなごみの家)

全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ(HOLHappiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

入居者の痛みや苦しみを和らげ穏やかに暮らしていただくことを目指す「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ(HOLHappiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。

毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ(HOLHappiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

各施設は「ハピネス オブ ライフ(HOLHappiness of life)」を目標に、お年寄りが「穏やかで、そして笑顔で」暮らしていただけるよう取り組んでいます。

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 北海道は初雪が降り鷹栖町から一望できる大雪山も真っ白な雪におおわれ、本格的な冬がすぐそこまで近づいてきました。

 今回ご紹介するのは、自分のできる事や趣味を生かし健康を維持して自宅に帰りひ孫と過ごすひと時を楽しみにされているN様です。

4年前に入居されたN様は日頃から「私にできることは言って、何でもさせて」とおっしゃり、お掃除や洗濯物たたみや、若い時からしていた生け花をして健康に過ごしています。

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このように健康を維持しながら、担当職員が家族とのつながりとご本人の思いをかなえたいと毎年、ご家族特に大好きなひ孫さんに会うために、自宅に帰ることを継続し行っています。
今回はその時のご様子を紹介いたします。


 午前中にグループホームから自宅まで送りで夕方まで過ごします。
自宅につくと昼食は、N様の大好きなお赤飯が準備されていました。北海道のお赤飯は甘納豆を入れて作る家庭が多いです。N様のお宅もそうで、おばあちゃんの為にたくさん豆をいれて用意されていました。

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また、ひ孫さんたちもおばあちゃんが大好きで、ずっとN様の側を離れずとても楽しそうでした。

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 ホームに戻られたN様は「楽しかったよ。また来てねですって」と何度も笑顔で話して下さいました。
N様以外にも自宅に外出される方がいますが、自宅で家族と過ごし楽しいい思い出を増やしていけるよう今後も健康管理に気を付け、続けていきたいと思います。

次回は11月13日、 東京都足立区千住桜花苑さんです。
よろしくお願いいたします。

 (なごみの家 ユニットリーダー 菅原 雄樹)

◆毎週月曜日掲載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しさを求めて~』第221「私もできるよ!」(大分市 特別養護老人ホーム 清流苑

2017年11月 1日

毎週水曜日連載『全国高齢者研究会先進事例レポート』第51回 食事が食べれなくなった方が改善したケース(大分県 大分市 特別養護老人ホーム 清流苑)

全国高齢者ケア研究会に参加する各施設では、トータルケアに取り組み、先進的なケアを行っています。
 このブログでは、各施設での実践事例を「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート」として紹介しています。
 毎週水曜日掲載です。
 今回は大分県大分市の特別養護老人ホーム清流苑からのレポートです。
 食事が食べれなくなった方へのケアについての報告です。
 ケース検討は、基本的にICF(国際生活機能分類、International Classification of Functioning, Disability and Health)の考え方をベースに、BPSD治療アルゴリズム(「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行っています。

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 ◆基本情報
 氏名  51さん 
 年齢  96歳 
 身長  145cm 
 体重  30kg
 既往歴 アルツハイマー型認知症
        高血圧
        脳梗塞    

 服薬状況  
<朝>  アスパラカリウム   (カリウム不足を補う)
        アルダクトン     (利尿剤)
        アマンタジン塩酸   (筋肉のこわばり・脳の活性化)

<昼>  アスパラカリウム
        アルダクトン

<夕>  アスパラカリウム
        アルダクトン
        アマンタジン塩酸

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「n_c51.pdf」をダウンロード

 ◆課題 食事を食べれなくなった

 ◆経過
 食事はほとんど残す事がなく食べる事が出来ていた。便の付着が続く為、今年の4月に話し合いを行いランソプラゾールの副作用で便が緩くなっている事を疑い、医師に相談、ランソプラゾールの内服が中止となる。その後、便付着が減り始める。
 しかし、5月に入り少しづつ微熱傾向になり5月の末には一度37.8℃の熱が出る。クーリングのみですぐに下熱するが、熱発した後より少しづつ食事を残すようになる。6月初旬には週に3~4回、3割~5割しか食べれなくなる。微熱傾向も続いている状態である。

 ◆要因
 ①脱水なのではないか               ・・・微熱が続く
 ②胃もたれがあるのではないか        ・・・少量の嘔吐がある
 ③誤嚥をしているのではないか        ・・・鼻水、くしゃみ、口にため込むことがある
 ④食事の姿勢がよくないのではないか  ・・・食事中に右に傾く
 ⑤口腔ケアが不十分なのではないか   ・・・残歯があるが口腔ケアに対して嫌がる事が多い
 ⑥味覚が減退しているのではないか    ・・・食事は進まない
 ⑦食事に集中できていないのではないか・・・食事中に回りをきょろきょろし食事を見ていない

 ◆実施したケア
 ①に対しては、家族に相談し本人が好きだった飲み物を聞き、準備する。(甘酒・栄養ドリンク・リンゴジュース・ポカリ)
  → 十分に水分補給が出来始めた。

 ②に対しては、食事内容の確認を行い、排便コントロールの為に飲んでいたオリーブオイルを中止する。また、医師に相談しランソプラゾールとは別の薬としてファモチジンが処方されることとなる。
  → 食事が徐々に食べれるようになってくる。

 ③に対しては、
  ・トロミを付ける量を統一しポタージュ状と決定する。
  ・食事中にむせる事があれば無理をせず中止する。
  ・午前午後に毎日、酸素濃度の計測と肺音の確認を行う。
  → むせることが少なくなった。酸素濃度、肺音に問題なし。

 ④に対しては、体に力が入っていた為、食事前に体に触れマッサージを行った。また、体の傾きもあった為、ポジショニングの確認を行った。
  → 傾きが持続した為、食事中傾きがある時は都度姿勢の確保を行った。

 ⑤に対しては、歯科衛生士の指導の下、確実に口腔内を清潔にし、新たに食前にアイスマッサージ、唾液腺マッサージを取り入れ行った。
  → 一番効果があり、口動きが良くなり食事も進むようになった。

 ⑥に対しては、家族に相談し味の濃い、海苔の佃煮や梅干しを準備する。
  → あまり効果はみられなかった。

 ⑦に対しては、静かな環境を作り視界になるべく動く物(職員・入居者)が目に入らないように配慮する。また、一口毎に本人のの名前を呼び介助を行った。
  → 名前を呼んだ事によって食事と理解した時には口を開け食べてくれた。

 ◆結果
 以上のケアを行い、食べれるようになってきました。しかし、食事に対して意欲的に食べている様子ではなく時間をかけてゆっくり食べているので、今後も食べれなくなる可能性はあります。また、微熱も継続し、原因もはっきりしていないままなので継続してケアを行っていきたいと思います。

 今回のケースでは、アイスマッサージや唾液腺マッサージ、固くなった体に触れマッサージするなど介護の基本が大切であることを改めて感じることが出来ました。今後も、知識と技術を活かしつつも、入居者様に触れ、関わりながら小さな変化に皆で気づいていきたいと思います。
 
  

 

 (清流苑 相談員 佐藤和昭)

 次回は11月8日、熊本県益城郡 桜の丘さんです。

 よろしくお願いいたします。

※関連記事

◆毎週水曜日連載『全国高齢者研究会先進事例レポート』第50回 大声をあげ他の入居者から嫌がられているのを改善するケース(北海道鷹栖町 地域密着型特別養護老人ホームぬくもりの家えん)

◆認知症カンファレンスシートがV24になりました。ダウンロードしてお使いください。

◆かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)が発表されました。

2017年10月30日

毎週月曜日連載ハピネスオブライフ『暮らしの楽しみを求めて』第221回「私もできるよ!」(大分市 特別養護老人ホーム 清流苑)

全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。

 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

各施設は「ハピネス オブ ライフ (HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが、「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるよう取り組んでいます。

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今回は清流苑の「笑顔のために」の取り組みを紹介させて頂きます。

秋になり「芋ほり」を行いました。

重度化が進み近年では芋を掘る事の出来る方は少なくなり、職員が中心になり芋ほりを行い
入居者の方はその様子を見学する事が多くなっています。

そんな中、1名の入居者の方から

「私もできるよ!昔からしよったんやけん!」と声が上がりました。

職員間でどうしよう?と話になりました。

なぜならば 介護度4 98歳 車椅子生活 足の力はほとんど無い方だったからです。

他職種にも相談し、土の上に降りてもらい芋ほりをしてもらうことにしました。

Img_8554_3

「体が思うように動かん」「そこに芋があるのはわかるけど足が言う事をきかん」

と言い苦戦しながらも芋を掘ってくれました。掘った後はニッコリ。

Img_8561_2

このあとは土まみれでとても大変でした・・・

本人より「昔は収穫したらみんなに振る舞いよったわなぁ」

と話があり後日、芋で大分県の郷土料理の石垣まんじゅうを作ることにしました。

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「こうやって芋は切るんや」

「灰汁抜きに塩をもみこむんよ、そうすると色が変わらんでいいんよ」

「出来上がりをみるのに竹櫛がいるで」などいろいろ教えてくれました。

イキイキした表情がとても印象的でした。

ようやく完成!!

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出来上がりは本人が望むように、皆に配って回りました。

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「お金はいらんでタダよ」と笑顔でニッコリ。

取り組みを通して、重度化し介護度が高いから、高齢だから難しいだろう・・・、ではなく本人が「したい」と思う事は

リスクは考えながらも挑戦してもらえるように取り組んでいく事が大切だと改めて感じました。

それが本人の生活の豊かさや潤い、機能訓練になると思います。

今後も笑顔になれること「笑顔のために」を計画し取り組んでいきたいと思います。

 
 

次回 11月6日は、『 グループホームなごみの家 』 さんです。

よろしくお願いいたします。

( 大分県 清流苑 相談員 佐藤和昭 )

2017年10月25日

毎週水曜日連載『全国高齢者研究会先進事例レポート』第50回 大声をあげ他の入居者から嫌がられているのを改善するケース(北海道鷹栖町 地域密着型特別養護老人ホームぬくもりの家えん)

全国高齢者ケア研究会に参加する各施設では、トータルケアに取り組み先進的なケアを行っています。

 このブログでは、各施設での実践事例を「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート」として紹介しています。

 毎週水曜日掲載です。

 今回は北海道鷹栖町、地域密着型特別養護老人ホームぬくもりの家えんのレポートです。

大声をあげ他の入居者から嫌がられているのを改善したいケースについての報告です。
 

ケース検討は、基本的にICE(国際生活機能分類、International Classification of Functioning,Disability and Health)の考え方をベースに、BPSD治療アルゴリズム(「かかりつけ医のためのBPSDに対する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行っています。 

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◆基本情報

氏名    50
年齢    92
性別    男性

身長    157cm

体重    61.2kg
要介護度 3(認知症自立度Ⅱb)

既往 胆石 腰椎圧迫骨折 脳梗塞 アルコール依存症 糖尿病 認知症

心室ブロック 期外収縮 心不全

服薬 (朝食後)

    クラクティブ錠50mg(糖尿病治療薬)

    バイアスピリン錠100mg(抗血栓薬)

    カンデサルタン錠(降圧剤)

    テプレノン細粒100.5mg(胃粘膜保護)

   (夕食後)

    オメプラゾール錠20mg(胃酸の分泌を抑える)

    チアプリド錠25mg(向精神薬)

    (毎食後)

     ウルソデオキシコール酸錠100mg(胆石・肝臓病治療薬)
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「no50v24.pdf.xls」をダウンロード

◆課題

①日中、夜間の覚醒時、大声を出すことが多くイライラする。

◆経過
・平成14年の定年前よりアルコール依存症あり、定年後脳梗塞以降意欲も低下し筋力も低下する。虚言、作話も見られるようになる。平成194月転倒し腰痛が出る。同年11月初回のショートステイ利用になる。一日3合飲酒し、飴を一袋食べたり、偏食も多い。糖尿病もある。平成215月歩行困難も有り、同年齢の妻も介護に自信がなく入居になる。以前は歩行し今よりは穏やかだったが、平成277月心肥大、不整脈あり歩行訓練中止となる。その後だんだん、大声が出るようになり、多いときには日中80回程、夜間5回くらいの大声がでてしまう。他には、「ばかやろう」「ぶっ殺すぞ」コップをテーブルにぶつけるなどするようになる。他の入居者に迷惑がられている。

◆BPSD(行動障害)の要因

【要因①】空腹感からイライラしているのではないか。

・他の方のお膳の食事をとったりしてします。止めるように伝えると怒ってしまいます。

【要因②】痰が絡み出そうとして大声を出してしまうのではないか。

・食中、食中にむせているが酷くはない。

【要因③】職員の声のかけ方や周りのざわつきが影響しているのではないか。

・職員が盗食や大声で強く止めるように強く言ってしまう。

他の入居者も影響して大声を出してしまう。

◆実施したケア

①に対しては本人の望むときに飴(糖尿病に影響の少ないマービーの飴)を提示する。しかし、食事の盗食は増える。

②に対しては何にむせているかみる。

③に対しては職員のケア方法を優しく怒らず、目線を合わせて話すように徹底する。

また、朝食後よく眠ってしまうので、臥床の時間を設ける。昼食後はサブリビングで過ごしてもらう。眠ってしまうので夜間起きてしまうことがある。

これまでのケアでは大きく状況は変わらず、法人で行っている勉強会の際に相談する。そこで、一番には「チアプリド」(グラマリール)の錐体外路障害のジストニアで声が出ている可能性があるのではないかということを教えて頂き、医師に相談し今月の18日に中止しました。

まだ、止めたばかりで結果は出ていませんが2ヶ月ぐらい声の出方や夜間の睡眠、イライラ感をみていきたいと思います。

 ◆今後の課題

今回のケースはまだ結果が出ていませんが、もう少し薬の知識も増やし何を優先するかを考えること。また、大声を出すようになってから改善しないのにそのままにしている期間が長くなってしまったので、一度対応したとしても変わらないときは別の仮説を立て対応したり、他の方に相談することが大切だとおもいました。

(地域密着型特別養護老人ホームぬくもりの家えん 部長 谷本政美)

※次回は11月1日(水)大分県 大分市 特別養護老人ホーム清流苑さんです。

よろしくお願いいたします。

※関連記事

◆毎週水曜日連載『全国高齢者研究会先進事例レポート』第49回睡眠と休息により精神状態の低下を改善させた前頭側頭葉型認知症のケース(北海道美瑛町 GH虹)

◆認知症カンファレンスシートがV24になりました。ダウンロードしてお使いください。

◆かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)が発表されました。

2017年10月20日

◆毎月20日掲載 第179回 『高齢者のためのおいしいソフト食』 「鮭の若狭焼き」 特別養護老人ホーム 鈴鳴荘 大分県国東市

menu

・ ちらし寿司

・ 天ぷらの盛り合わせ

・ 鮭の若狭焼き

・ お刺身、なます

・ ほうれん草のお浸し

・ 吸物

・ フルーツゼリー


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鮭の若狭焼き

‐材料‐(1人分)

鮭            50g

酒            7g

薄口醤油        3g

みりん          3g

出し汁          25g

ソフティアG       0.5g


‐作り方‐

① 鮭に酒、薄口醤油、みりんを合わせた「若狭地」を塗って焼き、だし汁とミキサーにかける。

② 鍋に移して火にかけ、ソフティアGを入れて85℃以上になるまで加熱する。

③ バットにラップをしいた上に②を流し入れてキャンディー状に包み、冷蔵庫で冷やし固める。

④ 固まった③を切り分けて、天板にのせてからバーナーで焼き目を付け、お皿に盛り付ける。


ワンポイント

鮭に若狭地を塗ってあらかじめ味を付けているのであんをかけていません。かたさが気になる場合は鮭の味付けを薄くして若狭あんをかけるといいと思います。

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同日の普通食




特別養護老人ホーム 鈴鳴荘   栄養課  榎田 真弓

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重度化に対応した新アセスメントシート「トータルケア・アセスメントシート」完成版V2

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