2017年9月25日

毎週月曜日連載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』 第217回 「人の役に立つことが生きること」(鷹栖町 特別養護老人ホーム ぬくもりの家えん)

 全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ( HOL=Happiness of life)をケアの目的の一つとして提案しています。

 高齢者の笑顔ある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。 
 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。
各施設は、「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるように取り組んでいきます。

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北海道はすっかり秋です。まもなく紅葉がやって来ます。
ぬくもりの家えんにも小さいですが、畑があります。ここでは美味しい野菜をお年寄りと職員が一緒に作ります。最近は作物を作るのは難しくなってきた方も居るので食べるのが専門の方も居ます。

今回ご紹介するのは、楽しみの畑作りが継続し人の役に立つことが生きるということを支える環境とつながりの大切さです。

Aさんは今年5月にぬくもりの家えんと同じ法人さつき会で新設した「サービス付き高齢者向け住宅 ぬくもりの家 たかほ」に入居されました。
長年、生まれ育った地域で農業を営み作った野菜を子どもや孫、近所の方に振る舞うのが楽しみだったそうです。
Aさんは奥さんを亡くし、高齢になり、一人では買い物や食事の支度が大変になり、できるだけしっかりして環境が変わっても馴染める内にと入居をきめたそうです。

しかし、先日までは農家の大きな畑を作っていたAさん
急にすることがなくなってしまったのです。
残念ながら「サービス付き高齢者向け住宅 ぬくもりの家 たかほ」には畑がありません。

特別養護老人ホームぬくもりの家えんはサービス付き高齢者向け住宅と300~400メートルしか離れていません。畑は作っているのですが、重度化にともない入居者が畑作り作業をするのは難しくなってきており、職員がほとんどを行うようになってきました。

そうです。ここでお互いのニーズがあったのです。
サービス付き高齢者向け住宅のAさんに「畑が作れなくて困っているのですが手伝ってもらえませんか」と持ちかけたところ、すぐに「いいぞ!あんな小さな畑簡単だ」と言ってくれました。

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耕耘機の扱いは慣れたものです。

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6月に起こしていただいた畑に、地域のみなさんと一緒に苗を植え付けました

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これは枝豆です。沢山獲れました。

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収穫後の作業は小規模に通っているベテランの皆さまが担当です

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作業後にAさまが「今年の作業も終わったな。来年もできるかなあ~。元気でおらんとな」
「こうやって作ってみんなが喜ぶのがいいんだ」と言ってくださいました。

Aさんが春から秋までかけて作ってくれた畑では沢山の野菜がとれ、「サービス付き高齢者向け住宅 ぬくもりの家 たかほ」にもお裾分けしました。

Aさんがいつまでも元気に生きがいを持ち、私たちの師匠となってこの畑を作り、
一緒に美味しいものを食べ、「よかった」とみんなで笑える毎日を今後も作っていきたいと思います。

次回は10月2日、大分県、明治清流苑さんです!

よろしくお願い致します

鷹栖町 特別養護老人ホームぬくもりの家えん

課長補佐 森 ひろみ

2017年9月20日

◆毎月20日掲載 第178回 『高齢者のためのおいしいソフト食』 「敬老の日の行事食・松茸ご飯と冬瓜の水晶煮」 特別養護老人ホーム 鈴鳴荘 大分県国東市

menu

・ 松茸ご飯

・ お刺身3種盛り

・ 冬瓜の水晶煮

・ 茶碗蒸し

・ フロッピーヨーグルト(ももゼリー)

・ 紅白まんじゅう


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松茸ご飯

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‐材料‐

お粥(注:作り方参照)       200g

ソフティアU             1g

干椎茸                2g

人参                 15g


‐作り方‐

① 松茸のお吸い物をお湯で溶かしてザルで濾した吸物でお粥を炊く。(味を見て醤油や塩で味をととのえておく)

② ①が熱いうちにミキサーに入れ、ソフティアUを入れてミキサーにかけ、器に流し入れる。

③ 干し椎茸を水に浸して戻したものを鍋に入れ、ひたひたのだし汁と醤油、みりん(分量外)で下味を軽くつけて炊いておく。ミキサーにかけて、重量を計り、1%のソフティアGを入れて加熱してトレーにクッキングシートを敷いて薄く流し入れて冷やし固める。

④ 人参は皮をむいて、輪切りにしてからやわらかく茹で、だし汁とミキサーにかけて、重量の1%のソフティアGを入れて火にかけ、85℃以上になったら火を止めてバットに流し入れて冷やし固める。

⑤ 固まった椎茸と人参を型抜いてご飯の上にのせる。


ワンポイント

松茸は高価なのでお吸い物を利用して松茸風味をだし、飾るきのこも干椎茸を使用して作りました。



冬瓜の水晶煮

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‐材料‐

冬瓜(皮と種を除いて)  60g

出し汁           50g

砂糖            2g

みりん           2g

酒              3g

薄口醤油         3g

かまぼこ         10g


‐作り方‐

① 冬瓜は皮と種を除き、調味料で煮て煮物を作っておく。

② ①の煮汁ごとミキサーにかけてから鍋に入れて重量を計り、1%のソフティアGも入れて火にかける。85℃以上になったら火を止めて流し缶に入れて冷やし固める。

③ かまぼこをだし汁とミキサーにかけて鍋に移して重量をはかり、1%のソフティアGを入れて火にかけ、85℃以上になたら火を止めてバットに流し入れて冷やし固める。

④ 固まった冬瓜を切り分けて小皿に盛り付け、かまぼこも切り分けて上にのせる。




特別養護老人ホーム 鈴鳴荘   栄養課  榎田 真弓

2017年9月19日

毎週水曜日連載『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート』下剤脱却により、快適にお通じがでるようになったケース(東京都立川市フェローホームズ)

全国高齢者ケア研究会に参加する各施設では、トータルケアに取り組み、先進的なケアを行 っています。 
このブログでは、各施設での実践事例を「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート」として 紹介しています。  毎週水曜日掲載です。
今回は東京都立川市の特別養護老人ホームフェローホームズからのレポートです。
アルツハイマー型認知症(ケースのテーマ)の方へのケアについての報告です。
ケース検討は、基本的に ICF(国際生活機能分類、International Classification of Functioning, Disability and Health)の考え方をベースに、BPSD 治療アルゴリズム(「かかり つけ医のための BPSD に対応する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行ってい ます。 
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◆基本情報

氏名 46様
年齢 82歳
性別 女性
身長 140cm
体重 38.8㎏
要介護度 5
既往 高血圧症 高脂血症 糖尿病 白内障 骨粗鬆症
現病 アルツハイマー型認知症

服薬状況 朝 アゼプチン錠1㎎ 1錠
          カルフィーナ錠0.5ug 1錠
          プラパスタチンNa錠10㎎ 1錠
          トリクロルメチアジド錠1㎎ 1錠
          アロシトール錠100㎎ 1錠

「20170919.pdf」をダウンロード

◆課題
 排便がゆるく、下痢状のものが継続してみられる
 
◆経過
 
 在宅で弟のお嫁さんに面倒を見てもらっており、レスパイト目的でショート利用を継続したあ
 とに入所する
 若年期からの知的障害や認知症も相まって、介護に対する拒否があったり、静止しても
 かけ込むように食事を食べることがあり何度か窒息しかけている
 水分はあまり好まず、目安水分量をほぼ毎日下回っており、そのせいか排便も非常に硬く
 出にくい傾向にあったので、下剤を毎日服用していた。
 下剤が効きすぎてゆるい便が続くことが多く、不快感から弄便行為も見られていた
  

◆要因分析

 ①水分量が足りていないのではないか
 1日水分摂取の目標が1100ccに対し、平均摂取量が900cc~800ccであった
 ②運動が足りていないのではないか
 ベットと椅子に座っていることがほとんどで運動が足りていない状況であった
 ③腹部不快から介護拒否に繋がっているのではないか
 BPSDというより、腹痛から介護拒否に繋がっていると考えた
 

◆実施したケアと結果

 ①好みの水分を探り甘いものを主に提供、糖尿もあるので夜間も覚醒状態をみてお茶など
  カロリーが低い物もバランスをとって提供する。結果として平均水分が200cc~300cc
  アップする
  また、補助的にオリゴ糖を付加し、毎朝飲み物・ヨーグルトに混ぜて提供する

 ②運動量を増やすためにリビングまでの歩行を手引きににし、車椅子を使用しないように
   した
   また、生活のおいての移動も長距離でない限り手引きで歩行してもらうようにした

 ③総合記録シートを活用し、排便の傾向とトイレサインを探る
  結果として午前中に排便が出やすい事を把握、いきみ始めると排便のサインということが
  わかり適切にトイレ誘導が実施できるようになりました。腹痛がなくなったことから、介護       
  拒否も少なくなりました


 結果として毎日服用していた下剤が無くなり、毎日の排泄がご本人のストレスとならなくなり 
 ました
 水分量と運動量と補助的なオリゴ糖での改善は一見、セオリー通りの事例のように見えま
 すが、ご本人の介護拒否をBPSDではなく、下剤の影響ではないかと仮説を立て、すぐに
 行動に移したことで、入所して間もなく下剤をなくすことができたのは基本に忠実に向き合っ
 た現場職員と多職種の連携に他ならないと思います
 これからも、できれば下剤を使用せずに快適に排便ができるように多職種と連携を図りな
 がら利用者支援にあたりたいと思います
 

次回は9月27日(水)北海道市倶知安町羊蹄ハイツさんです。宜しくお願いします。

(東京都立川市 特別養護老人ホームフェローホームズ 仲野 泰蔵)

♦関連記事

◆ 毎週水曜日連載 『 全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 』 第45回 下痢が続き不快感のあったご利用者の内服薬を検討し笑顔を取り戻せた方のケース( 大分県国東市 むさし苑 )

2017年9月18日

◆毎週月曜日連載 『 ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~ 』第216回 朝来100円居酒屋 101回記念式典&イベント開催

全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

利用者の笑顔ある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。 
 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。
各施設は、「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるように取り組んでいきます。

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今回の当番施設であります、特別養護老人ホームむさし苑のハピネスオブライフは、弊法人、安岐の郷の小規模多機能型居宅介護施設「朝来サポートセンター 鈴鳴荘」で、毎月1回開かれている「100円居酒屋」が101回目の節目を迎え、記念イベントを開催しましたので、その様子を報告します。


小規模多機能型施設を開設するに当たり、開設準備室を立ち上げ、朝来地区全戸354件に聞き取り調査をしていきました。


「一人で誰とも話さない日がよくある・・・。ぼけてしまいそう・・・。人の集まるところに行きたい・・・」「まだ若いから困っていないけど、居酒屋のようなところがあったら、俺たちも行く・・・」このアンケート結果から始まった「100円居酒屋」は今まで一度も休むことなく8年4か月、9月9日の開催日に101回を数えることとなりました。毎回100人を超える方が参加されますが、今回は163人もの方が集まってくれました。

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イベント終了後の記念撮影です。 国東市長・大分県東部振興局局長さんも一緒です。次回の国東市の広報誌の表紙を飾る写真です。

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まずは、地域の皆様に感謝の気持ちをこめて、理事長挨拶。




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居酒屋応援隊の皆さんへ感謝状と居酒屋お食事券を贈呈。現在49人の応援隊の方が4班に分けて活動してくださっています。

合わせて、「地域消防団」、毎回日本酒を提供してくださる地元の造り酒屋「矢野酒造」様にも感謝状をお渡ししました。




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式典終了後は、まず、地元のご夫妻による「方言丸出し弁論大会」です。国東市長(前列右から3人目・大分県東部振興局局長(前列右から2番目)も座ってご観覧。



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楽しい弁論に笑いが絶えませんでした。方言の持つ温かみも伝わってきました。



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次は理事長の高校時代の先輩「きつきんバンド」の皆さんによる70年代のフォークソングで盛り上がりました。



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バンドに合わせて4曲を大合唱!!

この方は、居酒屋の常連さん。1度だけ寝坊してバスに乗り遅れ、100回出席です。今となってはこの1回の寝坊が悔やまれて仕方がないそうです。87歳で始まった居酒屋です。現在95歳。体が続く限り、居酒屋には来る!とみなさんに決意表明されました。ちなみに、北海道鷹栖町のさつき会さんへも90歳を超えて表敬訪問された方でもあります。(現在は小規模多機能にも登録をされ、薬の飲み忘れ防止の訪問などを受けられています)

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イベント終了後、いよいよ100円居酒屋のスタートです。

旬の素材を使ったバイキングや、地酒・焼酎を全て一皿100円でお楽しみ頂いています。食材の一部は、地域の方々のご厚意でいただいたお野菜を使っています。

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地元産の野菜直売コーナーもすべて100円です。



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居酒屋では地区の皆様へ送迎も行っているため、普段は中々会えない方に会えるのも楽しみの一つです。あちこちから、「久しぶりじゃな!元気にしちょつたかぇ」と再会を懐かしむ声が聞こえます。

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この日は、地元のテレビ局や新聞社などたくさんの取材がありました。市長さんも振興局局長さんも最後まで地元の方々と食事を楽しまれました。



朝来サポートセンターは、生徒数17人となり、廃校となった朝来小学校の校舎をそのまま引き継ぐ形で高齢者の施設として機能することになりました。


これまで、地域の中心としてあった小学校の灯を消してはいけない、との地域の方の熱い思いに応える形でスタートした朝来サポートセンターは、これからも地域の拠り所となれるよう、居酒屋を通して地域の皆さんにハピネス・オブ・ライフが届けられるよう、200回に向けて新たなスタートを切りました。

社会福祉法人 安岐の郷 理事長 髙橋 とし子


次回は9月25日(月) 北海道 鷹栖町 ぬくもりの家えんさんです。
 よろしくお願いいたします。

2017年9月13日

◆ 毎週水曜日連載 『 全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 』 第45回 下痢が続き不快感のあったご利用者の内服薬を検討し笑顔を取り戻せた方のケース( 大分県国東市 むさし苑 )

全国高齢者ケア研究会に参加する各施設では、トータルケアに取り組み、先進的なケアを行っています。

このブログでは、各施設での実践事例を「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 認知症ケース」として紹介しています。毎週水曜日掲載です。

ケース検討は、基本的にICF(国際生活機能分類、International Classification of Functioning, Disability  and Health)の考え方をベースに、BPSD治療アルゴリズム(「かかりつけ医のためのBPSDに対する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行っています。

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◆基本情報

氏名 45

年齢 87歳

性別 男性

身長 152cm

体重 47.8

要介護度 3( A2 Ⅱb )

既往 アルツハイマー型認知症、高血圧症、皮膚掻痒症、両肩関節周囲炎
   慢性腎臓病、慢性膀胱炎、前立腺肥大、逆流性食道炎

服薬状況( 朝食前 )ビオフェルミン錠 2錠      ( 整腸剤 )

    ( 朝食後 )ドネペジル塩酸塩OD錠5㎎ ( 認知症薬 )
                    バイアスピリン錠100㎎  ( 抗血栓薬 )
                    ランソプラゾールOD錠15㎎( 胃薬 )
          イリボーOD錠5㎎     ( 過敏性腸症候群薬 )

    ( 夕食後 )ハルナール錠0.2㎎     ( 前立肥大症治療薬 )

    ( 毎食前 )チアトンカプセル10㎎   ( 自律神経剤 )
          ストロカイン錠5㎎     ( 胃薬 )
          コロネル細粒83.3%    ( 消化器官用薬 )

    ( 頓服 ) ロペミンカプセル1㎎    ( 下痢止薬 )

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◆課題
    下痢症状


◆経過

・平成26年4月1日にグループホームに入所 入所前は独居

・平成27年3月頃より時々むせ込みがあり、3月26日の受診時に
 主治医に相談、逆流性食道炎の可能性があるとの事で、ランソプラゾールの
 処方あり。

・5月8日より少量ずつの下痢が日に4~5回出るようになり11日に受診し、
 下痢型の過敏性腸症候群の診断にてビオフェルミン錠の処方あり。

・下痢症状は改善せず回数も増える。15日の受診ではコロネル細粒83.3%と
 ロペミンカプセル1㎎の処方があるも一向に改善しなかった。

・7月19日の早朝に転倒され右大腿部頸部骨折にて入院。入院中も下痢が続き
  ロペラミド内服にて便秘となり中止になる。9月19日に退院されるが、
  10月4日頃より少しずつ軟便→下痢便と始まり改善の兆しがなかった。


◆要因分析

・物静かで真面目な几帳面な性格なため、今までの独居生活から集団生活と
 なり、それがストレスになっているのではないかと仮説をたてる。


◆実施したケアと結果

① 逆流性食道炎に対しては刺激物や油物を控えた食事を提供する。

② 下痢型の過敏性腸症候群に対しては消化のよい食事を提供し、コーヒーや
  繊維質な物・きのこ類を控えた。また、読書が好きで静かに読書ができる
  環境を作った。

・その後もあまり改善なく10月18日の泉田先生との勉強会でのカンファ
 レンスを行い、逆流性食道炎で処方されたランソプラゾールの副作用の
 可能性があるのではと助言をいただく。下痢が始まってからの記録を見返
 してランソプラゾールの内服1ヵ月後より下痢症状が出ている。逆流性食道炎
 下痢型の過敏性腸症候群の診断がついていたので、薬の副作用を見落としていた。
 主治医にすぐ現状を報告し、ランソプラゾールが中止となる。その後は下痢も
 止まり以前のように笑顔で穏やかに生活しています。

・勉強会の中でランソプラゾールはご利用者の多くの方が飲んでいるので、
 内服する薬の特性を知ることが大切と教わりました。
 今回のケースでは下痢型の過敏性腸症候群だからと決めつけてしまっていた
 事と、病院からの処方箋に記載されている副作用だけを見ていた事が見落と
 しに繋がりました。現在は新しく処方された薬については薬辞典を使い、
 処方箋に記載されていない副作用についても調べるようにしています。
 今後特養部門のように、何時からどの様な状態にあるのかをもう一度しっかりと
 記録の見直しを行いカンファレンスを行っていきたいです。この事例は2年前の
 事ですが、今現在も下痢等することなく穏やかに生活されています。また、勉強
 会で学んだこと薬辞典を必ず確認するようにしご利用者の方々が笑顔でいつまで
 も生活できるようにサポートしていきます。

・次回は9月20日(水)東京都 立川市 フェローホームズさんです。
 よろしくお願いします。


                ( さわやかクラブむさし苑 係長 江口 明日香 )
 


 

2017年9月11日

毎月10日掲載「熊本県甲佐町特別養護老人ホーム桜の丘のお昼ごはん」 第32回 敬老の日のお祝い膳

高齢者施設の一大イベント「敬老の日」が、近づいてきました。

いろんな行事が予定されているかと思います。

各施設の栄養課でも、お祝い膳を何にしようか、悩まれている頃ではないでしょうか?

今回は、「敬老のお祝い膳」を紹介します。

旬の食材や、昔からお祝いの時に食べられていたメニューを取り入れました。

季節を感じたり、昔を思い出しながら、楽しい時を過ごしていただきたいと思います。




<献立>

栗ごはん

鮎の塩焼き

蓮根まんじゅう

きゅうりときのこの中華和え

ゆで卵のすまし汁

いちじくのコンポート


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栗ごはん


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<材料>  1人分
 
米       50g

栗       15g

塩       0.3g

ミョウバン  少々


<作り方>

①米を洗って水切りをしておく。

②栗は皮をむき、水に10分ほどつけ、あく抜きをする。

③沸騰したお湯にミョウバンを入れ、栗を入れひと煮立ちさせる。
  ザルにあげ、さっと水で洗い流す。

④炊飯器に米と水切りした栗、塩、分量の水を入れ、軽く混ぜて炊く。




秋の味覚の一つ「栗」。

写真は、桜の丘で採れた栗です。

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栗を一晩水につけておくか、3分程度ゆがくと、皮がきれいに剥けます。

ミョウバンで下処理することで、栗の色が鮮やかになります。





鮎の塩焼き

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鮎は、桜の丘のある甲佐町の特産品。

鮎料理が出ると、「今日はご馳走ね~、今日は何の日かい?」との声が聞かれます。




蓮根まんじゅう


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<材料>  1人分

蓮根        70g

長芋        10g

エビ         1尾

塩           少々

(A)だし汁     30cc

  しょうゆ     2cc

  みりん      2cc

水溶き片栗粉   適量


<作り方>

①蓮根は、皮をむき、酢水につけておく。(変色を防ぐため)
   水気を切り、すりおろす。
  長芋も皮をむき、すりおろす。

②エビは、殻をむいて背わたをとり、小さく切る。

③ボウルに①と②、塩を入れ、よく混ぜる。

④食べやすい大きさに丸め、電子レンジで5分加熱する。

⑤(A)の調味料を鍋に入れ、煮立ったら水溶き片栗粉でとろみをつける。

⑥器に④を盛り、⑤のあんをかける。




蓮根のもちもち感がおいしい、蓮根まんじゅう。

長芋を加えることで、なめらかさが加わります。

揚げることもできますが、軟菜食の方にもそのまま提供したいと思い、電子レンジで調理しました。(大量調理の場合、スチームコンベクションで蒸す)

みじん切にした蓮根を加えると、また違った蓮根まんじゅうを楽しむことができます。

素揚げした蓮根と、もみじの生麩を飾りました。





ゆで卵のすまし汁


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熊本では、お祝いの時やお正月やお盆など、人が集まるときに
よくゆで卵のすまし汁を作ります。

いちじくのコンポート


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<材料>  1人分

いちじく      1個

赤ワイン     5cc

砂糖        5g



<作り方>

①いちじくは、洗ってヘタを取る。

②鍋にいちじくを入れ、赤ワイン、砂糖を加え、いちじくがひたひたになるくらいまで
   水を入れ、火にかける。

③沸騰したら落とし蓋をして、弱火で30分ほど煮る。




旬のいちじくを赤ワインで煮詰めた、甘さ控えめの一品です。

皮をむいて煮ると、軟菜食の方もそのまま提供することができます。



特別養護老人ホーム 桜の丘  管理栄養士  川本里江


※関連記事
毎月10日掲載 「熊本県甲佐町特別養護老人ホーム桜の丘のお昼ごはん」 第31回 「暑い夏を乗り切る!第2弾」 チキン南蛮 ・ 冬瓜とカニのくず煮 ・ 冷やしぜんざい

毎週月曜日連載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』 第215回 「愛情という万能薬」(足寄町社会福祉協議会)

全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

利用者の笑顔ある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。 
 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。
各施設は、「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるように取り組んでいきます。

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今回は家族の絆を通して学んだ例について、紹介させて頂きます。

 

Aさんはとても笑顔の素敵な女性です。

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事業所にあるウサギの置物が好きな方でした。そして家族仲が良く、娘さんがほぼ毎日来所されていました。娘さんはAさんが寂しくないようにぬいぐるみと、みかんが好きだからと差し入れに持ってきてくれていました。みかんにはメッセージが書かれており、内容は「頑張ってね」、「おはよう」、「ひ孫ができました」などと感謝、励ましの言葉や近況報告などでした。みかんのメッセージはAさんと介護員の楽しみになっていました。

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そんなAさんが、食事中に溜め込みや、ムセなどがでてきて自分で食べる事が難しくなり、食事量が低下してきました。娘さんは、「母の好きなものは○○だよ、調子が悪い時には○○なら食べる」とAさんの好みの味付けを教えてくれました。私達は、娘さんの手作りのお弁当なら、食べてくれるのではないかと考え、提案すると快く引き受けてくださり、早速、翌日から朝と昼と作ってきてくれました。お弁当にはAさんの好物がたくさん詰まっており、娘さんからお弁当を受け取る時には、温かく、出来立てを食べて欲しいという娘さんの思いや、愛情が感じ取れました。するとAさんはムセが減り、食事量も増えてきました。私達は、娘さんの愛情はどんな薬よりも良い万能薬だと感じて心が温かくなりました。

 

 

その後、Aさんは入院してしまい、入院中に嚥下機能が低下し、飲み込む事ができなくなってしまいました。医師から、「今後、嚥下は無理だと考えますが、事業所に戻ったら食べれるようになるかもしれない。奇跡にかけてみましょう」と退院が決まりました。

 

 

 

 そして事業所に帰ってきたときに職員が出迎えました。

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病院では無表情だったAさんは職員を見てニコッと笑ってくれました。そして退院した日、Aさんはゼリーを食べる事ができました。

 

 

 

その姿を見て娘さんは「ばあちゃん、食べれたね」と笑顔で目を潤ませながら喜んでいました。娘さんは毎日、事業所に来て、来所する時にははぬいぐるみと一緒に手紙を添えてきており、「ばあちゃん大好き、ありがとう」と、お母さんに対する感謝の言葉と愛情が溢れたものでした。代読した介護員が涙をこらえる事ができない内容に、家族愛を改めて感じました。

 

 

 

 

 

そして施設に来て1ヶ月後に大好きな家族、ぬいぐるみ、介護員に見守られながら息を引きとりました。枕元に大好きなうさぎの置物を置くと「ばあちゃんが好きなうさぎを持ってきてくれてありがとう」と言ってくれました。

 

 

 

Aさんを通して感じたことは愛情が何よりもの万能薬なのではと言うことです。嚥下機能が低下してきたが娘さんのお弁当は食べると言うこと、みかんのメッセージ、感謝の手紙、ぬいぐるみなど家族の絆や愛情が感じられるものに囲まれて、過ごしてきました。その姿を見て、思いやりや優しさ、愛情が、どんなに大切な事なのか学ぶ事ができました。

 

 

 

最後にAさん一緒にここで生活してくれ、家族愛によりみんなを幸せな気持ちにしてくれてありがとうございます。ゆっくり休んでくださいね。

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次回は9月18日、大分県、むさし苑さんです!

よろしくお願い致します

足寄町社会福祉協議会

介護員 池田亮磨

2017年9月 8日

◆毎週月曜日連載 『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』 第214回 「孫がやっている店に行きたい!」 本別町社会福祉協議会 小規模多機能型居宅介護 清流の里 (北海道 本別町)

 全国高齢者ケア研究会では、「ハピネスオブライフ(HOL=Happiness of life)」 をケアの目的の1つとして提案しています。

 利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネスオブライフ(HOL=Happiness of life)」がケアの目的だと考えています。

 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネスオブライフ(HOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

 各施設は、「ハピネスオブライフ(HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが「穏やかにそして笑顔で」暮らしていただけるように取り組んでいます。

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 今回は、清流の里で継続的に取り組んでいる 「夢かなえ」 の取り組みを紹介させていただきます。

 清流の里では、登録利用者さんが 少なくとも年に1回 取り組む 「夢」 を自分で決めてもらっています。
 
 Aさんは現在、104歳。 小規模多機能型居宅介護に併設する住宅で独居生活をしています。 状態的には施設入所も不思議ではないのですが、本人と家族の希望は 自宅に近い環境である住宅で、できる限り暮らし続けたいと考えています。
 お孫さんも面会など頻繁に来てくれており、家族との関係が途切れることなく、生活できています。

 今回紹介するAさんの「夢」は、「孫がやっている店に行きたい」です。
 お孫さんは、町内で喫茶店を経営しており、Aさんは「行ってみたい」と常々思っていたそうです。

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お孫さんが経営している喫茶店です。 とてもいい雰囲気です。

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頑張ってスプーンで食べようとしています。

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やっぱり 手 でいきます。 甘いものが大好きです。 満足そうです。


 清流の里は住宅を併設していることもあり、登録利用者が重度化してきています。
 重度化対応には基礎介護力向上が欠かせませんが、同時並行的に「笑顔」「喜び」を感じてもらえるようなケアへの取り組みが必要です。
 今後も無理せずコツコツと取り組んでいきたいと考えています。

 次回は 足寄町社会福祉協議会さん です。 よろしくお願いいたします。

(本別町社会福祉協議会 事務局次長 大河内 寛)




2017年9月 6日

◆毎週水曜日連載 『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート』 第44回 入浴前から拒否があり入浴時も抵抗していた方が穏やかに入浴できるようなったケース (大分県大分市 特別養護老人ホーム明治清流苑)

全国高齢者ケア研究会に参加する各施設では、トータルケアに取り組み、先進的なケアを行っています。
このブログでは、各施設での実践事例を「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 認知症ケース」として紹介しています。
毎週水曜日掲載です。
今回大分県大分市の特別養護老人ホーム明治清流苑からのレポートです。
 入浴前から拒否があり入浴時も抵抗していた方が穏やかに入浴できるようなったケースです。
ケース検討は、基本的にICF(国際生活機能分類、International Classification of Functioning, Disability  and Health)の考え方をベースに、BPSD治療アルゴリズム(「かかりつけ医のためのBPSDに対する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行っています。
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◆基本情報

氏名 44様
年齢 82歳
性別 女性
身長 135cm
体重 52.0㎏
要介護度 3
既往 小脳出血後遺症 高脂血症 第5腰椎すべり症
   骨粗鬆症 高血圧症
現病 アルツハイマー型認知症

服薬状況 朝 ノルバスク錠2.5mg 1錠
       ラシックス錠20mg 1/2錠
       アリセプト錠3mg 1錠
       ユベラNカプセル100mg 1カプセル
       ムコスタ錠100mg 1錠
       イーケプラ錠500mg 1錠
  
     夕 ユベラNカプセル100mg 1カプセル
       ムコスタ錠100mg 1錠
       ユリノーム錠50mg 1錠

       眠前 ベルソムラ錠15mg 1/2錠

Nc_44_2「nc_44.pdf」をダウンロード

◆課題
 入浴に拒否があり大声を上げることや介護抵抗がある
◆経過
・20年前に夫がなくなり独居生活を送っていたが10年ほど前から娘と同居している。
在宅サービスを利用しながら生活していたが、5年前に転倒し入院後、老健、小規模多機能を経て平成29年3月に明治清流苑に入所する
・もとは穏やかな性格だったが、現在は夕方にかけて不隠になることがあり自宅に帰りたがる言動が多い。
・入浴の声かけをした時から拒否があり着脱時も抵抗がある。湯船につかると落ち着く。
・テレビを見る場所へのこだわりが強く、常に同じ場所にいる。
・飴が好きでいつも食べたがっている。

◆BPSD(行動障害)の要因分析
アルツハイマー型認知症との診断がされているが、認知症カンファレンスシートを使用し要因を確認していく中で、前頭側頭型認知症の傾向があることが考えられたためその対応を検討していく。

1、入浴に伴うリビングから浴室の移動が本人にとっては大きな環境の変化になるため抵抗感があるのではないか
2、記憶力の低下により、入浴の呼びかけが本人にとっては突然に感じられるのではないか

◆実施したケアと結果

①前日から「明日は入浴する」との声かけを行い本人が安心できるようにする
 前日から介助の時などに声かけをすることで、当日に入浴に誘った際も穏やかな口調で会話ができている。浴室への誘導もスムーズに行えている

②入浴の声かけから入浴介助までの一連の介助を一人の職員が行うようにする
 声かけ時から「私が入浴のお手伝いをしますよ」と話し、浴室内には他の職員が入らないようにした。対応する職員が変わらないことで安心している様子がある。

③浴室にて好きな音楽をかける
 毎回同じ曲を流すことで本人も手拍子をとりながら歌を口ずさむなど機嫌よく入浴していた。

④入浴後に飴とお茶を用意する
 以前は入浴後に日によっては飴を希望することがあったが、入浴後に必ず飴とお茶を用意するようにしている。入浴後に飴を食べながらゆっくりと過ごしていただくことが習慣化されてきた。

 あらかじめ声をかけることなどにより、当日本人に入浴のことを話してもわかっている様子が出てきている。声かけ時に拒否することもあるが「今日は入らんでー」と以前のような強い口調ではなく穏やかに答えることが増えている。
 更衣時も抵抗なく、自ら服を脱ぐことや協力動作が増えてきている。
 
 認知症カンファレンスシートを使用することで、身体的要因に着目しケアの可能性を検討できました。44様の穏やかな生活が継続していけるようにして行きたいと思います。

次回は9月13日(水)大分県国東市むさし苑さんです。宜しくお願いします。

(大分県大分市 特別養護老人ホーム明治清流苑 安東 斉和)

※関連記事

◆毎週水曜日連載 『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート』 第43回 食事を口に溜め込んでしまう方が認知症カンファレンスシートでていねいに検討し食事量が増えたケース (東京都 足立区 特別養護老人ホーム 千住桜花苑)

◆認知症カンファレンスシートがV24になりました。ダウンロードしてお使いください。

◆かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)が発表されました。

2017年9月 5日

◆ 社会福祉法人における総合事業の展開 ~住民参加型介護予防の取り組み~

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今年5月、鷹栖町にサ高住にフィットネス倶楽部・地域食堂を併設する新たな介護予防拠点ができました。

フィットネス倶楽部コレカラには、理学療法士が1名常勤しており、 運動指導やレッドコード教室などの教室運営(鷹栖町総合事業)を行っています。

そんな中、理学療法士以外にも、
フィットネス倶楽部コレカラを運営していく上で欠かせない方々がいるのをご存知でしょうか?

それは・・・

「コレカラサポーター」の皆さまです。

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コレカラサポーターとは、
機械の使用方法などまだまだ不慣れな利用者に対して、説明をしてくれたり、
時には盛り上げ役となって、利用者同士の会話や笑顔を引き出してくれる
住民ボランティアの方々のことです。

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現在、17名のコレカラサポーターの皆さまにご協力頂いています。
8月28日に、「第2回コレカラサポーター養成講座」開催され、8名の方が参加してくださいました。

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参加者の多くは、フィットネス倶楽部コレカラのベテラン利用者で、
「自分が不慣れなときにサポーターのお世話になったので、私もそのような方の力になりたい」という理由で講座に参加してくれた方もいました。

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講座終了後、さっそくサポーター活動予定表に名前を記入してくださいました。
中には、翌日から活動して頂ける熱心な方もいらっしゃいました。

サポーターの皆様のお陰で、利用者さんたちは楽しく、安心して運動することができています。

住民同士が支え合う「互助のちから」なくして、介護予防を進めていくことはできません。

フィットネス倶楽部コレカラで生まれた「互助のちから」がどんどん大きくなり、鷹栖町全体の元気を創っていければと思います。


北海道鷹栖町 デイサービスセンターはぴねす・フィットネス倶楽部コレカラ

  理学療法士 大河原和也

2017年9月 2日

◆ 祝!第37回老人福祉施設研究発表会 優秀賞受賞

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8/30~31 第37回老人福祉施設研究発表会が札幌市で開催されました。

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全道から介護福祉士・相談員・看護師・理学療法士等、29組が日頃の実践・研究成果を発表。

約180名の参加者が熱心に発表に耳を傾けました。


今年度、さつき会からは、以下の3組が発表者として参加しました。


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①演題『デイサービスに必要な生活行為向上リハビリテーション』
  発表者 デイサービスセンターはぴねす 理学療法士 大矢敏之

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②演題『健康管理を多職種協同で取り組んで』
  発表者 特別養護老人ホームぬくもりの家えん 課長補佐 森ひろみ  主任 室橋綾乃

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③演題『本人の思いと在宅生活を支えるために~重度化に対応したケアマネジメント~』
  発表者 介護センター さつき苑 ケアマネジャー 佐藤 恭子

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その中で、デイサービスセンターはぴねす 理学療法士 大矢敏之 の発表が特に優れた実践と研究と評価され優秀賞を受賞しました。

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この受賞は、平成24年度から「元気を創るデイサービスセンター」をコンセプトに、サービス内容と環境の変革に挑み、ご利用者も職員も楽しく活気にあふれる事業所づくりに取り組んできたスタッフの努力の賜です。

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今回の受賞を励みに、これからも「楽しみながら元気を創るデイサービスセンター」を目指し、チーム一丸となって努力していきます。

北海道鷹栖町 特別養護老人ホーム鷹栖さつき苑施設長 波潟幸敏

2017年9月 1日

◆大事な記事 デイサービスの制度改正 居宅介護支援事業所の集中減算廃止の可能性

しばらくこの記事をブログのトッップに掲示します。

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 次の制度改正で居宅介護支援事業所の集中減算が廃止される可能性が高まったと考えていています。

 居宅介護支援事業所の集中減算がなくなると何が起こるかはわかりますよね。

 高齢者ケア研究会の各施設のみなさんは集中減算がなくなったときの状態をシミュレーションしてください。

 ケアマネージャーを増員する必要がある施設もあるでしょうし、デイサービスの運営改善のスピードをあげていく必要がある施設もあるでしょう。

 詳細はお会いしたときにお話しいたします。

 また、デイサービスの報酬が下がる可能性が高まったと考えています。

 試算したところ、報酬額の3〜4%あたりが可能性が高いのではないかと考えています。

 次年度の予算作成の参考にしてください。

 試算の詳細等もお会いしたときにお話しいたします。

(泉田照雄)

※関連記事

◆7月23日、北海道鷹栖町で「第5回全国地域包括ケア研究会」が開催されました。

◆原宿 カフェ・カイラのパンケーキ カロリーとか考えちゃダメだぜ。

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 原宿を歩いていたら、「ただいまならお並びいただかなくても入店できます」という看板を持っている人を見かけた。

 ハワイ風のパンケーキが有名で、休日には必ず行列ができるというカフェ・カイラのスタッフだった。

 アイスクリームのトッピング、メープルシロップ、生クリームをかけると「カロリーなんて考えちゃダメだぜ」というパンケーキができあがる。

 胆のうや胃のことは忘れて、たっぷりかけて食べる。

 ははは、おいしい。

 平日は行列ができない日もあるのかな?

 (泉田照雄)

※関連記事

◆食欲が落ちてきた夏場にぴったりの玄米スイーツ! 甘くて冷たいのでおいしくて食がすすむ 玄米アイスクリーム 

2017年8月28日

毎週月曜日連載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』 第213回 「白旗食堂の六ヶ月」(特別養護老人ホーム 桜の丘 熊本県甲佐町)

全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

利用者の笑顔ある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。 
 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。
各施設は、「ハピネス オブ ライフ(HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるように取り組んでいきます。

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昨年4月に発生した、熊本地震。

桜の丘のある甲佐町も大きな被害を受け、町内のあちこちに仮設住宅ができました。

地震復興支援として、桜の丘ができることはないか・・・、

施設長から「仮設団地で食堂ができないだろうか?」と提案されたとき、栄養課も「やりたい!」と返事をし、仮設団地の集会所「みんなの家」で地域食堂をオープンすることになりました。

 

食堂をオープンする仮設団地は、町内の仮設団地の中でも百戸と入居者数が一番多い、白旗仮設団地です。

地域食堂の名前は「白旗食堂」。

毎週火曜日 12:00 オープンです。
食数は15食分準備、メニューは桜の丘の昼食と同じで、1食400円です。



 ▼毎週火曜日に白旗食堂がオープンする「みんなの家」

 
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 ▼白旗食堂のオープンを知らせる看板

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 ▼
団地内のボランティアの方々も一緒に、オープンまでの準備を手伝って下さいます。

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食堂ではまず、食券を購入していただきます。

食券の販売も、ボランティアの方々が

「俺たちに任せて」と手伝って下さいます。






最初は、「白旗食堂」を受け入れてもらえるか不安でしたが、ボランティアの方々や仮設住宅に入居されている桜の丘元職員に助けられ、8月でオープンから半年が過ぎました。

初めは、試行錯誤で余裕がなかったのですが、少しずつなじみの関係ができ、
「貝汁が食べたい」「カレーライスが食べたい」などとメニューをリクエストされるようになり、私たちも要望に応える余裕ができてきました。

とくにカレーライスをリクエストされたときには、「カツカレーにしたい」とわざわざカツを持参してくれた方がいたことは印象に残っています。

 

 ▼食事中の様子です。

 
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 会話が弾み、いつも笑い声が絶えません。

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 月に1、2回、デザート(コーヒー付100円)を販売します。
 この日は、桜の丘職員手作りのチーズケーキでした。


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 デザートは男性の方にも人気で、外のテラスで楽しまれています。



 夏休みに入ると、子供たちの利用もありました。


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 「みんなの家」は木造のおしゃれな建物で、壁には、団地内の子供たち作った折り紙が飾ってあります。

 温かみのある場所で食事が出せるので、私たちも毎回楽しみに出かけています。


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体験学習に来ていた地元の高校生たちも、手伝ってくれました。

 
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「孫みたい」と笑顔で喜ばれ、高校生も
「楽しかった」「いい経験ができました」と喜んでくれました。


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 困難な状況の中にもかかわらず、食事をきっかけに食堂に集まる方々はいつも笑顔。
 そんな皆さんに支えられながら、白旗食堂を皆で一緒に作り上げていることに私たちも喜びを感じています。

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次回は、9月4日 北海道本別町、本別町社会福祉協議会さんです。 
 よろしくお願い致します。

 特別養護老人ホーム 桜の丘

 管理栄養士  川本里江


※関連記事

♦毎週月曜日掲載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』第212回100歳の誕生日に歌う御詠歌(特別養護老人ホームガリラヤ荘 愛媛県 東温市)

2017年8月26日

◆霧ケ峰高原 ころぼっくるひゅって 霧ヶ峰の地下水で淹れたコーヒー。

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 取材で長野県にある霧ケ峰高原へ行きました。

 車山リフトで車山の山頂(標高1925メートル)に登り、車山湿原までのんびりとトレッキング。ころぼっくるひゅってまで歩きました。

 ころぼっくるひゅってでは、霧ケ峰高原の地下水で淹れたコーヒーを飲むことができます。

 一杯一杯サイフォンで淹れてくれます。

 スッキリとしたとっても美味しいコーヒーです。

 小雨の中を歩いてきたので、コーヒーで生き返りました。

 幸せな気分になりました。

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(泉田照雄)

※関連記事

◆空港においしいカフェがあることの幸せ 高松空港のカフェラテ

«◆毎週水曜日連載 『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート』 第43回 食事を口に溜め込んでしまう方が認知症カンファレンスシートでていねいに検討し食事量が増えたケース (東京都 足立区 特別養護老人ホーム 千住桜花苑)

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