2017年5月31日

◆新しい記事は下にあります。2017年6月24日、東京で人材確保の取り組みについての情報交換会を開催します。独自の取り組みもそろそろ限界かもしれません。情報交換から何かしら状況改善のヒントをつかめればという思いから開催します。

しばらくこの記事をブログのトップに掲示します。

新しい記事は下にあります。

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 介護現場の人材確保は年々きびしさを増しています。

 今年は一段と難しくなるのではないかと予想しています。

 大卒人材の求人倍率も上昇していますしね。

 全国高齢者ケア研究会に参加している各施設では、以前からさまざまな取り組みを進めています。

 成功した人材確保の取り組みについての情報交換会を2017年6月24日に東京で開催いたします。

 今回、情報交換会を開くのは、全国高齢者ケア研究会としては初めてです。(来年は地域包括ケアの大きなフォーラムを開催しますので行わないと思います。)

 施設がそれぞれに努力を続けていたのですが、いよいよ限界かなぁという強い危機感からの開催です。

 僕の中に日本各地で見聞きした成功事例がたまってきていますので、それをみなさんと共有したいという思いもあります。

 各施設が置かれた地域性はまったく違います。

 東京都市部もあれば、九州の過疎地もあります。

 観光地が地域内にありパート職員の採用がほぼ困難な場所にある施設もあれば、看護学校を運営している施設もあれば、人材育成センターを運営している施設もあります。

 在留フィリピン人のネットワークを活用しているところ、人材派遣会社を積極的に活用しているところ、広告代理店を使って職場PRのビデオや写真集を作ったところ、外国人労働者を受け入れているところなど、多くの施設が独自のノウハウを持っています。

 そして今、施設それぞれにブレイクスルー(行き詰まりの状況を打開すること)が必要な状況です。

 ブレイクスルーに必要なのは、情報収集とオープンマインドです。

 開かれた心で情報を収集し、開かれた心でこだわりを捨てて考えて、行動してみることが重要なのではないでしょうか。

 「これさえやれば問題解決!」というような魔法はありません。

 でも、「こんなことで違うのか」「こういう資料があるとよいのか」という情報はたくさんあります。

 ブレイクスルーのヒントがつかめることを期待しています。

 参加対象者は、各施設の施設長、理事長、部長クラスです。

 置かれた環境も抱える課題が違ったとしても、何かできることが見つかるのではないかという思いで多くの施設が参加します。

 フォーラムではないので一般の聴講者はいません。

 研究会はクローズドで行いますが、若干の余裕がありますので、共感いただける参加希望の方はコメントでその旨をお知らせください。

 追ってお返事いたします。

 現地集合、現地解散です。

 現地への地図等の提供もありません。

 各自で交通、宿泊などを確保してご参加ください。

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 人材確保の取り組みの情報交換会

 1 開催日時 2017年6月24日 (土) 13時00分〜17時00分

 2 開催場所 内田洋行 新川本社 地下1階会議室

          〒104-8282 東京都中央区新川2-4-7

          TEL03-3555-4072(広報部)

          新川本社の地図等のホームページ

      http://www.uchida.co.jp/company/corporate/bases_1.html

 3 参加費 8000円(当日お持ちください)

 4 プログラム 高齢者ケア研究会各施設の人材確保の取り組み

(泉田照雄)

※関連記事

◆人材確保戦略 戦略がある施設とない施設で2極化が進んでいます。来年度の人材採用が終わった法人と採用ゼロの施設があります。


◆上士幌すずらん荘 スタッフ確保のために職員住宅を準備。大好評です。

2017年5月 1日

毎週月曜日連載 『 ハピネスオブライフ ~ 暮らしの楽しみを求めて ~ 』 第197回 「 みんなでお出かけ 」 大分県 大分市 特別養護老人ホーム 明治清流苑

 全国高齢者ケア研究会では、「ハピネス オブ ライフ HOL=Happiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

 利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネス オブ ライフ HOL=Happiness of life)」が、ケアの目的だと考えています。

 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネス オブ ライフ HOL=Happiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

 各施設は「ハピネス オブ ライフ HOL=Happiness of life)」を目標に、お年寄りが、「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるよう取り組んでいます。

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 入居者5名とそのご家族と職員でお花見を予定していましたが、暖冬のため桜の開花が例年より遅くなり、ショッピングに変更し出かけることにしました。

 

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              玄関前で記念撮影。

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 フードテラスで一休み。

 甘いものを食べ話も弾みます。

 皆さんで外出できたことで和気あいあいと楽しく過ごすことができました。

 今回参加された方の中には入居以来初めての外出になる方もおり、ご家族も大変喜ばれておりました。

 次回5月8日は、『 北海道の美ヶ丘敬楽荘  さんです。

 よろしくお願いいたします。

 大分県 明治清流苑 相談員 安東斉和 


※関連記事

毎週月曜日連載 『 ハピネスオブライフ ~ 暮らしの楽しみを求めて ~ 』 第196回 「 食べたいものを作ろう! 」 北海道 鷹栖町 特別養護老人ホーム ぬくもりの家えん

2017年4月29日

◆風車のある丘 アートの島 瀬戸内海小豆島 

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 取材で瀬戸内海の小豆島を訪ねました。

 オリーブや映画『二十四の瞳』のロケ地として知られています。

 オリーブの丘公園には、風車のある丘があり、ここからの眺めは絶景です。

 寒霞渓も絶景なので、ロープウエイに乗って頂上まで行ってみることをオススメします。

 小豆島は瀬戸内国際芸術祭の会場にもなっています。

 会期中はアートが島中に展示されます。

 次回は2019年。

 下の写真は、ワン・ウェンチーのオリーブの夢。

 中に入ることもできます。

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 作品の中で座っていると、不思議な気持ちになります。

 干潮の時だけあらわれる岬と島を結ぶ道「エンジェルロード」も絶景です。

 春と秋が小豆島を訪れにはいい季節だと思います。

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(泉田照雄)

※関連記事

◆小豆島で瀬戸内国際芸術祭を見てきました。 醤油サイダーとオリーブ・コーラもあります。

2017年4月28日

◆ほぼ毎週木曜日掲載 今週の本&DVD 『フィッシュ・オン』 開高健 新潮文庫

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『フィッシュ・オン』 開高健 新潮文庫

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 釣り好きの人は大雑把に2種類に分かれるような気がする。

 一つは、とにかく魚を釣りたい人。

 大きいもの、たくさん、珍しいもの、種類多くなど、こだわりはさまざまだけど、とにかく魚を釣ることが好きという人たち。

 もう一つは、魚を釣るだけでなく、釣りをしている「時間を楽しみたい人」だ。

 仕掛けを手作りしたり、釣りの合間に山菜を採ったり、釣った魚を料理したり、釣りのあとのキャンプが好きなんて人もいる。

 開高健はたぶん後者だ。

 アラスカ、スウェーデン、アイスランド、西ドイツ、ナイジェリア、フランス、ギリシャ、エジプト、タイと世界各地での釣りとその前後のエピソードが書かれている。

 読んでいて、「釣りは趣味と道楽の中間ぐらいがいいな」と思った。

 ガチガチの趣味になるのもどうかと思うし、ひどい道楽になるのもどうかなと思う。

 もちろん人それぞれでいいんですけどね。

 趣味のように知的、専門的な感じがする時もあれば、道楽のようにいい加減なところもある。

 その両方を行ったり来たりしながら、「釣り」を楽しめたらなぁと思う。

 今年もシーズンまであと少し。

 大物が釣れるといいなぁ。

(泉田照雄)

※関連記事

◆北海道で釣り。波潟さん59センチ、安倍さん50センチ、イズミダ45センチのニジマス。竿が2本折れる。

 

2017年4月26日

◆毎週水曜日連載『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 認知症ケース第26回 夜間の幻覚・夜間の大声が軽減したケース(大分県 特別養護老人ホーム百華苑) 』

全国高齢者ケア研究会に参加する各施設では、トータルケアに取り組み先進的なケアを行っています。

このブログでは各施設の実践事例を「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート」として紹介しています。

毎週水曜日掲載です。

今回は大分県大分市の特別養護老人ホーム百華苑からのレポートです。

夜間の幻覚、夜間の大声がみられるケースについての報告です。

ケース検討は基本的にICF(国際生活機能分類、International Classification of functioning Disability and Heaith)の考え方をベースに、BPSD治療アルゴリズム(「かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン第2版」所収)に沿って行っています。

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◆基本情報

氏名 26様

年齢 85歳

性別 女性

要介護度 4

身長 140cm

体重 38kg

BMI 19.4


◆既往歴

糖尿病、低血糖、高血圧、虚血性心疾患、両目白内障OP、腰部脊柱管狭窄症、帯状疱疹、左膝変形性膝関節症、高脂血症、慢性胃炎、難治性逆流性食道炎


◆服薬

ニコランマート錠5mg 夕1錠(冠血管を拡張する)

ラニチジン錠150mg 夕1錠(胃酸を抑える)

クレストール錠2.5mg 夕1錠(血液中の脂質量を下げる)

イソコロナールRカプセル20mg 夕1個(心臓の負担を少なくする)

アゾセミド錠30mg 朝1錠(利尿作用)

ネシーナ錠25mg 朝0.25錠(血糖を下げる)

ドパコール配合錠L100 朝1錠(パーキンソン病治療薬)

酸化マグネシウム錠330mg 朝昼夕1錠(緩下剤)

アスパラカリウム散50% 朝夕0.6g(カリウムを補う)

センノサイド錠12mg 夕2錠(刺激性下剤)


◆課題

①夜間の「男が来た」「家が燃えてる」「餅をついてる」等の幻覚

②夜間の大声


◆経過

ショートステイ利用を経て平成26年6月に百華苑に入所されました。

入所してからの2年間、幻覚や大声は月1回程度でしたが、28年の7月以降増え続け、多い時では月に7回も症状が現れるようになりました。


◆認知症カンファレンスシート

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認知症感ファレンシシートのダウンロードは以下からどうぞ。

「case26.pdf」をダウンロード



◆BPSD(行動障害)の要因の検討

①夜間の幻覚について

すくみ足、振戦、動作緩慢、姿勢反射障害(体のバランスが取れず、ふらつきや転びやすくなる等の症状)等のパーキンソニズムや筋の固縮、睡眠時異常行動等、レビー小体型認知症特有の症状が出ている。

既往歴にはないが、レビー小体型認知症によるものではないかと仮説を立てました。

②夜間の大声について

レビー小体型認知症の症状である睡眠時異常行動ではないかと仮説を立てました。


◆検討したケア内容・実施したケア内容と結果

①夜間の幻覚について

意思疎通がとれる方なので、幻覚は病気による症状であることを看護師から説明し、少しでも不安感が軽減できるようにしました。

また、幻覚の出現時に「病気による症状なので心配しなくて大丈夫」と繰り返し伝えました。

②夜間の大声について

「ワァー!」「キャー!」等の大声は出ていましたが、手足をバタバタ動かしたりベッドから落ちるような大きな動きは見らませんでした。

周囲の利用者様からの苦情もなかったため、見回りを増やし、もし起きていた場合は安心するように体をさすったりして入眠を促がす対応をしました。

①②共にレビー小体型認知症によるものと考え、状態を医師に詳しく報告し、ドパコール配合錠(パーキンソン病治療薬)が2錠に増量になりました。

上記の対応を行った結果、夜間の幻覚・夜間の大声共に徐々に回数が減っていきました。

しかし、全くなくなったわけではなく、今でも月に数回幻覚や大声が聞かれることがあります。

今後は現在の対応を継続しながら、他にも要因がないか多職種で検討していきたいと思います。

(特別養護老人ホーム百華苑 衞藤 みゆき・高田 亮)

次回は5月3日(水) 北海道北見市 光の苑さんです。

よろしくお願い致します。

※関連記事

◆毎週水曜日連載『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 認知症ケース 第25回 テーブルを叩きつづける行為が前頭側頭葉変性症のケアで軽減したケース ( 東京都 フェローホームズ )』

◆認知症カンファレンスシートがV23にバージョンアップしました。ダウンロードしてお使いください。

◆かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)が発表されました。

2017年4月25日

◆沖縄久米島 海洋深層水で育てた新鮮プチプチの「海ぶどう」

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海ぶどう。

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養殖中の海ぶどう。

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 取材で沖縄の久米島へ行きました。

 久米島の特産品のひとつに海ぶどうがあります。

 海ぶどうの収穫を体験し、採れたての海ぶどうを食べてきました。

 訪ねたのは、久米島海洋深層水開発株式会社。

 久米島の沖2.3キロ、深さ612mから汲みあげた海洋深層水を使って海ぶどうを育てています。

 海ぶどうはプチプチっとしたキャビアのような食感がする海草です。

 グリーンキャビアとも呼ばれているそうです。

 球状の房が果物のブドウに似ているので、海ぶどうと名付けられたみたいです。

 採れたての海ぶどうはとにかくプチプチです。

 東京の料理屋で食べるのとは、はりが違います。

 久米島の海ぶどうは一級品だけを出荷しています。

 久米島へ行ったら、ぜひ食べてみてくださいね。

(泉田照雄)

※関連記事

◆沖縄久米島 米島酒造(よねしましゅぞう) 手作りの焼酎メーカー ラベルも手で貼っています。

2017年4月24日

毎週月曜日連載 『 ハピネスオブライフ ~ 暮らしの楽しみを求めて ~ 』 第196回 「 食べたいものを作ろう! 」 北海道 鷹栖町 特別養護老人ホーム ぬくもりの家えん

 全国高齢者ケア研究会では、「ハピネスオブライフ(HOLHappiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

 利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネスオブライフ(HOLHappiness of life)」がケアの目的だと考えています。

 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネスオブライフ(HOLHappiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

 各施設は、「ハピネスオブライフ(HOLHappiness of life)」を目標に、お年寄りが「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるように取り組んでいきます。

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北海道もやっと春がやって来ました。桜はまだ堅いつぼみです。

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 入居者と職員の会話で、

 Aさん「お好み焼きとか食べてみたいね」

 Bさん「私はスパゲティーが好きだよ。食べたいね。ケチャップ入れてね」

 と話が盛り上がりました。

 職員が「では、みんなで作ってみませんか」と提案し、昨年度、「手作り昼食会」を2回実施しました。

 職員は張り切ってポスターまで作りました。

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 今まではおやつを作ったことはありましたが、食事を作ったことはありませんでした。

 包丁を持っても全く危険はなく、昔どおり上手に千切りができています。

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 立つことができない方も座って、できることをしていただきました。 

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 職員も一緒に料理をします。

 職員の方が手つきがアヤシイ?

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 盛りつけもしていただきました。

 彩りを考えて盛ってくださいます。

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 できあがりました。昔ながらの味付けで大盛り。とっても美味しかったです。

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自分で作ったからでしょうか、満足そうな笑みが浮かんでいます。

「どんな味になったかな、大丈夫かな」と一口。

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「おいしい!おいしい!」「また、ときどきやりたいわ」「楽しかった」の声が飛び交い、みんな笑顔でした。

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 みなさんの笑顔を見てつくづく実施してよかったなぁと思いました。

 私たちも楽しかったです。

 楽しみや喜びのある生活ができるよう今後も取り組んで行きたいと思います。

 次回は大分県明治清流苑さんです。よろしくお願いいたします。

(特別養護老人ホーム ぬくもりの家えん 室橋綾乃)

※(関連記事)

毎週月曜日連載 『 ハピネスオブライフ ~ 暮らしの楽しみを求めて ~ 』 第195回 「 今年も地区の文化祭におじゃましました! 」 国東市 特別養護老人ホーム むさし苑

2017年4月22日

◆採れたてのキクラゲを初めて食べました。コリコリ感が違います。

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採れたてのキクラゲ。

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 大分県国東市むさし苑の高橋施設長から、キクラゲをいただきました。

 釣りや取材であちこちの山を歩いていますが、乾燥されていない、採れたてのキクラゲを初めて見ました。

 カラカラの乾燥キクラゲにくらべると、水分はしっかりと残っています。

 それでもパサパサな感じはします。

 食べた時の食感は、まったくちがいます。

 かなりコリコリです。

 硬めの昆布くらいかな。

 ブニュブニュではありません。

 けっこうクセになります。

 味はしないかな…。

 食感を楽しむものですね。

 栄養価は食物繊維、ビタミンD、鉄が豊富なんだそうです。

 イズミダはキクラゲが好きなので、栄養があるのは大助かりです。

(泉田照雄)

※関連記事

◆見たこともない巨大マツタケ! 北海道は秋の気配。

2017年4月21日

◆ほぼ毎週木曜日掲載 今週の本&DVD 『九十歳。何がめでたい』 佐藤愛子 小学館

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『九十歳。何がめでたい』 佐藤愛子 小学館

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 46万部突破の大ベストセラー、ゲラゲラ笑って元気が出るという帯に引かれて、手にとってみた。

 最初のエッセイを読んだ瞬間に笑ってしまった。

 ヤケクソな感じがうちのばあさんみたいではないか?

 祖母は相当な傑物で、病院が大嫌い。

 84歳で庭の池に落ちて右耳の聞こえが悪くなったが、病院へは行かず、耳たぶをグリグリとまわすという自己流のマッサージで治した(と本人は言っているが、実際は治っていない)。

 ゴホッゴホッ、グエッ〜と言いながら(グエッ〜はとくに朝に多かった)両切りピースを85歳まで吸っていた。

 心筋梗塞で救急車で病院に搬送され、ようやっとやめた。

 親戚のあいだでは、「あのばあさんがタバコをやめるくらいだから心筋梗塞は相当苦しいものなんじゃないか、怖いね〜、気をつけないとね」と噂になった(みなさんばあさんの遺伝子を持っている)。

 あんとんね(大丈夫とか大したことないという意味の千葉の方言)、バカじゃないのが口癖。

 何があっても、「あんとんね、あんとんね」(だいたい2回繰り返す)か「バカじゃないの」ですましてしまう。

 うちのばあさんみたいだという親近感から、あっという間に読みました。

 佐藤愛子先生がうちのばあさんみたいになってしまったのは、あとがきに詳しいですが、年齢のせいです。

 老年期うつ病になりかかっていたみたいです。

 そこからの「開きなおり」(本人はヤケクソと言っていますが)がおもしろいです。

 歯に衣を着せぬヤケクソ感がたまりません。

 ヤケクソっていうのは年寄りの特権かもしれませんね。

 年寄りのヤケクソを見てみたいという方はぜひどうぞ。

 イズミダはとっても楽しかったです。

 もちろん真似できる芸当ではありません。

(泉田照雄)

※関連記事

◆ほぼ毎週水曜日掲載 今週の本&DVD  『103歳になってわかったこと』 篠田桃紅 幻冬社 

2017年4月19日

◆BPSDのある方のケアの参考になります。「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 認知症ケース」が大好評。毎週水曜日掲載。

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 毎週水曜日に掲載されている「全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 認知症ケース」が好評です。

 BPSDが出ている方の介護、看護を行う上で参考になるケースが掲載されています。

 BPSDへの介護、看護のポイントは、要因を考えることです。

 何が要因となってBPSDが出ているのかを検討します。

 看護部門、栄養部門、介護部門、相談部門など、多職種で検討することも大切です。

 医療との連携も重要です。

 要因を分析し、その要因にあった対応が適切であれば、BPSDは軽減していくはずです。

 4月12日に掲載されたフェローホームズのケース、4月5日に掲載されたむさし苑のケースはすばらしい実践です。

 ぜひ読んでください。

(泉田照雄)

※関連記事

◆毎週水曜日連載『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 認知症ケース 第25回 テーブルを叩きつづける行為が前頭側頭葉変性症のケアで軽減したケース ( 東京都 フェローホームズ )』

◆毎週水曜日連載『全国高齢者ケア研究会先進事例レポート 認知症ケース 第24回 体を虫が這っているという訴え(幻視、知覚異常)や不眠が改善したケース ( 大分県 むさし苑 )』

2017年4月18日

◆上野公園の桜が満開でした。

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 上野公園の桜が満開でした。

 今年は事務所近くの千鳥ヶ淵へは行くことができませんでした。

 外国人観光客がたくさんいました。

 昔は外国人観光客なんでいませんでした。

 イズミダが子供の頃は、傷痍軍人がアコーディオンをひいていたし、ホームレスがたくさん暮らしていました。

 今はそういう人たちはあまり見かけない(傷痍軍人なんていませんよね)。

 フォークギターを弾いているおじさんとかアンデスの楽器を弾いている人はいます。

 桜の木の下で大勢の人が酒を飲んで楽しそうに騒いでいました。

 わずか2時間くらいの散歩でしたが、心が落ち着きました。

(泉田照雄)

※関連記事

◆事務所の近く 皇居千鳥ヶ淵の桜満開。

2017年4月17日

◆ 毎週月曜日連載 『 ハピネスオブライフ ~ 暮らしの楽しみを求めて ~ 』 第195回 「 今年も地区の文化祭におじゃましました! 」 国東市 特別養護老人ホーム むさし苑

全国高齢者ケア研究会では、「ハピネスオブライフ(HOLHappiness of life)」をケアの目的の一つとして提案しています。

 利用者の笑顔のある暮らし、喜びを感じられる毎日を「積極的に」つくりだすケアのことです。

 入居者の痛みや苦しみをやわらげおだやかに暮らしていただくことをめざす「平穏ケア」と「ハピネスオブライフ(HOLHappiness of life)」がケアの目的だと考えています。

 毎週月曜日に全国高齢者ケア研究会のメンバーで行われている「ハピネスオブライフ(HOLHappiness of life)」の取り組みを紹介していきます。

 各施設は、「ハピネスオブライフ(HOLHappiness of life)」を目標に、お年寄りが「穏やかでそして笑顔で」暮らしていただけるように取り組んでいきます。

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 毎年恒例の、武蔵糸原地区住民主催の糸原文化祭に今年も参加させていただきました。

 この文化祭は、今年で46回目の開催となります。

 地区子供会の子供たちが歌ったり、習字の作品を展示したり、老人クラブの方々は風景写真を展示したり、婦人会は食べ物を販売したりと子供から高齢者まで色々な方が色々な形で参加しています。

 むさし苑もご利用者が作った作品の展示と、文化祭の中で一番盛り上がるイベントのカラオケ大会に、むさし苑のパフォーマー2名が参加させていただきました。

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・観客の前でも緊張せずに歌っていました。

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・得意の演歌を安岐の郷の法被を着て披露しました。「 ま~つりだ!祭りだ!祭りだ!~ 」

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・間奏の途中にお菓子の詰め合わせのおひねりを頂きました。嬉しそうです。happy02

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・二人が歌い終え地区の方からは拍手喝采でした。good

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・デイサービスとグループホームご利用者の皆さんが作った「ちりめん細工」と「アクリルたわし」などの手芸作品を展示するブースも作って頂きました。

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・応援に来ていただいたグループホームのご利用者の方と記念写真camera

 これからも地区の皆さんとの交流を積極的に行い、ご利用者も地区の行事に参加し交流することで糸原地区とむさし苑の関係をより深いものにしていきたいと思います。


 むさし苑では今年もご利用者の感染症は発症ゼロでした。特養のご利用者は冬の間の外出を控えて春が来るのを待ちわびていました。

 春になり暖かくなりましたので、色々な場所に外出し、ご利用者とたくさんの思い出を作っていきたいと思います。

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・永松新施設長自宅のしだれ梅の前で、はぃポーズ!happy01

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・苑庭の桜の前で写真撮影camera

 今年は日帰り旅行や故郷訪問を計画しています。また、ハピネスオブライフにて
報告したいと思います。

 次回は、北海道 鷹栖町 ぬくもりの家えんさんです。よろしくお願いいたします!


( 特別養護老人ホーム むさし苑 市原 弘資 )

※関連記事

 ◆毎週月曜日連載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』第194回「2人でいること」 (足寄町社会福祉協議会 高齢者等複合施設)

2017年4月15日

◆4月11日に掲載された足寄町小規模多機能居宅介護が書いた「ハピネス オブ ライフ」に感動しました。医療-介護連携のお手本のようなケア&ケアマネジメントです。

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 4月11日の足寄町小規模多機能居宅介護が書いた「ハピネス オブ ライフ」に感動しました。

 小規模多機能居宅介護のモデルとなった宅老所の人たちが行なっていたケア(ケアマネジメント)です。

 こういうケア(ケアマネジメント)をやってもらいたくて小規模多機能居宅介護という制度を作りました。

 医療-介護連携のお手本となるケースでもあります。

 福岡市の宅老所よりあいの下村さんや栃木ののぞみホームの奥山さんのことを思い出しました。

 当時(20年前)は、「医療-介護連携」という言葉などなく、病院から強引に連れ戻してきてましたけどね。

 ぜひ読んでください。

(泉田照雄)

※関連記事 足寄町のハピネスオブライフは下からジャンプできます。

◆毎週月曜日連載『ハピネスオブライフ~暮らしの楽しみを求めて~』第194回「2人でいること」 (足寄町社会福祉協議会 高齢者等複合施設)

◆ほぼ毎週金曜日掲載 今週の本&DVD  『ふれあい 認知症物語』 後藤博孝 南日本新聞開発センター

2017年4月14日

◆新しい年度になり、うれしい報告が届いています。新年度前のリーダーの言葉の重要性。

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 年度が終わり、トータルケアを実施している研究会の各施設からはうれしい知らせが届いています。

 目標の稼働率を達成することができた。

 総のべ入院日数を減らすことができた。

 職員の離職が減った。

 職員が年間を通して一人も辞めなかった。

 すべての職場で常勤職員が5連休をとれるようになった。

 常勤職員が明けの休みを入れると8連休をとることができた。

 入院者がゼロの月が3日月あった。

 こういうお便りはうれしいですね。

 よい結果が出たときにしておくと、もっといいことが起こることがいくつかあります。

 一つは、喜びを分かちあうことです。

 全体会議やスタッフ会議や部課長会議などで、理事長、施設長が心あたたまる、今年度もやってみようと元気が出るスピーチをしてください。

 現場スタッフの心が動くようなスピーチはリーダーの大切な仕事です。

 リーダーの言葉はチームをまとめるのに重要ですよ。

 くれぐれも100円のアイスを配ったり、500円の入ったポチ袋を配ったりしないでくださいね。

 「1年間の成果がアイスかよ!」「1年間がんばって500円…」となりますからね。

 努力してよかったと思えるような「実のある言葉」が大切です。

 年度の終わり、年度の始まりはチームを結束させる重要なチャンスです。

 まさかぼんやりと年度の終わり、始まりを迎えていないですよね。

 2つめは、自分たちの成果を他の施設と比べないことです。

 高齢者ケア研究会に参加している施設の中には、他の施設が真似できないような結果を残しているところがあります。

 自分の施設よりよい結果を残しているところがたくさんあるかもしれません。

 くれぐれも他の施設と自施設の結果を比べないこと。

 稼働率が91%から94%になったのなら、その結果を素直に喜び合うこと。

 入院者が2ヶ月間ゼロになったことを喜ぶこと。

 喜びあうことは、もっとがんばろうというエネルギーになります。

 自分たちの施設が、これまでよりもよくなったのなら、そのことを喜んでください。

 3つめは、今年度の目標を立てること。

 新しい目標は少しレベルアップする程度がいいですね。

 成果をみなさんで喜んで、エネルギーを充填してくださいね。

(泉田照雄)

※関連記事

◆ほぼ毎週水曜日掲載 今週の本&DVD 人づくりの重要性 『指導者の器』 山下泰裕 日経BP社

2017年4月13日

◆ほぼ毎週木曜日掲載 今週の本&DVD 研究会の若手のみなさんへ 40代の壁 その3 壁の超え方 行き詰まったときにどうするか?  『邪悪なものの鎮め方』 内田樹 文春文庫

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『邪悪なものの鎮め方』 内田樹 文春文庫

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 40代になってくると、「ブレークスルー」しなければならない状況に陥ることが増えてくるような気がします。

 例えば、どうやっても職員の離職が止まらない。

 稼働率が上がらない。

 何年もケアの質が上がらない。

 何年も下剤の服薬率が下がらない。

 何年も認知症の方の抗精神病薬の服薬率が下がらない。

 新卒職員が集まらない。

 特別養護老人ホームの待機者がいない。

 チームをまとめることができない。

 こういった状況に陥っているのに何も行動しない場合は論外ですが…。

 若い頃にがむしゃらに努力していたのとは違って、明らかに今までと違う状況だなとか、初めてのシチュエーションだなといったことが起こります。

 明らかにという部分が大事で、何かが違う、初めてだということがはっきりとわかるんですよね。

 行き詰まっているのにぼんやりとしている人はこれまた論外ですよ。

 ブレークスルーというのは、行き詰まりを打開すること、突破することですから、ブレークスルーしなくてはならない状況というのはかなり難しい状態です。

 この本の266ページにこう書いてあります。

 《「ブレークスルー」は「向上心」とは次元が違う。》

 そうなんですよね。

 自分の知識の足りなさや能力の足りなさを認めて、向上心を持って一所懸命勉強しても打開できないときが、ブレークスルーが必要なときです。

 困っちゃいますよね。

 でも、そういうときってあるんです。

 困ったなぁというときが。

 イズミダにも何度もありました。

 そんなときは、自分の考え方を捨てて、新しい考え方、物の見方をするとブレークスルーできることがあります

 考え方を変えてやってみよう。

 原則を変えて行動してみよう。

 新しいやり方で行動してみよう。

 40代になると自分の考え方、原則が少なからずできあがってきます。

 自分の考え方、原則で、30代に小さな成功(これを小成と言います)をつかんだのでしょうから、成功をつかんだやり方にこだわるのは当然です。

 しかし、繰り返し説明しているように、40代になると、自分の考え方、原則で行動していたのでは課題が解決できないことがあります。

 ここが別れ道です。

 自分の考え方、原則でやってきて行き詰まっているのだから、それを変えなくてはならないはずです。

 でも、変えられずに(自閉的になり、誰とも相談せずに)状況を打開できないまま時間だけが過ぎていく。

 苦しいですね。

 考え方を変えるには、こだわりを捨て、オープンマインドになることが必要だと思います。

 自分より経験のある人の話を聞いたり、自分の考え方のよしあしを友人に相談したりしますよね。

 なにしろ行き詰まっているんですから。

 でも、できないみたいです。 

 そうそう、大事なことを書き忘れていました。

 40代になってそれなりの役職になると、自分から意見を聞くようにしないとアドバイスはもらえなくなってきます。

 考え方を変えられずに行き詰まった人たちをイズミダはたくさん見てきました。

 たいていの場合、本人は行き詰まったと感じていません。

 自分のこだわり、考え方が状況にあったものだと疑っていませんから、なんだかうまくいかないくらいに思っているか、人のせいにしてるか(例えば上司の施設長や理事長、例えば部下の部長や課長)、一所懸命に自分なりのやり方でこれまで以上に努力を重ねています。

 266ページにこう書いてあります。

 《小成は大成を妨げるというのは甲野先生(泉田註・古武術家の甲野善紀)のよく言われることであるが、それはほんとうで、(中略)「原則的に生きる人」はある段階までは順調に自己教化・自己啓発に成功する(泉田註・小成するってことです)が、ある段階を過ぎると必ず自閉的になる。

 そして、どうしてそうなるのか、その理路が本人にはわからない。

 これだけ努力して、これだけ知識や技能を身につけ、これだけ禁欲的に自己制御しているのに、どうして成長が止まってしまったのか。それがわからない。だから、ますます努力し、ますます多くの知識や技能を身につけ、ますます自己制御の度合いを強めてゆく。

 そして、知識があり、技能があり、言うことがつねに理路整然とした「幼児」が出来上がる。

 若い頃にはなかなか練れた人だったのが、中年過ぎになると、手の付けられないほど狭量な人になったという事例を私たちは山のように知っている。彼らは怠慢ゆえにそうなったのではなく、青年期の努力の仕方をひたすら延長することによってそうなったのである。

 これを周囲の人の忠告や提言によって改めることはほとんど絶望的に困難である。》

 行き詰まったときに「ブレークスルー」できるかどうか、40代が分かれ道のような気がしています。

 内田樹がブレークスルーするときのポイントと考えていることは、「『ディセンシー』(礼儀正しさ)と、『身体感度の高さ』と、『オープンマインド』」だそうです。

 イズミダもそう思います。

 まずオープンマインドと礼儀正しさを身につけ、人に相談する、人の意見を聞くといいのではないでしょうか。

 イズミダもそうしています。

(泉田照雄)

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